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73 生きやすさと生きにくさ

 こんにちは。


 たとえば、そんなところに信号は要らないと思っていた場所に信号が出来て、不満に思っていた人が、ある日その交差点で事故を起こしたとして、「信号があるから、事故が起こったんだ。撤去してくれて!出来ないならせめて、朝だけは信号の電源を入れないでほしい!それがみんなの為だ」なんて言っていたら、どう思うだろう。


 そう言う事を言っている子が、私の周りにいる。自分の失敗をシステムのせいにしたり、システムを導入した人のせいにして、正義が自分にあるような理論を作り「みんなの為なんですよ、決して自分の不満を解消する為では無いですよ」と、自分の意見にも笠を着せる態度が、私は気に食わない。腹が立つというより、残念に思う。

 その子の思考の癖なんでしょうね。

 全部、自分以外に原因を押し付けて、言い訳をして生きる事しか出来なかったら、今でもきっと生きにくさを感じていると思うとけれど、この先、もっともっと苦しくなるだろう。

 

 その子は職場の子なのだけれど、お客さんからのクレームが多い子で。

 本人はそんな事はしていません、そんな態度はとっていません、ちゃんとしています、というのだけれど、全部いいわけでしかない。

 お客さんを怒らせるような言動をしているのは明白。でもその子が言っている事も一部では正しくて、それは、本気で人に対して不味い言動をしていないと思っているのだ。

 それがその子の今の性格なんでしょう。自分のやりたい事を軸にした状態でしか、周りが見えていない。


 会社の肩をもって、それを正義の印籠に掲げ、お客さん怒らせる。お客さんAを優先して、お客さんBを怒らせる。自分の正義が偏っていると疑わず、お客さんを怒らせる。

 ぜんぶ、本人は良い事をしているつもりなのだ。


 どうしたら、学生の間に……または就職活動の期間までに気が付いてくれるだろうか。それが店長と私の悩みでもある。

 人を変えられるなんて、本当に傲慢な事だと思う。でも、知り合ってしまったから、まだ子供だと許してもらえる期間だから、どうにか無理のない流れで、自分を俯瞰して見られるようになって欲しいと思っている。


 これはどんな人でも、誰かと関わる上で必要な事だと思うだけれど、人のために何かする時、自分のやりたい事だけをやる状態は、何もやっていないか、マイナスにしかなっていない。その上「やっといてあげた」というお手伝いハンコみたいなものを心の達成カードに押してしまっていて、報酬を待っている状態になっている。

 だから、それ以上に「これやっといて」「あれやっといて」と言われた時に「自分はもう、これだけやってあげたのに」とストレスを感じてしまう。


 でもやられた方は一つもやって欲しい事をされていないし、もしかしたら、やってしまった行動は、やられたく無い事、しなくても良いと思っている事、やるだけ時間の無駄だからしないで欲しい事をやっている可能性だってある。

 コミュニケーションにおいて、伝わった事が全て。だから、やりたい事よりも、やって欲しいだろうな、と思う事をイメージしてやらないといけないし、やらない方が良い事だって存在するのだ。


 自分の趣味に繋がるような事ばかりやっとして「やっといてあげたから」と言われても「遊んでないで、犬の散歩に行ってよ」とか「洗濯物を取り込んでよ」みたいなやつです。感謝したくても感謝できないパターン。

 やりたい事をだけをした場合「やっていない」にカウントにした方がいい。

 そう言う事は、自分がやりたくない事=相手がやって欲しいと望んでいるだろうことをやってからするべきだ。

 家庭でも接客でも、押し付けにならないように、こういう視点やバランスを持たないと、トラブルになる。

 結局は、全部想像力の問題なんです。

 

 想像力と、自分の失敗は認める事、そして、自分の機嫌は自分で取る事。これがとても大切な事なんです。

 次に会うのはいつだろなぁ。彼にも生きやすくて、楽しい毎日を送って欲しいなぁ。




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