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第3話 少女の願い11 選抜メンバーと少女の願い(通常版)

「四天王の方は大丈夫か?」


 そう言いつつ、近場の簡易工場こうばに目を遣る。そこでは良く分からないものを作成しだしている4人がいた。ナツミツキ四天王の彼らだ。仮想現実とあってか、リアル以上に縦横無尽に動き回っている。


 そう言えば、海王の艦隊は自由度が高い作品とあり、海戦に出る事以外にキャンプなどの一般的なアウトドアな行動をするプレイヤー達が多い。四天王の行動もそれに近いだろう。何でも可能とあってか、VRMMOよりも遥かに人気が高いのは十分肯ける。


 特に港の中央市場では、数多くの物品が出回っている。俺も嗜好させて貰っている煙草もその中の1つである。他には手料理も数多くあり、仮想現実故に太らないとあってか、想像を絶するほどの量が売られたりしていた。本当に見事だと言うしかない。


 流石にモンスターなどと戦うRPG風な流れはないため、普段の延長線上の流れに海戦を織り込んだ形になる。これでRPGと同じ戦いができたのなら、それはそれで物凄い作品になったかも知れないが・・・。


 これに関しては、行く行くはRPG風の作品を手掛けたいとも創生者ことディナリア自身から伺っている。そうなった場合、下手をしたら海王の艦隊以上に盛り上がるのだろうな。まあ今はこの作品を楽しむとしよう。


 ちなみにだが、ウエストはウェイス、サイバーはサイジア、ナッツはナディト、エンルイはエルフィという名である。この名の由来だが、過去に異世界惑星ベイヌディートで活躍した4人の名前を拝借したとの事。俺も面識はあるが、あの4人と四天王は本当に似ていた。


 俺達の方は4年程度しか経過していないが、向こうは大凡2万年が経過している。故に4人は既にこの世にはいない。それらを伺い知った四天王が、彼らの思いも汲む事を決意したとも語っていた。


 語り継いでいけば、永遠に生きる事ができる。本当にそう思う。それこそ正に不老不死と言えるのだから。これは地球でも全く同じ話だと断言できる。


「全く問題ありませんよ。」

「本当なら駆逐艦などで大暴れしたい所だが、ここは矢面立ってタゲ取りすべきだな。」

「“戦艦が簡単に沈むか!”、これですよね。」

「本当にそう思います。」

「そんな戦艦どもで大丈夫か?」

「「「「大丈夫だ、問題ない。」」」」


 作業をしつつも、何時でも暴れられると瞳を輝かせている四天王。それを見たミーシェはエラいニヤケ顔になっている。そして恒例的にネタの1つを披露しだす。それに対して即座に返す所を見て、ナーシュの方は非常に呆れ顔だ。まあ何時もの事になるので仕方がない。


 それでも、今回の対決に関しては、四天王の存在が大きなウェイトを占める。リアル世界で現存する戦艦の具現化版を持っているのだから、その重要度は非常に高い。


 俺も所有させて貰っている大和もそうだが、とにかく相手のタゲを取るのが最優先課題となってくる。戦艦の存在意義とは、他の味方艦へのダメージを受け持ってこそ真価を発揮するのだから。これに関しては、戦艦乗りとして肝に銘じておかねばならない。


「将軍はデュリテに一任する。俺達はお前さんの指示に従って展開するわ。」

「気が重いですが、今はそれしかありませんね。」

「大丈夫ですよ。私達も最大限補佐しますから。」


 リーダーにデュリテを指名すると、顔を強張らせてくる。しかし、海王の艦隊のやり込み度を考えると、彼女以上の博識者はいない。所有している各艦船の特性を把握している事から、適材適所的に指令を出す事ができるのだから。


 実際にはヴィジェラの方が適任なのだが、ヲタク気質ではデュリテには遠く及ばない。否、足元にも及ばないと断言できる。それだけデュリテの力量は段違いだ。まあここは仮想現実の世界、ヲタク気質の面々の方がリーダーに打って付けになるだろう。


 それに、俺達の気質は実働部隊そのものだ。頭に立つのは非常に厄介極まりない。ここはデュリテに俺達のヘッドを一任するしかない。他力本願的な感じで恐れ入るが・・・。


「参加者に関してですが、マスター・デュリテ様・ミーシェ様・ナーシュ様・ウィルナ様・ダデュラ様・ウェイス様・サイジア様・ナディト様・エルフィ様まで決定ですか?」

「私も参加させて頂きます。」

「同じく。」

「腕が鳴りますじぇ。」


 挙がった面々は実に凄まじい強者揃いである。その面々が今度の大規模テスト試合に向けて意気込みだしている。現状だと想像を絶する戦いになるのは言うまでもない。


 特にその中で戦艦での参加者が、自分を含め11人もいる。艦船自体の強弱はあれど、その様相は正に大艦隊そのものだ。故に想像を絶する戦いになるのだと確信が持ててくる。


 ただ、それでも相手は戦艦大和が15隻の様相となる。初動でしくじると大変な事になるのは言うまでもない。念入りな作戦が必要になってくる。気を引き締めねば・・・。



「ふむ・・・残り1人は何方が担当です?」


 挙がった面々が意気込む中、ミーシェの言葉で思い返る。今現在は14人までが挙がるが、残り1人が足りない状況だ。三姉妹や双子の方を見るが、3人一緒や2人一緒の方が良いと首を振っている。他にも4人ほどいるが、今は我関せずな感じでいた。


 そんな中、徐に手を挙げだす者がいた。俺達の中で浮いていた存在、テリスその人だ。


「あの・・・私で良ければ参加させて下さい・・・。」

「・・・それは一般参加という事で良いのですかね?」


 テリスの名乗り挙げに表情を硬くしつつ言葉を返すミーシェ。何時ものノホホンとした様相は全くない。それは、テリスの本職がゲームマスターになるからだ。


 先にも挙がっていたが、こうして一般人としての触れ合いなら問題はないだろう。しかし、実際に海戦に参加するとなると話は異なってくる。下手をしたら、癒着などと言ったイザコザが発生する可能性も十分ある。


 ミーシェとしては、テリスとは共闘できる事は喜ばしいといった雰囲気でもある。しかし、公私混同に至ってしまっては彼女に非常に強い責任が圧し掛かる。故に慎重な対応を求めているのだと思われる。


 まあでも、現状は彼女が適任者とも言えるだろう。テリスの本音としては、ゲームマスター側の知見も踏まえて、今回の大規模テスト試合を体験するというものだ。実際にこうした場面に遭遇するのは非常に希だと思うので、ここぞとばかりに名乗りを挙げたのだろうな。


    第3話・12へ続く。

 着実に大規模テスト試合に向けて進む一同。そもそも、15隻の戦艦大和と対峙する事自体異常なのですがね@@; これも仮想現実が為せる業物と言えるのかと><;


 と言うか、この後の大規模テスト試合の流れをどう描くかで思い悩んでいます><; 先のトリプル大和でも色々と思い悩みましたので><; それが今度のは規模が5倍ですから・・・(-∞-) まあでも、何とかモノにしけいければと思う次第ですm(_ _)m

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