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7時22分の電車で始まる恋  作者: ほしみん


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第60話 クリスマスの夜:後編

 僕は、まるで大切な宝物を扱うように、慎重に、でも確実に、千尋の白いブラウスのボタンを一つ、また一つと外していく。


 最初のボタンが外れた時、千尋の白い首筋がほんの少し見えた。その美しい肌を見た瞬間、僕の息が止まりそうになった。


「綺麗……」


 僕が思わずつぶやくと、千尋がさらに赤くなった。


 二つ目のボタンが外れると、鎖骨の線が現れた。三つ目のボタンで、千尋の肩の線が見えてきた。


「千尋さん……本当に綺麗です」


 僕の声が震えている。


 千尋も、最初はおそるおそると、でも次第に勇気を出して、僕のシャツのボタンを外してくれる。


「健太さん……私、こんなこと初めてで……」


「僕も……です」


 僕たちの手が時々触れ合うたびに、お互いの鼓動が早くなっていく。千尋の手が僕の胸に触れるたびに、電気が走るような感覚が僕を駆け抜けた。


「健太さんの心臓……すごく早く鳴ってます」


 千尋が僕の胸に手のひらを当てながら言う。


「千尋さんのも……」


 僕も千尋の胸に手を当てようとして、でもためらってしまった。


「いいです……」


 千尋が小さく言って、僕の手を自分の胸に導いてくれた。千尋の心臓も、僕と同じように激しく鳴っている。


 やがて、お互いの上着を完全に脱がし合った。


 千尋の白いキャミソールが現れた。


 キャミソール越しに、千尋の美しい体のラインがうっすらと見える。白いレースのブラジャーが薄っすらと透けて見える。


 僕の世界が一瞬止まったように感じた。時間が静止したように、部屋の中の全てが静まり返った。


 美しい。


 僕の理性が、今にもどこかへ飛んでいってしまいそうになった。


「千尋さん……本当に、本当に綺麗です」


 僕の声が震えている。言葉にならないほどの感情が胸にこみ上げてくる。


 千尋も、顔を真っ赤にしながら、そっと僕のインナーシャツ越しに胸に手のひらを当てる。その手が小さく震えているのが、布越しに伝わってくる。


「健太さんも……」


 千尋が小さくつぶやく。その声は、いつもよりもずっと甘く聞こえた。


 僕たちはしばらく、その姿同士で抱き合っていた。薄い布越しに感じる千尋の温もりに、僕の心臓が太鼓のように激しく鳴っている。


 千尋の温かさ、柔らかさ、そのすべてが僕を夢中にさせた。こんなに近くで千尋を感じられるなんて、まるで夢のようだった。


「温かい……」


 千尋が僕の胸にほお擦りをしながらつぶやく。


「千尋さんも……とても温かいです」


 僕は千尋の背中をそっと撫でた。千尋が小さく身を震わせる。


 しばらく抱き合っていると、僕の理性がどんどん薄れていくのを感じた。


 やがて、僕の手が、まるで引き寄せられるように、千尋の紺のプリーツスカートのファスナーにそっと触れた。ただそれだけのことなのに、千尋がまた小さく身を震わせる。


「あ……」


 千尋が小さく息を呑む。


「千尋さん……」


 僕の声はかすれている。言葉が出てこない。


「大丈夫です……」


 千尋が目を閉じたまま、小さく言った。その声が震えているのが分かる。


 僕は、聖者のような気持ちで、でも確実に、プリーツスカートのファスナーをゆっくりと下ろしていく。


 ファスナーの開く音が、静寂な部屋に小さく響く。千尋の呼吸も僕の呼吸も、その音よりもずっと大きく聞こえた。


 やがてスカートが床に落ちる音が、静寂な部屋に小さく響いた。


 白いレースのショーツが眼の前に現れた時、僕の心臓が本当に止まってしまったかと思うほど、激しい鼓動が耳に響いた。


 千尋の美しい脚の線、そして、その付け根。その全てが僕の視線を釘付けにした。


「千尋さん……」


 僕の声が震えて、それ以上言葉にならなかった。


 やがて、僕の手が、まるで自然に導かれるように、千尋のキャミソールの裾にそっと触れた……


 僕の指先がキャミソールの端に触れた瞬間、千尋の体が小さく震えた。


 千尋が小さく頷く。その仕草がとても愛らしくて、僕の胸がさらに熱くなった。


「ありがとう……」


 僕は慎重に、千尋のキャミソールの裾を持ち上げ始めた。千尋も腕を上げて、僕に協力してくれる。


 白いキャミソールが千尋の頭を通り抜けた時、ついに千尋の白いレースのブラジャーが現れた。


 僕の世界が再び止まったように感じた。


「美しい……」


 僕が震え声でつぶやくと、千尋はさらに深く赤面した。


