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ソフィアの女王
「なに? 天国の門へ行くだって? 」とソフィアの女王の部下がいった。
「そうさ。この小僧が、死んだ母親に会いたいという願いを持っているんだ」とパヤス。
「死んだ人間に会いたいとは、バカバカしい願いだな。」とソフィアの女王の部下が、吐き捨てるようにいった。詩音は、それを聞いて、腹が立った。
「バカバカしいとは、なんだ」とゴリアテス。
「バカバカしいものは、バカバカしいさ」とソフィアの女王の部下。ゴリアテスは、怒って、剣を抜こうとした。パヤスか、それを止めた。パヤスがいった。
「お前たち、パヤスを知らないのか?」
「なに? あんたが、パヤスなのか? 噂で聞いたことがある」とソフィアの女王の部下。
「パヤスは、マスターの願いなら、なんでもかなえるのさ」
詩音は、ありがたく思った。パヤスのいうことが本当なら、お母さんに会えるのだから。




