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第4話 大規模テスト試合11 視認と発砲(キャラ名版)

ルティネス「前衛群に警告! 敵艦の主砲が旋回中!」


 そんな事を考えていると、通信経由でルティネスの声が響く。同時に俺達の真上を航空隊が飛行していった。彼女のエンタープライズから発艦した艦載機が、相手の様相を捉えてくれたようである。


マスターT「砲撃の方はまだか?」

ルティネス「砲撃はまだです。ですが、15隻全ての主砲が各個で動き出しています。」


 現状の報告が入ると、俺の脳裏に現状が描写されていく。俺達の特権たる念話経由による環境描写だ。ルティネスが見たものが全てこちらに伝わってきた。


 と言うか、凄いとしか言い様がない。その伝わってきた流れを見る限り、目の前の数隻なら判別は可能だ。しかし、更に左右に展開する相手は異なってくる。しかも、幾ら相手が巨艦だとしても、その中の主砲自体は小さい点にしか見えない。


 それに対して、伝わってきた様相は15隻全ての様相が手に取るように分かったのだ。念話の力量もそうだが、ルティネスの視力には驚くしかない。


マスターT「・・・お前さん、リアルで視力は幾つだ?」

ルティネス「10.0ぐらいはありますよ。これは全ての宇宙種族組が該当しますし。」

ヴィジェラ「本当ですよね。偶に眼鏡を掛けている方がいますが、それは伊達眼鏡ですので。」

マスターT「はぁ・・・宇宙種族組の力量は・・・。」


 何ともまあな感じである・・・。宇宙種族組の視力は平均で10.0はあるという。そう、平均で、である。恐らく凄い人物はそれ以上となるだろう。凄まじいまでの視力だわ。


 そう言えば、各事変での彼らの相手の発見度は、かなり高かったと思われる。あの時はただ運が良かったのだと思っていたのだが、実際には彼ら自身の力量による認知であったのだ。


 まあ広大な宇宙を考えれば、遠方の不審物を即座に視認できねば死活問題になりかねない。無論、宇宙船群にも超長距離レーダー群はあるにはあるが、最終的には己の目で視認するしかなくなってくる。これは俺達にも十分当てはまるのだから。


 しかし宇宙種族組の視力には、ただただ驚かされるしかない・・・。地球人の概念を根底から覆させ巻くっているわ・・・。


ミーシェ「ぬぅーん! 遠方からTちゃんを監視するしかない!」

マスターT「・・・それで、何の得があるんだ?」

ミーシェ「ウッヘッヘッヘッヘッ♪」


 ・・・これである。宇宙種族組の視力度の力量を知り、即座にボケを入れて来るミーシェ。その超絶的な視力により、俺を監視するのだという。それに対して意味を問い質したのだが、返しとして無気味な笑いを放ってきた。それを伺った方々の身内達が一斉に噴き出している。何と言うか、全ての物事に対してボケを言わなければ満足しない感じだわ・・・。


 しかし、凝り固まった緊張度を一瞬して破壊してくれている。ルティネスの報告による内容を伺った瞬間、総意にかなりの緊張が走っていたからだ。まあその後の俺のツッコミによる内容から派生したため、淵源は俺にあると言うしかないが・・・。


 それでも、こうした雑談こそが俺達の最強の力である。危険度が高い状態でこそ、そうした和気藹々の流れを放って相殺させるのだ。見事としか言い様がない。


ミーシェ「まあ冗談はさておき、こちらの方も展開が完了しました。後はそちらの実験次第となる感じと。」

ナーシュ「攻撃自体は開始した方が良さそうよね。」

アセリス「前回のテスト試合では確認しませんでしたが、交互に攻撃するとヘイトは取れますか?」

デュリテ「取れてはいましたが、主砲自体の旋回速度を考えるとあちらこちらに回る事になるので、恐らく確実に取り続けるのは無理だと思います。」

マスターT「某アクション作品なら、複数から攻撃を受けるとタゲ分散するんだがな。」

デュリテ「ですね。」


 悩ましい部分が1つ挙がる。敵側のタゲことヘイトを取る事が非常に難しいというものだ。


 そもそも、仮にタゲ取りが有効となるなら、敵COMは引っ切り無しに主砲の旋回を余儀なくされると思われる。となれば、殆ど砲撃できずに完封される事になる。流石にそれだと難易度自体がヌルくなり過ぎるので、その効果は微々たるものに留めている感じだろう。


