第7話
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「あなた、名前は?」
言葉を遮られてそう言われ、一瞬面食らったけれども、とりあえずその質問に答えることにした。
「えっと……有希です」
「マナ……です」
マナさんも驚きながら私に続いてそう答えた。
「有希とマナね……」
彼女が独り言のようにそうつぶやくと、私たちの後ろの方から誰か他の女性の声が聞こえてきた。
「フェルミー! だいじょうぶー?」
その声の方を向くと、もう一人青い髪の女の子が彼女に近づいていった。
「ええ、大丈夫よ。 有希とマナ、2人も怪我はないかしら?」
「はっ……はい!」
「私も大丈夫です!」
私だけでなくマナさんも緊張しているのか私と話す時よりも少しきっちりした喋り方をしていた。
すると、彼女はそんな私たちを見ると先程までの真剣な面持ちではなく笑顔で笑い始めた。
「はははっ、そんなに緊張しなくても大丈夫よ。 私の名前はフェルミ」
「そして私はイキシア! よろしくね2人とも!」
青髪の女の子は元気そうにそう自己紹介をした。
イキシアちゃんは私やマナさんよりも少し幼さを感じる見た目をしており、青と白でできたドレスアーマーを着ていた。
「その格好からするに多分2人とも《《この世界》》に来たばかりのようね」
「この世界…… やっぱりここって……」
「ええ、多分予想通りよ。 ここは日本でもなければ地球でもない別の世界。 簡単に言ったら異世界ってのが一番理解しやすいかしら?」
「異世界……ですか……」
私はその異世界と言う言い方に少し違和感があった。
怪我をした時の赤いエフェクトに早すぎる怪我の回復、これらはまるで……
「ゲームの世界。 もしかしてそう思ってる?」
フェルミさんにいきなりそう言われ、私は一瞬ドキッとした。
「なるほどね、その反応だと一回大きな怪我をしたみたいだね。 それなら話が早いや。 着いてきて、私たちの家に案内するわ」
そう言うと、フェルミさんとイキシアちゃんは歩き始めた。
どうすればいいのか困り、マナさんの方を見た。
「とりあえずついて行ってみよ。 見たところ悪い人ではなさそうだしね」
私が見ているのに気づいたマナさんはそう言うとフェルミさんの方へ向かった。
私もさらにその後ろに着いて進み始めた。
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