人工魔術師達の輪舞曲

11年前の夜、孤児院から攫われた皆木 静(みなき せい)は、さらった老人が呼び出した捩れた竜の炎の洗礼を受けて、魔術師として覚醒した。高等魔術師の義父に引き取られて、魔術師協会の友人たちと見習いとして励む静だったが、その彼にある事件への協力が要請される。ただの見習いにすぎない自分への依頼に困惑する静であったが、その事件は11年前の自分へと繋がっていた。人生を歪められた、【人工魔術師】達の悲喜劇が始まる。※結構グロテスクな描写のある現代ファンタジーものです。苦手な方はお気をつけください。※第2章完結しました。第3章は少し先です。