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78 本と偶然

 こんにちは。


 先日言っていた、就職で職場を辞めるアルバイトちゃんに、本を買ってきた。

 いやぁ、無いだろうな、と思っていた本が揃っていて驚いた。


 あれが無かったら、これにして……と色々考えていたのだけれど、考えていた全てが在ったから、第一希望の二冊。

 一冊は新書だからちょっと高かったけれど、なんだかそれを渡さないといけない気がして。まだ私も読んでいなくて、今から読もうと思っているお話。読んでいないから、当りかハズレかは分からないのだけれど、そんなに渡さないといけないと、誰かが私に教えてくれている本だから、きっといい本なのでしょう。


 私の勘のようなものを信じていない訳ではないけれど、当りかハズレかが分からない本だけを渡すのは、博打すぎるので、もう一冊文庫本も用意した。

 それはサガンの「悲しみよこんにちは」。

 有名な作品だから、名前は聞いたことがある人は多いと思うけれど、今の若い子はきっと読んだことないだろうと思って。

 このお話は、基本的には思春期の子が読むお話だと思うのだけれど、私も初めて読んだのは中学生の頃だったと思う。夏休みの宿題の課題図書だったのに、絶版で入手に困難したのだ。今は増刷されていると思うけれど。

 あの頃、この作品を読んだ私は、少しだけ生きるのが楽になった。

「捏ねる事は出来るけれど、鋳型を嫌う粘土」だと自分の子を表現する主人公。私もそれだと思ったのだ。日々感じていた、目に見えない息苦しさを言語化によって、形を与えられ、向き合うことが出来た。

 そんな性格でも、素直じゃない生き方でもいいんだと思ったら、心が軽くなるような気がした。そういう性質だという事は分かってはいたけれど、再認識した感じ。

 でもそういう性質って、今にして思えば、思春期の子だけでは無くて、誰にでも心当たりがあるのだと思う。それは、社会人になっても、大人になってからの家族との関係や、地域との付き合いなど、いろんな場面において、鋳型が用意されていて、どこまで妥協するか、全くしないのかという話。

 どちらの選択も、自分が選んだ姿なら、それを受け入れるしかない。でも、それは結局どちらも正解なのだ。ただ、それが自分の本当の姿なのだとしたら。納得しているかどうかが大切。その過酷な選択をし続けて生きるしかないのだけれど、それこそが自由なのだ。誰にも縛られない。だって、もともと鋳型を嫌う粘土なのだから。

 みんな一緒でも、違っても良いと知って、この先を楽しい人生にして欲しいぁと思って、その本にした。


 なかなか退屈な本なんですけどね(笑)

 まぁ新書の方が、ライトな感じのお話だから良いかーと思って。


 本屋さんにその新書が二冊無かったから、とりあえずプレゼント用を買って、私用に帰宅してからネット注文した。

 そうしたら、夜にその作者さんがカフェでイベントをするとタイムラインに流れて来て。フォローしていないのに。先着順だと言うので、勢いでとりあえず応募をしてしまった……。私は本当に行くんだろうか……


 その方、前に書いていた、ひぃちゃんが私と会わせたいと言っていた人、かもしれない方なんだけれど。その方以外に、状況がピッタリな人なんているの?と思うくらいピッタリだからなぁ……多分、その方だと思うのだけれど。

 もし会えたとして、聞くのが怖いなぁ。でも、私の独りよがりかも、ただの自己満足かもしけないけれど、ひぃちゃんをふと思い出した時に「あの人とは疎遠になったなぁ、必要ない人になったんだろうか」とか思われたくなくて。疎遠になったんじゃなくて、連絡する前に亡くなってしまっただけなんですよ、と伝えたいのだ。ほんと、一人よがですよね。でも悪いイメージで終わらせたくない。それくらい、私にとってひぃちゃんは特別な友達なのだ。


 それもこれも全部、人違いの可能性も十分にある訳ですが。


 先着順に入っているいるかなぁ……。外れている可能性もあるし。あまり期待しないで、待つことにしよう。




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