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南極へ
「ところで、イルカたち。この小僧を背中に、のせてくれないか」とパヤスがいった。
「ああ、それぐらいのことなら、やりやすますよ」
「じゃあ、さっそくたのむ。」
リーダーのイルカは、仲間から一頭選んで、連れてきた。
詩音は、恐る恐る、イルカ背中に乗った。すると、イルカは、尾ビレを立てながら、泳ぎだした。詩音は、イルカの背ビレにつかまって、ものすごスピードで泳ぐ、イルカについていった。
パヤスは、リーダーイルカの背中に乗った。
「よし、小僧。競争するぞ。」
「うん」と、詩音は返事をしたが、本当はこわかった。




