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あっ!拉致られた!

もう少し書いて見ようかなぁ、なんて思ったり

 マルチ型身体補助装置が市販されるようになって一ヶ月経つがマルチ型身体補助装置による事故は絶えなかった。それも装着者が怪我をするのでは無い、装着者が怪我をさせているのである。装着者が何を考えているのかは分からないが、日本各地で我を忘れたかのように暴れ続けている。暴れているのはごく一部の人間のみで全体の1%程の様だが装着した者は必ず一度は暴れているらしい。もちろんすぐに装置の回収が行われたがほとんどがそれに応じず暴行を奮うなどの被害が出た。そして装着者はいつのまにか、反日本軍と名乗る団体を作り圧倒的な力で東京を制圧し近畿地方を我が物とした。マルチ型身体補助装置は感情により力を出すため感情が高ぶっている者達にとっては国の一つ落とすだけなど簡単なのかもしれない。反日本軍は土地と報奨金以外に何も要求しなかった。それほど余裕を見せた戦いだったのである。



===

 俺の朝は変わらない、朝6時に起きだらだらと朝食を取りのんびりと学校えと向かう。東京ではなんか一ヶ月前ぐらい前に大規模な暴動が起きたらしいがすぐに治さまったらしい。治まってても治まって無くても日本の中心、このド田舎には関係の無い話ではあるが、しかし不思議なことに暴動から一週間後近畿地方には立入禁止となり、さらにその二週間後には丸で目隠しをするかのように巨大な壁が作られた。あれはいったい何なのだろうか…なんて考えてると目の前に巨大な車…というかバスが止まった。ここはバス停でも無いしなぁ…するとバスから人が下りてきて

「…乗れ」

とだけ言う。意味も分からずおどおどしてると

「乗れって意味がわかんねぇのか?!」

急に切れた?!なんて思ってると懐から拳銃を取りだし一発脅すように、ダンッッ!と撃ち、あごでバスに行けと言う。さすがにこれにはビックリで両手を上げてバスの中に入る。何か鼻につくような酸い臭いがする。そして1番前の空いた席に着く。というかそこ以外は全て埋まっているようだった。しかも皆目隠しと手足を縛られてる用だ。少ししたら先ほどの男もバスに乗り込んできた。そして俺の前に来て、無理矢理目隠しと手足を縛ってきた。その後、男は誰かに電話をしてからバスを動かし始めた。

 しかしこれはどういう状況なのだろうか…バスが走りはじめてしばらくすると

「ねぇ……ねぇ…」

隣からとても小さい声で話し掛けられた。声からして女の人の様だ。というか聞き覚えがあるような声だ。そしてどうやら俺が思ってた以上に周りが見えてなかったらしい。隣にどんな人が居るかすら見えてなかったなんて…

「…はい、なんでしょうか…」

「なんでしょうか…かぁ、となると君も連れていかれる側だね?」

「…そうですね、ただ多分このバスは高速道路で西の方に向かってます。」

「………?どうしてもそう思うの?」

「俺がバスに乗った所からインターが見えましたから、多分そこに入ったと思います…」

自信は無いが…

「ふぅん…」

それきり彼女は黙ってしまった…そのままバスに揺られもうどんだけたったのだろうかという頃、バスは止まり足のロープだけ外される。そして引っ張られてまた何かの椅子に座らさせられる。鉄の脚と木で出来たの小さめの椅子、それに同じ素材の机…まさか…学校?ここまで来てどっきり落ち?バスの中でテレビでは映せない様なキラキラシーン※車酔いがあったのに?なんて考えてたら、続々と人が入って来る。丁寧に一人づつ入れている用だ…そして手のロープが切られる。

「よし、みんな手の拘束はとけたか?じゃあ目隠しを外してくれ!」

言われた通り目隠しを外す…確かに見たことの無い場所だ。しかし何の施設かはわかる。そこは間違いなく学校だった。窓は塞がれているが教室の全ての席にうちの高校の生徒が座わっている、学年とかは全く統一されている様子は無いが…

これが俺の新しく始まる新生活…そしてここから戦争に巻き込まれて行くことを誰も知らない。

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