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NEED/NEET  作者: 真昼かえる
0章:プロローグ
6/11

「楽しませてよね、僕の駒たち。」

ああ、今日はなんて月が綺麗な日だろうか。

雲にかかって、月明かりは完全に遮られ・・・

何処に在るのかさえ、わからない・・・きれいだ、きれいだ。

何処に存在しているのか、本当に、あの雲の向こうにつきが在るのか・・・

わからない、わからない、おもしろい。


僕の顔は今きっと、純朴な子どものような笑顔に包まれて・・・

いや、狂気に満ちた、殺人狂の恐ろしい顔かもしれない・・・

アハハ、僕は今、自分の表情でさえわからない状況にいるのか・・・

いいねえ、楽しいよ。


彼が帰ってきたことによって、駒は大きく動き、

それぞれが、それぞれのスタート位置についた。

これから新たなゲームが始まろうとしている!


・・・さあ、このゲームはどうなるだろうか・・・


たのしいね~、楽しい・・・。

さあ、僕を飽きさせないように、踊れ、舞え!!


・・・ゲーム開始だ。 楽しませてよね、僕の駒たち。

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