「そんな風に見ないでください……恥ずかしくて死んでしまいそうです」


 千尋が両手で胸を隠そうとする。その手に僕は手を重ねる。


「隠さないでください。こんなに美しい千尋さんを、ちゃんと見ていたいんです」


「健太さん……」


 千尋の瞳がうるうると潤む。


 千尋が恥ずかしそうに、そして隠していた手を外す。


 しばらく、僕たちはただお互いを見つめ合っていた。言葉にならない想いが、視線だけで伝わってくる。


 千尋が恥ずかしそうに、でも勇気を出して僕のインナーシャツの裾に手をかけた。


「私も……」


 千尋の手が小さく震えている。僕は千尋の手に自分の手を重ねて、一緒にインナーシャツを脱いだ。


 僕たちは、ついに下着姿で抱き合った。千尋の美しく柔らかな肌が僕の胸に直接触れて、僕の心臓が太鼓のように激しく鳴っている。


 肌と肌が触れ合う感覚に、僕の頭が真っ白になりそうだった。


「あたたかい……」


 千尋が小さくつぶやく。


「千尋さんも……とても温かくて、柔らかくて……」


 僕の声も震えている。


「千尋さん……」


 僕の声が震えて、それ以上言葉にならない。


 千尋が心配そうに僕を見上げる。


「その……千尋さんに、触れたくて……でも、いいのかな……」


 僕の正直な気持ちに、千尋は頬を真っ赤にしながらも、優しく微笑んだ。


「私も……健太さんに触れてもらいたいです」


「本当に?」


「はい……ドキドキするけど、健太さんとなら……安心です」


 僕の手が、まるで神聖なものに触れるように、そっと千尋のブラジャー越しに胸を包む。千尋が思わず小さな声を上げて、僕の肩により強くしがみついてくる。


「あ……」


 千尋の小さなささやきが、僕の耳元で響いた。その声だけで、僕はたまらなくなった。


「痛くないですか?大丈夫ですか?」


 僕が心配そうに尋ねると、千尋は恥ずかしそうに頷いた。


「痛くないです……ただ……なんだか、体が熱くなって……こんな気持ち、初めてで」


「僕も同じです。千尋さんに触れてると、胸がドキドキして、頭がぼーっとして」


「本当ですか?私だけじゃないんですね」


 千尋が少し安心したような表情を見せた。


「千尋さんといると、いつもそうです。でも今日は、特に……」


 千尋の正直な言葉と、僕の素直な気持ちに、二人とも少し照れ笑いをした。


 時が経つにつれて、僕たちの抱擁はより情熱的になっていく。お互いの息遣いが荒く、鼓動がさらに早くなっていく。


 千尋の肌の温かさ、柔らかさ、そして僕への信頼。全てが僕を酔わせていた。


 僕の手が、今度は真に神聖なものに触れるように、そっと千尋のブラジャー越しに胸を包む。千尋が思わず大きな声を上げそうになって、慌てて自分の口を手で覆った。


「あ……んっ」


 千尋の小さなささやきが、僕の耳元で響いた。その声だけで、僕はたまらなくなった。


 しばらくそうして愛し合っていると、僕の手が、まるで自然に導かれるように、千尋のブラジャーのホックにそっと触れた……


 僕の指先がホックに触れた瞬間、千尋の体が小さく震えた。


「千尋さん……」


 僕は千尋の目を見つめた。千尋の瞳は潤んでいて、その中に愛情と、そして今度はより深い不安が混じっているのが見えた。


 その瞬間。


「健太さん、待って」


 千尋が小さく言った。


「ごめんなさい…」


 僕は慌てて手を止めた。


「いえ、そうじゃなくて…これ以上いくと、私──その──止められそうにないです」


 千尋の頬が真っ赤に染まっている。


「ごめんなさい、その、私、今日そんなつもりなくて、準備してこなかったんです」


 千尋が申し訳なさそうに言う。


 はっとした。僕も全く同じ状況だった。


「僕もです。全然準備なんて……」


 僕たちは見つめ合った。お互いの想いは同じだった。この先に進みたい気持ちも、でも……


「千尋さんを大切にしたいから」


 僕は泣く泣くそこで止めることにした。


「ありがとうございます…私も健太さんを大切に思ってます。今日は……これで十分です」


 千尋が優しく微笑んでくれた。


 僕たちは下着姿のまましばらく再び抱き合った。


 しばらくお互いに堪能すると、二人はどちらからともなく、いそいそと服を着た。


「今日は本当に……特別でした」


 千尋が僕の胸に顔を埋めながら言う。


「僕もです。千尋さんと、こんなに近くにいられて……夢みたいです」


 外では雪が降り続いている。でも僕たちには、この部屋の温かさがあった。


 今度こそ、本当に特別なクリスマスイブになった。二人だけの、誰にも邪魔されない、大切な思い出ができた。

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