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56 ソフト老害という言葉

 こんにちは。


 ソフト老害という言葉を聞いた。


 テレビ番組のワンコーナーで紹介されていたのだけれど、もともとは有名シナリオライターさん?構成作家さん?が書かれた本の中に登場する言葉らしい。

 私はその本を読んでいないので、間違ったことを書くかもしれないのだけれど、ご本人がソフト老害という言葉を説明されているのを聞いての感想。


 ソフト老害というのは、社会的立場によって起こる、自分の認識や理想とは違う行動を取ってしまう現象らしい。

 ある程度の役職について、上からも下かももプレッシャーを受けて、通って来た道かだから部下の気持ちが分かっているはずなのに、良い顔をしながら部下の提案や言動を否定して、上司や会社の望む方向へと誘導してしまうという現象と、その自己認識の矛盾の事なのかな?と思ったのだけど、何を今さら当たり前のことを言っているのだろうか……と感じたけれど、本を読んでいないから、私の考えは浅いのだろう。


 しかし、もしこの状況の話だったなら、サービス業や営業職の人は、日常的に何億年も前から綿々と続けている事だ。

 お客さんの要望道理にならない事なんて当たり前に溢れていて、それをニコニコしながら怒らせないように、会社が提示する狭い針の穴に着地させる無理ゲー。しかもお客さんからお金をもらわないといけないのだ。消費者の気持ちも分かる。会社の立場や利益重視な事も理解できる。板挟み。

 しかし、その無理ゲーをポンポンとクリアしていけるのは、小さなことでも、言葉の一つ一つにも気を配って相手に寄り添い、自分の立場や、伝えるべき正しい情報を伝えようと努力し続けるからだ。

 相手の思い通りにはならないけれど、その気持ち分かりますよ!申し訳ないと思っているんですよ、歩み寄ってもらって感謝しています!という気持ち。媚びるんじゃなくて、卑屈になるんじゃなくて、素直にそう思うこと。

 その関係性を、もしソフト老害と言うのなら、なんてネガティブな言葉なんだろう、困ったなぁ……と。

 

 もう一度言いますが、私はご本人のインタビューを聞いただけで、本は読んでいないですからね。本質を捕えられていない可能性はめちゃくちゃあります。


 ただ「お互いさま」文化が気うすになっているような気がして。そが気になって。

 上の者も下の者も、歩み寄って折り合いがつくところで納得する。お互いがお互いの立場を分かっている状況。これが潤滑に回るのに必要な事だと思うのです。

 大切なのは、やっぱり想像力なんですよねぇ……。言動のその後を想像する事。相手の行動の意味を想像する事。


 現代に想像力が足りない。もしかしたら、本家本元のソフト老害は分からないけれど、私がここに書いたようなソフト老害の正体は、想像力の欠如なのかもしれないと思ったのです。


 想像していきましょう。想像して、相手の立場や気持ちを考えたら、腹が立つ事も減るかもしれない。それが理解だと思います。




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