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幽冥界
ゴリアテスの様子を見ていて、パヤスは、おかしくなった。剣術大会で優勝したわりには、弱いと思って。パヤスが強すぎるだけなのたが。
「降参ですよ、パヤス」とゴリアテス。
「お前、意外と弱いな」とパヤス。
「一緒にいる男の子は、誰ですか?」
「ああ、オレのマスターだ。」
「で、願い事は?」
「死んだ母親に会いたいらしい」
「なんと。すると、天国の門へ行くのですか?」
「そうだ」
ゴリアテスは、その話を聞いて、えらく驚いた。死んだ人間に会いたいといってもと。ゴリアテスは、詩音をまじまじと見つめた。詩音は、なんだか不愉快になった。
パヤスと詩音は、宿屋の主人にいって、一晩泊めてくれないかと頼んた。主人は、こころよく引き受けた。宿代は、無料だという。




