現在(イマ)
再び目を覚ましたとき、そばにいたのはお父さんとお母さんだった。
二人は泣き腫らした目に、驚きの色を加え、大きく見開いた。
「ほたる・・・?」
「あぁ、良かった!!!もう、もう目を覚まさないんじゃないかと・・・!!」
あぁ、それ以上泣いたら目痛くなるんじゃない・・・?
けど、その言葉が音になって口から出ることはなかった。
「ほたる、私たちのこと、分かる?」
(何で?ほたるのお父さんとお母さんじゃない。)
また、空気がかすれるだけだった。
仕方がないので、コクリ、とうなずいた。
「じゃあ、今日がいつだかは?」
分からない。けれど、倒れてからそんなに日は経っていないはずだ。
フルフルと首を振った。
「あなたが倒れてから一年経ったの」
「おまえの心臓が今までもったのは奇跡だと、さっきまでいた医者が言ってたんだ」
「でも、これ以上はもう無理だって・・・。目を覚ませばまだ希望はあるだろうがって」
・・・一年?
じゃあ、今までのは、夢?
「ほたる?」
「声が、でないのか・・・?」
コクリ、と、うなずくことしかできない。
お父さんたちがすぐに先生を呼び、原因は簡単だ、と言われた。
「一年も寝たきりで、言葉わ発していなかったんだ。話し方を体が忘れても仕方がない。大丈夫ですよ。水分をとり、しばらくすれば、また話せるようになります」
「そうか・・・。そうか、よかった・・・!!」
力尽きました・・
また次回・・・