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こまかい詩集2

詩 夜の世界に降り続ける雨

作者: 仲仁へび



 夜に降る雨

 色をなくした雨


 冷たさを極めて黒く染まる

 振り続ける雨は

 すっと体に触れた先から

 心の中にまで入り込む


 誰かが見ている

 お医者さんの目が見ている


 夜の世界に閉じ込められたあなたを

 じっと見つめ続けている


「雨はまだ降っているかい?」


「雨はまだやみません」


 いつまでも


 いつまでも


 天井に蓋がかかったままで


 開くことも陽を見る事もない


 重い 分厚い 雨雲が


 そこから退いていかない限りは


「君は心の中に夜を飼っている」


「君が朝を望まない限り、その世界はずっと続くだろう」



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