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幽冥界
地面に魔法陣を書いたあと、パヤスは、その真ん中に立って、呪文を唱え始めた。すると、魔法陣の中央が光り始めて、幽冥界への入り口が開いた。
パヤスと詩音は、入り口から入って行った。すると、向こうから、なにかが近づいてきた。パヤスがいった。
「いけねえ、ヒドラに見つかっちまった」
「ヒドラ?なに?」
「幽冥界にいる怪物さ。あいつには、魔法なんて通用しねえ。全速力で逃げるぞ!」
パヤスは、そういってから、詩音を抱きかかえて、ヒドラから逃げようとした。ヒドラは、しつこく後からついてきた。
パヤスはあせった。ふと、パヤスは思いついた。身代わりにヒドラを誘導すればいいんじゃないかと。そこで、魔法で、等身大の人形を出して、それをヒドラの方へ、投げた。するとヒドラは、それを追いかけて、どこかへ行ってしまった。
「うまくいったか。小僧、とりあえず、安心していいぞ」
「よかったあ」と詩音。
パヤスと詩音は、地上に降りた。そこは、どこまでも続く森林だった。




