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学ぶことは生きる事

第11話



アレンの部屋は、四人部屋だった。

木のベッドが四つ。

机も四つ。

想像していたより、ずっときれいだ。

「……ここ、すごいな」

思わず口に出た。

同室の三人も、きょろきょろと部屋を見回している。

「俺、ロイ。同じ村だよな」

一番最初に声を出したのは、短髪の少年だった。

アレンと同じ村から来ている。

「うん、アレン」

「よろしくな」

残りの二人は、少し離れた村から来たらしい。

「ミハルだ。森の近くの村から来た」

落ち着いた雰囲気の少年。

「……カイル。剣、好き」

最後の一人は、木の剣を回しながら話してる。

4人で話してたら廊下から「1年全員講堂にあつまれ」皆立ち上がり

そのまま、全員で講堂へ向かう。

中は広かった。

同い年くらいの子どもが、何百人も集まっている。

前に立った先生が、はっきり言った。

「ここは学園だ」

ざわついていた空気が、少し静まる。

「三年間、ここで学ぶ。

 途中で帰ることはできない」

誰かが息を呑む音がした。

「学ぶのは、生きるための基本だ」

先生は、指を折っていく。

「文字」

「計算」

「歴史」

黒板に書かれていく。

「剣術」

「魔獣について」

「魔術の基礎」

カイルの目が、少し光った。

「そして――最低限の所作」

「立ち方、歩き方、話し方。

 知らないと、死ぬ場面がある」

今度は、完全に静かになった。

「強くなる場所じゃない。

 賢くなる場所だ」

「生き残るために、必要なことを教える」

それで説明は終わりだった。

部屋に戻る途中、

ロイが小声で言う。

「思ってたより、重いな」

「当たり前だろ」

ミハルが静かに返す。

アレンは、何も言わなかった。

部屋に戻り、

四人はそれぞれ自分のベッドに腰を落とした。

アレンは、机の上に置かれた

まっさらなノートを見た。

「……やるか」

小さく呟く。

ここからは、

生きるための勉強が始まった


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