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二海実樹という人

※今夜は遅くなりました。申し訳ありません。

蒲生和弘さんが好き。

まっすぐな眼。優しい声。あの人の見る世界を私もみたい。


そんな発見をした私の短い夏休みは終わる。


キャンプ2日目は、翌日から通常営業のためお昼過ぎの早めに帰宅。

その夜、私は次妹の実樹に電話した。


tururu・・・・


「もしもし~」

「あ、実樹?」

「おねーちゃん!ひっさしぶり~。」

「先週帰ったばっかじゃん。」

「あ、そっか。で、どしたの?」

「あのね、その…」


「オトコでもできた!?」

「ば、ばか!そんなんじゃ!!」


「やっぱり…で、誰?どんな人?」

「職場の…人」


「へー、おねーちゃんがねえ。で、何歳?身長は?芸能人に例えると誰似?年収は?」

「ちょっと、ちょっと待って!そんなに、言われても答えられないよ!」


マシンガンのように質問を連打する妹を抑え、私は一呼吸おいて、話す。


「ふー、年齢は38歳で、芸能人に例え『えーー!!!!!!』」

「あり得なくない!?めっちゃオッサンじゃん!てか不倫じゃね?十代の女子に手を出すなんてマジ変態!おかーさんの3つ下じゃん!ロリコン!死ねっ!」

「ちょっとー!待ってってば!」

「おねーちゃん!絶対に騙されてるよ!やめときな!ちょっと~おかーさ『こらー!!!』」

「待ってって言ってるでしょ!実樹?アンタ、あんなことやこんなこと、おかーさんにバラされたくなければ“黙りなさい”」


「お姉さま、ドスが効きすぎて怖いです…ゴメンナサイ」

わかれば宜しい。


「…とにかく!手も足も出されてないから。ていうか付き合ってもないですから!」

「へ?じゃあおねーちゃんの片想いってこと?」

                              

それから私は実樹にこれまでにあったことや、私の今の想いを正直に伝えた。


「へー、しかし、おねーちゃんがそんなオッサ『…実樹…』もとい、歳上の男性を好きになるとはねえ。とにかく、自分の気持ちに正直に行動してみれば?おたがいに大人で独身なんだから」


「そんなもんかなあ」


「そんなもんだと思うよ。アタシも今の彼氏、10コ上だもん!」

「えーー!!!!!!やめときなさい!そんな歳上の男性!高校生に手を出すなんて変態じゃない!」


「…えーと…人のこと言ってられる立場?」

うっ…!そのまんま適中過ぎて言葉が出ない。


「じゃ、そういうことで!がんばってねえ~バイバイ~!」

「ちょっと実樹!『ツーツー』」


自分に正直に…と言われてもなあ…。

どうしたらいいんだろう。


------


蒲生くん可哀想…。

見ず知らずの女性に変態あつかいって…(;_;)


蒲生「いいんだよ…」


え?


蒲生「いつも(妄想の中で)言われなれてるから…ふふふ」


なんで嬉しそうなの…?!


蒲生「女子高校生に死ねって言われたよ…うへへ」


うへへ?!


※フィクションです…


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