 実際に先のテスト試合では、デュリテやアセリスの攻撃を受け続けていたトリプル大和であったが、相手側の砲撃は全て俺の方に向かれていた。もし一撃を放ってタゲ取りが可能であるなら、俺への攻撃はなかったと思われる。


 これが某アクション作品だと、一撃加えるだけで即座にタゲ取りが可能だ。つまり、左右から交互に攻撃を受ければ、その都度タゲが変わり続ける。敵の攻撃の頻度がダダ下がりになるのは言うまでもない。これがプレイヤーサイドの特権的攻撃法だ。


 まあこれは相手がCOMであるから有効であって、プレイヤーであればまず効果がない。方々から攻撃を受けようが、自らの意思で指定した相手を狙い続ける事が可能なのだから。この点だけはプレイヤーサイドの方が有利だと言うしかない。


マスターT「・・・となると、挑発の交互使用ではタゲの分散化はできないか。」

ウェイス「実際にやってみない事には分からないからな。ここはトライあるのみよ。」

サイジア「ですね。論より証拠と。」

ナディト「纏めて相手にすればOKっすよ!」

エルフィ「無理難題にならないと良いのですがね。」


 何ともまあな感じだわ。挑発スキルの懸念点を挙げるのだが、論より証拠だと返された。四天王の生き様は、ほぼ間違いなくトライアンドエラーの連続だ。それ故の返しなのだろう。


 まあこの4人は物理特化型と言うしかないぐらいの面々なので、殴れば解決するという感じではある。実際に各事変では最前線で大暴れしていたぐらいだ。策など無用な感じだわな。


 それでも、彼らの根底には裏付けがされた部分が根付いている。これもゲーマー魂と言うべきだろうな。そして、彼らが敬愛するナーシュとミーシェも同様だ。むしろ、姉妹の方が遥かに上手である。


 そんな彼らと共にある事に心から感謝するしかない。周り有っての自分自身を痛感する思いである。


ルティネス「最短距離にいる大和から発砲を開始! 警戒態勢を!」

マスターT「了解した。初弾はランダムだろうから、それらは個別に狙って来るだろう。少し様子見をしようか。」

四天王「了解!」


 再度ルティネスより連絡が入る。最短距離にいる敵大和が主砲を発射したとの事だ。それを聞いた総意に再び緊張感が走る。今はまだ挑発のスキルを使っていないため、初弾は確実にランダム着弾となると思われる。


 ただ、一番先行しているのはエルフィのニュージャージーなので、恐らくそちらを狙っているだろう。認知した敵大和から順次砲撃が続くのも推測できるので、今は様子見をする事にした。非常に危険だが、相手の様相を把握する事からしないといけない。


 様子見の指令を出すと、即座に承諾の合図をする四天王。警笛を鳴らしつつ、最大限の警戒をしだした。今の距離からすれば、恐らく着弾は数十秒後となる。


    第4話・12へ続く。

 15隻の戦艦大和からの砲撃となると、それは想像を絶する火力だと言わざろう得ません><; しかも、この手の作品のCOMのエイミング精度は尋常じゃないため、筆誅クラスの命中率を誇りますし・・・。実際に元ネタのワルシプでも大いに痛感している次第です(>∞<)


 それでも、その都度柔軟な対応が可能なプレイヤーサイドの前には、実に呆気ない感じとも言えるのですがね。流石は個人兵装最強のプレイヤーサイドの力量ですわ(=∞=) 何ともまあ@@;


 しかし、最近は再び描く事に難儀しており、今の各作品の貯蓄が尽きるとアップアップになりかねません><; 意欲の低下は怖ろしいものですが、かといって自分自身で描き続けないと意味がありませんし。ここは自身の背中を蹴飛ばしてでも進むしかありませんね(-∞-)

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