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南極へ
サメの群れは、まっすぐに、こちらへ向かってきた。パヤスは、詩音を抱き締めて、海面まで上がった。
「ここまでくれば、大丈夫だな」とパヤス。
「うん。サメは、空を飛ばないからね。と詩音。
「小僧、小便チビってないか?」
「いや。あんまりバカにしないでよ」
それから半日かけて、パヤスと詩音は南極に着いた。南極は、一面氷で覆われていた。空は晴れていて、ペンギンかそのへんをウロウロしていた。
「ナトゥーラの城は、南極の真ん中にあるんだけれども、まず、門番をやっている、二匹の妖怪をなんとかしたいとな」
「なんだか、不気味。」
「パヤスにまかせろ」
詩音パヤスは、空を飛んで、ナトゥーラの城の門の前に着いた。すると、門の両側に、豚のような妖怪と、虎のような妖怪がいた。




