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第4話 大規模テスト試合5 試合会場たる大海原へ(通常版)

 港からコマンドにより試合会場へとダイヴする。眼前には大海原が広がっており、今までに見た事がない様相を醸し出していた。前回のテスト試合時とは異なるフィールドだ。


 ダイヴした先は特殊艦船の戦艦大和の艦橋上。艦橋には俺だけしかいないという、何とも殺風景も程がある感じである。そして左右を見渡すと、各7隻ずつの艦船が勢揃いしていた。


 若干配置が上下している部分もあるが、大多数が横並びな感じである。圧倒的な艦船群と言うべきか、その威容は存在そのもので威圧すると言えた。伝説的な艦船群が出揃っているのは実に圧巻である。


 今回のテスト試合は15隻対15隻の大規模なものとなる。しかも相手は全てが通常艦船の戦艦大和だ。圧倒的な耐久力・攻撃力・防御力は、間違いなく最大最強の敵と言える。


 しかしながら、こちらは全てが特殊艦船となっている。防御力のステータスだけ通常艦船の3倍の仕様となっているのだから。ただ、それ以外は通常のものと全く変わらない。


 ちなみに試合前に伺えたが、この防御力が3倍の仕様はデフォルト自体がそれだとの事だ。今はまだ目撃していないが、貫通攻撃による防御無視の一撃にも対応されるらしい。つまり、従来被弾する攻撃の3分の1以下のダメージな感じだ。


 またこれも今は体感していないが、榴弾の着弾による火災発生と魚雷の着弾による浸水発生のダメージも対応しているとの事。そもそも、従来の3倍の防御力を誇るなら、榴弾は別として下手な魚雷はまず無効化されると推測ができる。


 そもそも、先のテスト試合でも痛感したが、大和の46cm主砲弾を喰らってもダメージすら受けなかったのだ。同格口径の魚雷が当たろうが、推進速度が各段に遅いのだから無効化されるのがオチだ。まあ海中は色々な要因があるので、この限りではなさそうではあるが。何にせよ、特殊艦船の仕様は異常としか言い様がない。



 しかしながら、これは何度も挙げているが、出費の問題で使う事はほぼ不可能に近いのが実状である。資金群が揃っていない序盤で使おうものなら、即座に赤字決済となり艦船が使えなくなる。当面は低レベルの艦船を使うか、港で行えるクエスト的小規模なミッションで稼ぐしかない。


 不思議な事に、本作は艦船群を操艦する流れではあるが、港から発注できるミッションはRPG的なものもあったりする。まあ物資を移送するのを手伝ったりするのがそれになるが、妨害工作などは発生しないらしい。


 そもそも、こうしたクエストは共闘プレイはできるも、対戦形式の流れにはなっていない。目玉が海戦の方になるためである。もし一般的な稼ぎミッションで対戦が可能なら、そちらに入り浸るプレイヤーが多くなるのは言うまでもない。下手をしたらプレイヤーキルも十分発生するだろう。


 まあ何れRPG風のVRMMOもリリースするとの事なので、それらも踏まえたミッションの様相を用いているのだと思われる。海王の艦隊は手探り状態の部分もあるため、今後も色々なノウハウを蓄積していくのは間違いないだろうな。



「うぉー! これは実に壮観だぜぃ!」


 遠方は戦艦陸奥に乗るミーシェが叫びだした。誰がどの艦船に乗っているかだが、各艦船の真上に俺達の名前が挙がっているので一目瞭然だ。


 本来ならここに自身のIDなどが表記してあると思われるが、そこはプライバシーの問題で名前だけに留めているらしい。まあ仮にIDが表記されていても、そこに突っ込んだ事をするのはマナー違反だ。これはネット社会の暗黙の了解とも言える。そこだけはしっかりと弁えねばと思う次第だわ。


 ちなみに、内部情報的は全てそこにあるらしい。ただ表示ができていないだけの仕様とも。まあここはシステム絡みになるため、ソフトウェアに疎い俺には対応外極まりないが・・・。


「ふむ・・・敵の方はまだ出てきていませんね。」

「以前の試合時は、ダイヴしてから一定時間後に忽然と姿を現していたが。」

「今回も同じだと思いますよ。ただまあ・・・。」

「戦艦大和が15隻ですからね・・・。」


 恐々とした雰囲気で語るデュリテとアセリス。先の試合で共闘させて貰ったが、その時の相手は3隻だった。今回はその5倍の15隻である。自然と怖じてしまうのは言うまでもない感じだ。かく言う俺も同様である。


 ただ、既に色々と作戦を練り出している様子の面々。何故それが分かるのかだが、それは俺達の必殺的な力量たる念話が成し遂げている。これに関しては、ゲームマスターのテイアことテリスも痛感していた。


 現状は海王の艦隊では念話を使う事はできない。ゲーム内準拠の問題からして、念話は外部の力量となるからだ。それが何故俺達に使えるのかは、リアルの自身達が無意識レベルで使用しているからだと思われる。


 仮想空間にダイヴしている精神体たる自身が、肉体の身体を通して総意へ念話を飛ばす感じと考えた方が良いかも知れない。それなら十分理解できる仕様となる。当然これは俺達だけの特化型の力量だ。


 これに関しても、ゲームマスターのテイアやディナリアに大丈夫なのかと質問したのだが、ゲーム外の該当外知識群になるので関知できないとの事。言い換えれば、別途用意した会話ツールという意味合いに留まるのだと挙げている。これは別段卑怯事の類ではないので、問題はないとは思う。


 実際にその様なツールは出回っており、それらを使用しての連携を取り合うのは定石でもある。ネットゲーム絡みは正確な連絡が取れてこそだしな。必須中の必須であろう。


 ちなみに、ディナリアはティーナという名前でダイヴしてきていた。無論ゲームマスターの役職となるので、テイアがテリスと偽名を使って一般プレイヤーとして参しているような事はできない。まあ別途偽名キャラクターを作るのなら別ではあるが。


    第4話・6へ続く。

 タイムラグが発生しない念話。距離の問題も解決しているとなれば、最早普通に対話しているようなものかと。そんなツールが出たら、さぞかし凄まじい事になりそうですね(-∞-)


 ただこれ、VRMMOと題した作品でどう表現するかが問題でした。それでも、ここがゲームの世界となれば、生命体の身体(人間以外にもいるため生命体と定めてます)を媒体としてヘッドセット経由でゲーム内で具現化させる、こんな形でしょうか。まあ劇中であれば何でもござれな感じですけど><;


 問題はこれからどう描写していくかで思い悩んでいます@@; 元ネタのワルシプことワールドシップでの上位陣の試合を繰り返しながら、どういった表現をしようかとアーダコーダと考えています><; 戦闘描写は非常に難しいですね。特にそれが艦船となると尚更でしょう。気を付けて進まねば(>∞<)

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