第4話 大規模テスト試合6 念話の脅威度と警笛での連携(通常版)
「・・・この念話と言う力は、肉体側の私達が筐体となっている送受信装置ですよね。」
「あー、そう例えるのが無難ですね。この点をどう挙げるかと悩んでましたよ。」
「ヘッドセット以外での対話ツール、これですよね。」
「なるほど、そう考えれば卑怯ではないと。」
念話の力量に感嘆としているテリス。彼女はデュネセア一族なため、普通に念話が使える。他にも参戦している宇宙種族組は、基本で念話の力量が備わっている。俺達は各ペンダント効果による恩恵である。
それに、アセリスが挙げた通りとなる。今し方俺も同じ事を思っていたが、この念話が卑怯なツールではない事が再確認できた。ヘッドセット以外に対話ツールを使っているという感じとなる。そう考えれば全く卑怯ではない。ただ、その仕様だけはぶっ飛んでいるとしか言い様がない感じだがな・・・。
前にも何度か挙げたが、この念話は時間と空間の概念を超越している。従来の通信機構であれば、距離に応じて必ずタイムラグが発生してくる。それが広大な宇宙空間となれば、何年も時間を有する事になってくる。
対して念話は全く異なる。どれだけ距離が離れていようが、リアルタイムでの対話が可能な感じだ。即座に伝わるため、既存の通信機構など話にならない。現実世界でもこの恩恵に与る状態なので、携帯端末を使う事は希になった。全く以て話にならないのだから。
ただ、一応の連絡事という感じでは携帯端末を使う事になる。念話が使えない人物に対してへのものだ。こればかりはどうしようもない。それを踏まえれば、念話がいかに異常過ぎる性能を誇っているかが痛感できた。そして、今の俺達はこれを常用し捲くっている。
「・・・何れ痛い目を見るだろうと思っているが、念話の恩恵に与ると離れられなくなる感じだわな・・・。」
「そりゃそうですよ。これほどの画期的な通信手段は類を見ませんし。」
「異世界惑星事変では大活躍し捲りだったからねぇ。」
「よって、別段卑怯事ではないのです、はい。」
「はぁ・・そうですか・・・。」
念話の恩恵から離れられない面々、と言うべきか。これも全て6大宇宙種族の力量が為せる業物だわ。彼らのお陰で全てが激変しているのだから。何ともまあな感じである。
それに、この海王の艦隊の開発にはデュネセア一族のディナリアが携わっている。根幹と言える部分となるため、最早俺達がここに居る事自体が彼らの恩恵そのものなのだから。
今更この部分を批難し様ものなら、何もできなくなると思っていい。それだけ宇宙種族組からの恩恵は計り知れないほど受けている。心から感謝すべきなのは言うまでもない。
「それよりも、このマップは回避がし辛い感じと。」
「ですねぇ。」
「集中砲火を受けないように機動力を維持する必要がありそうっす。」
「悩ましい感じですよ。」
そんな中、何時もは寡黙に行動しているウェイスが語りだす。その内容は眼前に広がる試合会場ことマップのそれだ。サイジアは無論、ナディトとエルフィも同様にその様相に対して危惧している。
前回は出撃した艦船数が合計6隻だったので、マップ自体は小振りな感じだった。それでも大海原には違いなく、それなりの広さは備わっていたようだ。それに、大小様々な島が存在していたため、砲撃に関しては回避し易かった感じだ。
今回は一段と小さな島が点在しているだけとなるので、砲撃に関しての回避策は難しいと思われる。駆逐艦を扱うヴィジェラや、巡洋艦を扱うテリスとシュテナなら辛うじて盾として活用できるぐらいだろう。それ以外の面々は大型艦を操艦するため、島影の恩恵を得る事はできない。
特に自分の特殊大和は無論、四天王が扱うアイオワ・シリーズ、ミーシェとナーシュが扱う長門型戦艦群、ウィルナとダデュラが扱うビスマルク・シリーズは艦体が巨大だ。非常に回避がし辛い事この上ない。
「戦術リーダーはデュリテで構わないか?」
「了解です。腕が鳴りますよ。」
「心から同意します。デュリテ様なら申し分ありません。」
戦いの展望を巡らせている四天王を踏まえつつ、今回のテスト試合のリーダーを定める事にした。前回の試合同様、今回もデュリテに一任するのが無難だ。すると、望む所だという感じに意気込みだす彼女。その彼女の抜擢に賛同するアセリスだ。
他の面々はどうなのかと思ったが、その応答は行動で現れた。各艦船に装備されている警笛を鳴らしだしたのだ。しかも俺も含めた全員が、である。まるで暴走族の決起大会的な感じに思えてくる。
そんな中、その警笛で某未来から到来する機械兵士の作品のテーマが流れ出した。その出先はミューテである・・・。するとそれに肖りだしたのか、何とあの四天王が同調して同じ演奏しだした。仕舞いには元ネタを知る全員がそれを繰り出したのである・・・。
この警笛だが、従来なら音源は波長が長く単発式なのが常となる。しかしそこはゲームになるからか、トレーラーヘッドやトラックなどの波長が短く連発式のものだ。つまり、連呼が可能なのだ。そして今のこのカオスな様相となる・・・。
「・・・そんな警笛で大丈夫か?」
「大丈夫だ! 問題ない!」
「はぁ・・・。」
収拾が付かなくなりそうだったので、更にとあるネタを挙げてみる。それに対して即座に反応するのもミーシェだった。そして呆れ雰囲気のナーシュである。ただ、一連の流れがツボにヒットしたのか、四天王や他の面々が爆笑し捲くっていた。何ともまあだわ・・・。
まあでも、こうして即座に雑談や雑技に返せる部分が俺達の強みである。過去の各事変でもどれだけ繰り出されたか分からないぐらいだ。そして、それが場の雰囲気を破壊し、俺達の方へ有利に傾けるのだから。
それを容易に、しかも自然体で繰り出せるミーシェには脱帽するしかない。生粋のムードメーカーを地で行く存在そのものだわ。
第4話・7へ続く。
ファファン・ファン・ファファン(=∞=) トラックドライバーという作品では単発式クラクションが鳴らせるため、偶にこのクラクション祭りをやったりしています@@; 警笛でそれができれば凄いのですがね(-∞-)
しかし、VRMMOの世界に念話を持ち込める一同の図と。外部、生身の身体を媒体とした通信手段的な感じでしょうか。この場合は外部経由でのツール使用となるので、多分反則ではないと思います。まあでも、その仕様がぶっ飛び過ぎて反則技に等しいのですがね@@; 何とも><;
ともあれ、ここから本格的に大規模テスト試合の様相となっていくかと。戦闘描写をかなり盛り込まないといけないので、四苦八苦のシドロモドロは相当付き纏いそうです><; 頑張らねば・・・(>∞<)




