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夢ネタ短編集

灰色のスライム「灰色じゃなく鈍(にび)色と呼べ!」

作者: 霧谷水穂

夢に見たスライムをそのまま書いてみました。


やや加筆していますが内容は夢に忠実に書きました。


白と黒だから名前をシークにしてみたいと思います♪


気に入っていただけたら幸いです。

 まず言っておく。


 スライムは弱いという認識は間違っていると俺は思う。


 俗に言われる「弱いスライム」は透明に近いやつの事だ。


 彼らは生を受けたばかりの赤ん坊だ。

 それを人族はよってたかって殴る。


 まあ彼らが手当たり次第に色々食べて行くのを怖がるのかもしれないが、それは力を求める本能であるから大目に見て欲しいくらいだ。


 人族をかじるとはついぞ聞かないしな。


 そして俺はにび色のスライムだ。

 風属性魔法(白)と無属性魔法(黒)を習得したのでこの色になった。

 もう一度言う、にび色だ。灰色じゃないぞ!!

 まるでもうすべて終わった後みたいな感じがするから。、その色の呼び方は嫌いだ!!

 近い色ではがね色があるが、あれは青(水属性魔法)が混じってるから若干俺の色とは違う。


 魔法を覚えたスライムは体型は丸いまま色が変わる。

 物質を取り込んで己の体質にしたスライムは形が変化していく。


 自然系魔法は元素を取り込めば習得出来る。

 水とか草とか石とか風とかな。火は人族の近くにしかないから習得が難しいらしいがな。


 それに比べて難しいのが無属性。

 該当の魔法を何度か身体に受ける必要があるのだ。

 全部の自然系魔法を習得すると自然と習得出来るらしいがめんどくさかったのでやめた。


 俺が持ってるのは【獣使役】【盾防御】すごいだろ?

 ひたすら人族の獣使いと戦う日々……懐かしいな。


 それ魔法じゃないだろって突っ込んだのは誰だ?!【使役】は魔法だぞ?

 使役した獣の五感を自分にフィードバックできる。すごく便利な魔法だ。


 そして【盾防御】も覚えた。

 まあこれは確かに魔法じゃない。装備品にかけて防御力を上げられるスキルだ。

 身体にかけることも出来る。


 始めは隠れた岩とかにかけてたが、効率を考えて良い装備を探した。

 そして今の装備になる。


挿絵(By みてみん)


 白金に黒い皮で表面をコーティングされたソレは俺の体の色と合っていてお気に入りだ。

 名前を【巨人のバングル】と言う。


 本来は巨人が腕につけるものだが俺はスライムだし被っている。

 見た目はヘッドホンを後ろに背負っているような感じだ。


 現在はそのバングルの端に中型の猛禽類が止まっていて、俺が歩いていてもおとなしくしている。

 風属性と相性がいいから俺はおもに鳥を使うな。


  ――――――――――---‐


 そして今、俺は村に来ていた。

 人族のではない。スライムの村だ。


 ここはどちらかといえば大きな方だ。


 カラフルなスライムたちが沢山闊歩している。


 頭が水晶みたいにとがっている奴とか、

 岩を体中に貼り付けたような奴とか、

 浮かんでいて細い触手で地面につかまっている風船みたいな奴とか、

 腹の中が光っている奴とか、

 頭に文字通り花が咲いている奴もいた。


 俺はここに仲間を探しに来たのだ。

 戦闘でも物おじしない奴がいいな


 俺は仲間が見つかるであろう期待に胸を膨らませていた。


20151107初評価いただきました!!嬉しいです!!ありがとうございます!!!


20151212とうとうユニークアクセス数100回に到達!

短編なのでまんま100名様と思いありがたく……(感涙)

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