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97 忘れ去られた祈り

 こんにちは。


 最近、テレビで「すずめの戸締り」が放送されていましたね。

 ぶっ通しで見る時間がなかなか取れなくて、録画していてあったものを2回に分けて見ました。


 思うのは、祈る事を蔑ろにしている現代の日本人と、忘れ去られたのに世界のために頑張り続けている神様のこと。でも全てが失われた訳じゃなくて、忘れ去っていたとしても、微かに残る習慣で、糸ほどの細いつながりがある。


 日本人はつくづく、日常として祈りを行っている民族なんだなぁと思う。

「いただきます」「ごちそうさま」「行ってきます」「いってらっしゃい」「ただいま」「おかえりなさい」「お疲れさま」「ありがとう」「おかげさま」「おはよう」「おやすみ」「こんにちは」「こんばんは」

 全部意味はある。でも意味はない。実際に手を合わせたり、心の中で手を合わせたり。決まった場面でなんとなく口をついて出る言葉。そう言う言葉は祈りなのだと思う。

 忘れ去ったのに覚えている。やらないといけない気がするのは、丁寧に生きることは祈りだから。その瞬間に神様と繋がっているんだと思う。


 人は自然や神といった、大きな存在を裏切り続けているのに、辛抱強く守ってくださっているんだなぁ。


 信仰をもらえないで弱まった力でどこまで守れるんだろう。その神様に「嫌い、もう姿を見せないで」と鞭を打ってしまっていないだろうか。


 前から言っているように、宗教とは楽しく生きるための先人の残した攻略本です。

 風土やその土地の人の特性に合わせて、有無も言わせない強制的な戒律になったりもするかもしれない。

 本当はその土地ごとに土着の信仰があって然るべきで、信仰を強要するための侵略なんて意味がない。それはきっと正しくない世界のあり方なんだと思う。

 

 神道は経典も教義もないのは、生活の方法だったから。強い強制力や戒律がないのは、基本的に想像力が高く、和の精神が底上げをしてくれているから、押さえつける必要がなかったから。

 それがあれば、みんなわかり合って自由に出来るんですよ。みんなが幸せなのが自分の幸せだって、気がつくハードルが低い民族だから。そうやって生きてきたんだから。

 日本の「お互いさま」は、「なんでも頼っちゃえ」のお互いさまではなくて「なんでも頼ってね」のお互い様なんです。

 それは人同士だけで無く、神様も動物も、自然もロボットも。みんな頼られたい。報いたい。だから、自分でできる範囲は絶対に頼らない。


 改めてあのアニメを見て、その思いが湧いてきて、泣いて疲れて……朝まで寝落ちをしてました……

 こんな綺麗な朝までコースのスマホ片手の寝落ちは久しぶりです……


 みんな、丁寧に一つ一つに感謝をしながら生活をしましょう。……言った尻から寝落ちしてましたが。丁寧に生活をして笑いましょう。

 それが誰かを救うんですよ。

 


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