第4話 大規模テスト試合8 スキルの有用度と戦術への織り込み(キャラ名版)
アセリス「目玉はパッシブスキルの挑発と直前回避でしょうか。」
マスターT「直前回避って、艦船で可能なのか?」
デュリテ「砲弾が飛来する際、スキル効果により艦船が自動で微調整するそうですよ。」
ミーシェ「何その有利スキル・・・。」
本当である。ミーシェが呆れとした声を挙げた通りだわ。艦船ではなく艦長自体の身体であれば、こうした直前回避のスキルは効果があるだろう。しかし、それが艦船となると話は異なってくる。
まあでも、ここはVRMMO内となるのだから、そうした突拍子もないスキルがあってもおかしくはない。そして、その効果が艦船に発揮されても決しておかしくはない。
マスターT「・・・テリスさんや、これは大丈夫な類なのか?」
テリス「一応、は・・・。ですが、そのスキルがあったとしても、確実に回避できる訳ではないのは言うまでもありません。あくまで保険用と言う感じなります。」
ヴィジェラ「微々たる感じで反応してくれるなら、それに順応して動けば可能かも知れませんよ。」
ミーシェ「・・・言うは簡単・行うは難し・・・。」
マスターT「だな・・・。」
運営に携わっているテリスに尋ねてみた。この場合は内部仕様を伺うのではなく、その様な仕様を挙げても大丈夫なのかという感じだ。それに、このテスト試合はそうした部分を確認する手段でもある。多分合法的な感じだろう。
すると、それは保険的な感じでしかないと返してきた。確かにその通りである。そのスキルにより確実に回避ができるのであれば、誰でも常備するだろう。完全にバランスブレイカーそのものだ。あくまで保険程度の力量でしかない感じに思える。
だが、ここでもトンでもない発言をするのがヴィジェラ。その自動的に回避に移る動作に順応すれば良いと言う。確かに理屈的にはその通りだが、それがどれだけ難しいかは想像を絶してくる。まあそこも彼女が宇宙種族だから成し得るものなのかも知れないが・・・。
当然ながら、その発言に対して苦言するミーシェ。言うは簡単・行うは難し、これである。俺の方も心から同意せざろう得ない。何ともまあな感じである・・・。
シュテナ「まあでも、ヴィジェラ様の身体能力を考えれば、それが可能かも知れませんね。特に彼女が扱うのは機敏な駆逐艦ですので。」
マスターT「・・・そうですか。」
アッケラカン的に語るシュテナに、最早呆れるしかなかった。これは俺だけではなく、地球出身の面々総意である。ヴィジェラと同族のテリスも呆れている感じだ。ただ、宇宙種族組に関しては、十分有り得るだろうという思いを感じた。
ともあれ、今回もテスト試合だという事を忘れてはならない。ヴィジェラの突拍子もない話は実際に可能なのかどうかも兼ねている。それらを見越してのこの場になるだろうしな。でなければ、此程大規模なテスト試合を容認する事はないと思う。
現にゲームマスターのテリスことテイアが同席しているのだ。実際にこの目で確認するのも役目であろう。でなければ、ディナリアがゴーサインを出す事はなかったと思われる。
何にせよ、この特殊スキルに関しては今は有用だと言わざろう得ない。直ぐさま色々な物色を開始しだしている面々だが、はたして開戦までに時間が間に合うのかが心配だわ・・・。
ミーシェ「ユゥー! バシッ! ゴグッ!」
ナーシャ「・・・ああ、某レスラーさんのアレか。」
マスターT「何とも。」
突然のネタの披露に呆気に取られる。その内容は、先程の“挑発”から連想されるものとなる。某プロレス団体で活躍していたレスラー氏の十八番の技で、その効果音である。まあ確かに挑発と言う意味合いでは、合っているには合っているが・・・。
ちなみに、俺も嗜んでいる某プロレスゲームでは、ターントという技名で存在している。同技を相手の攻撃や移動時の接触の直前に繰り出せば、何と確実にその攻撃を繰り出す事が可能になってくる。高難易度だと偶に返される場合もあるが、大体がカウンター的にヒットする。
流石に海王の艦隊ではその力量は発揮できないが、ミーシェが挙げたかった意味合いは挑発と言う部分に関してのネタである。俺としては心から同意せざろう得ない。
マスターT「この挑発のスキルだが、有効時間はどのぐらいなんだ?」
デュリテ「1分間ですね。再使用までは30秒ほど掛かりますよ。」
ヴィジェラ「1分間回避し続ければOKと言う感じですか。」
マスターT「お前さん・・・。」
話題に挙がった挑発のスキルの有効時間に関して、同作に詳しいデュリテに内容を伺った。すると、使用してから効果が切れるまでは1分間との事。更に再使用までは30秒で済むとの事らしい。某アクションゲームの秘計みたいな感じだわ。
そんな中、再びヴィジェラが問題発言をカマしだした。1分間回避し続ければOKとか、全く以て正気の沙汰ではない。特にそれを生身の身体ではなく艦船で行おうとしているのだ。狂っているとしか言い様がないわ。
それでも彼女の身体能力などを踏まえれば、もしかしたら可能かも知れない。実現したら、とんでもない盾役になるのは言うまでもない。
アセリス「うーん、となると効果が切れる5秒前ぐらいに、別の方が使うのがベストですかね。」
マスターT「そうなるわ。ちなみに、このスキル群は後で外したりは可能なのか?」
デュリテ「可能ですよ。これらのスキルは資金経由での入手となりますので。一度取得したら、以後は失う事はありません。」
マスターT「なるほどな。」
補足として朗報が伺えた。これらのスキル群は取り外しが可能らしい。RPG作品群では一度覚えた技などは外したりできない場合があるが、海王の艦隊では完全に自由設定になっているようだ。
また、そのスキル群も資金があれば入手可能のようで、特に苦戦せずに手に入れられるとの事である。無論、効果が上質的なものは高額になるので、直ぐに入手したりはできないらしいのだが。
更にこのスキル群は戦闘開始直前までに装備すればOKらしい。即座に艦長自身に反映がされ、それが艦船にも伝わるとの事である。完全にRPG作品風な感じだが、これはこれでアリかも知れない。
テリス「既に周知だと思われますが、港から戦場へと移動し、そこから戦闘開始までは1分ほど待機という形になります。それ以上は勝手に試合が開始されますのでご注意を。」
デュリテ「過去に経験があるので大丈夫です、はい。」
マスターT「苦労人だわな。」
何ともである。前回のテスト試合時でも体感したが、港から海上へと移動し、そこから試合が開始されるまでは1分ほど掛かる流れだ。その間にスキルの着脱などを行ったりする事ができる。今こうして対話しているのが正にそれである。
ちなみに港から海上へと移動し、既に1分が経過しているのだが、今回はデバッグ的な内容も絡んでいるからか直ぐに試合が始まらないようである。それ故のテリスの参戦であろう。
第4話・9へ続く。
ターントの件はお察し下さい(=∞=) そう言えば、元ネタのレスラーさん、昨年お亡くなりになられたのですね。ご冥福を心からお祈り申し上げますm(_ _)m
しかし、艦船群で艦長のスキルが反映されるという。自分も嗜んでいる7エンパの各スキルに似ている感じでしょうか。ただ、その反映されるモノが艦船自体なので、勝手が違ってくるのは言うまでもありません><; この部分は今後の課題になりそうです(-∞-)
何にせよ、海王の艦隊は元ネタのワルシプを自分なりに大改修した感じになるので、ここは大いに夢や希望を盛り込みたいものです><; 何ともまあですわ@@;




