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童話・児童書などまとめ

神様の怒り

作者: リィズ・ブランディシュカ



 神様は怒った。


 好き勝手に生きる人間に怒った。


 未来の事を考えて行動できるのに、ぜんぜんそうしてないから怒った。


 後先考えずに我儘をやるから、怒った。


 たくさん物を作って、買って、飽きたら捨てて。


 自然にかえらない素材を作って、売って、そのまま捨てて。


 たくさんのエネルギーを使って、消費して、補充しないままにしてるから。


 神様は怒った。


 弱い種族が絶滅するのは、自然な事だけど。


 未来の事を考えられるのに、無視してる人間に怒った。


 他の動物にはない社会と文明を築いて、たくさんの余裕を持っているのに、未来の破滅を何も考えられない人間に怒った。


 だから、神様は怒って、怒って、雷をたくさん落とす事にした。





 その年の天気は、雷雨が多かった。


 一部の人々は異常気象だと結論付けて、一部の人は無関心で、一部の人は神様の怒りだと考えた。


 でも、それだけだった。


 数百年後に、地球上から人間と言う種族は消え去っていた。




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