第3話 少女の願い10 大規模テスト試合の構想(キャラ名版)
ウィルナ「テスト試合でも良いので、マスターと共闘してみたいものです。」
ダデュラ「ですね。」
出来上がった手料理を手渡してくれるウィルナとダデュラ。それを頭を下げつつ受け取る。VRMMOの世界観ながらも、目の前の手料理の美味しそうな香りには食欲が沸いてくる。まあ実際に食す訳ではないため、食欲の願望を満たす事はできないが・・・。
その2人が、俺に対して共闘したいと申し出てきた。それを伺った他の面々も、同じ思いであると挙手しだしている。
マスターT「テリスさんや、テスト試合で参戦できるプレイヤーの人数は?」
テリス「15人まで可能ですよ。艦船の方も味方サイドで最大15隻までになります。」
デュリテ「となると、敵COM側も最大で15隻になると。」
ゲームの仕様に関しては、スペシャリストたるテリスに尋ねるのがいい。これは仕様への問答なので、決して癒着にはならないだろう。その彼女に対して、テスト試合での最大参戦者数を尋ねてみた。
先のテスト試合時は、俺とデュリテにアセリスの3人で戦った。当然、相手側も同じ3人という設定で現れた。しかも、設定した艦船はトリプル大和である。
アセリス「テスト試合は対人戦も可能なのですよね?」
テリス「はい。ただ、プレイヤーの皆さんのプレイ状況を窺う限り、その殆どは対COM戦を選ぶ傾向が強いですけど。」
ナーシュ「テスト試合はあくまでテストですからねぇ。本腰入れてプレイするなら、普通の対人戦を行えば事足りますし。」
マスターT「悩ましいわな。」
確かにナーシュの言う通り、テスト試合はテストでしかない。艦船の出費は一切発生する事はないが、資金などを稼ぐ事も不可能である。
ただし、一部例外が存在するようでもある。それは、初回プレイに関して特殊艦船の通常版を報酬で頂けるというものだ。無論、それは相手に戦艦大和を選ぶという条件付きだが。
マスターT「相手を大和に選ぶ事で、1回限りだが特殊艦船の通常版を貰えるのがな。」
テリス「それですが、今はテスト運用と言う意味合いで実装しています。まあ、相手に大和を選ぶ必要があるため、15人で参戦された場合は・・・。」
ミーシェ「フィフティーン・大和なのだなっ?!」
テリス「・・・そうなりますね。」
何ともまあ・・・。今もテスト試合での艦船の報酬は実施されているが、その条件は先に挙げた通りの内容となる。現段階で最強艦船の1つである、戦艦大和を選ぶというものだ。テリスが言うには、これに勝てたプレイヤーは非常に限られているらしい。
そもそも、相手のスペックは逸脱している。先の俺達の戦いは、それなりの艦船を有していたから成し得たもの。デュリテが単艦で大和と対峙した際は、簡単に負けたのが実状だ。その相手が最大で15隻も出てくるのだ、狂っているとしか言い様がない。
アセリス「それに、仮に勝てて通常版を頂けても、それを使う資金がなければ全くの宝の持ち腐れになりますからね。」
デュリテ「そこが痛い所ですよね。」
正にその通りである。報酬で頂ける艦船が上位レベルであれば、それに伴い出費がベラボウにかさんでくる。下手をしたら赤字になり、負債を支払い切らねば動けなくなってしまう。
初期タイプの艦船を使えば、赤字出費は抑えられるようだが、ベラボウな負債を返済するのは容易ではない。ゲームプレイ自体が成り立たなくなるのは言うまでもない。正に詰んだと言えてくる。
ミーシェ「選択、無謀にも戦いを挑む。」
ナーシュ「四天王と対決?」
デュリテ「冥府行きは必定かと。」
マスターT「はぁ・・・。」
話の内容が難しくなりだしたからか、ミーシェがボケをカマしだした。そのネタを伺い、即座に反応するナーシュとデュリテ。俺もネタ先を知っているが、今は呆れる事にした。
ただ、ミーシェが挙げる内容は、今の話題の意味合いに非常に近い。つまり、無謀な戦いが待ち構えていると言う事だ。
ミーシェ「ぬぅーん! マスターを矢面に立たせれば何とかなる!」
デュリテ「それが最善の策の1つですよねぇ。」
マスターT「大丈夫だろうが、15隻は流石に厳しいと思う。」
最終結論として、ミーシェが俺を矢面に立てる案を挙げてきた。先のテスト試合時の流れと全く同じである。ただ、先の試合は3隻だったから済んだが、その5倍の規模となると話は異なってくるだろう。
実際問題どうなのかと、既に実戦経験者のデュリテとアセリスに目を遣る。すると、不可能ではないという雰囲気を放ちだした。2人の気質からして、相手の大和の戦闘ロジックを粗方把握してしまったようである。
そんな俺達のアイコンタクトを窺い、手数は多い方が良いという威圧を掛けてくる面々。ウィルナやダデュラを筆頭に、非常に強力な艦船を持つ艦長達だ。
ヴィジェラ「マスター方が矢面立って動かれるなら、私達が奇襲を仕掛けて1隻ずつ潰すのが無難でしょう。スペックを見る限り、島風なら結構なダメージを与えられますし。」
ナーシュ「私達戦艦部隊はタゲ取りが専門ですよね。」
ミーシェ「ヘイトを取る事ができるかが問題ですけど。」
早速その場で色々と討論を開始しだす面々。特に今回は壁役の重要度が非常に高くなる。ナーシュの長門とミーシェの陸奥も大いに活躍させるしかない。
とにかく、事前に色々と策を練らねば勝つ事は不可能に近い。ごり押しで勝てるようなものではないのだから。
第3話・11へ続く。
なるであろう様相に至ったという@@; 海王の艦隊の仕様としては、最大15人参戦が可能なので、先のテスト試合を踏まえればフィフティーン・大和という事に(-∞-) この展開は次の話(第4話)で描こうと思うので、凄い事になると思われます><; 上手く描けるかしら・・・@@;
しかし、元ネタがある作品を展開させるのは骨が折れますね><; 自分は完全オリジナルが得意なので、こうしたアレンジは難しい感じです><; それでも、既に風呂敷は広げてしまったので、最後まで突っ切り、そしてしっかり閉じなければ・・・(-∞-)




