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幽冥界
「ゴリアテス? 聞いたことないな」とパヤス。
「なんと。わたしは幽冥界の剣術大会で、優勝したことがあるんだぞ」とゴリアテス。詩音は、二人の会話を聞いていて、不安になった。
ゴリアテスが、腰に下げている、剣を抜いた。
「パヤスよ、あんたは、剣の達人だと聞いている。いま、勝負しないか?」
「勝負だと」とパヤス。
「ああ、勝負だ。」とゴリアテス。
「バカバカしくて、つきあってられないぜ」
パヤスはそういって、この場を納めようとした。しかしゴリアテスは、そんなことにはかまわず、パヤスに襲いかかってきた。
勝負は、一瞬で決まった。パヤスの剣で、ゴリアテスの剣は、折れてしまった。ゴリアテスは、その場でへなへなと座りこんでしまった。




