翔べ!中年企業戦士!
蒲生和弘 38歳
好きな食べ物 焼き鳥、塩サバ
好きな飲み物 ビール、酒、焼酎、アイスコーヒー
嫌いな食べ物 椎茸
好きな女性のタイプ 優しくしてくれる人
性格 早とちり 妄想系
趣味 飲み会 ロボットアニメ 農作業
特技 ガ●ダムのMSを100体以上言えること
所属 (株)ネクスト総合経営
職業 経営支援部 部長
子どもの頃からなりたかった仕事じゃない。
子どもの頃、おれはヒーローになりたかった。カッコよく登場してバッタバッタと敵をなぎ倒す。…そんなヒーロー。
そして、お姫さまを、そしてみんなを守るんだ。
「アタック!アタック!アタッ~ク!!俺はせんしぃ!!!」
気がつくと大好きなロボットアニメの歌をマイクで叫んでいた。
ああ、頭がふわふわして丁度いい感じに酔っ払った。
トイレで顔を洗って改めて自分で自分が恥ずかしくなってきた。
顔のしずくもおおざっぱにペーパーで拭いて、ドリンクバーの“ホットコーヒー”とかかれたボタンを押す。
「部長、大丈夫ですか?」
昨年入社のなかでもダントツカワイイと評判の二海由樹が声をかけてきた。
いやいや、俺は20近くも年の離れたコにのぼあがるほど変態じゃない!
少し明るめの艶のある髪を後ろで束ね、透き通るような肌、ノーメイクなのに、この清潔感は異常だ。
カワイイのは事実だ。
いかんいかん、あまり見つめると変態だと思われるわ。
「あ?ああ、おつかれさん。あー、いかん、ちょっと飲みすぎたよ…だからね、もうノンアルコールにするよ。明日も仕事、明後日も仕事~っと」
俺は二海を一瞥すると、一人でぶつぶつと呟いていた。
いかんいかん、年をとると独り言が多くなるよ。
「あのー、部長…」
長い髪を右肩に束ねた二海は、オレのことをじっと見つめていた。
「なに、この酔っぱらいキモー」なんて、思われてないかしら。いかんいかん!!
オッサンを汚いものをみるような眼で見ないで!けしてお邪魔はしないからー、ね?
「あ、?なに?あれ?服に染みでもついてる?顔にポテトのケチャップまだ残ってる?」
「蒲生部長…好きです」
「…へ?」




