第3話 少女の願い7 アキバ・コミケの少女(キャラ名版)
女性1「それに、こちらの方とは以前お会いしていますよ。」
突然の声掛けに驚き、恒例の如く身構えてしまう。装備してもいない拳銃を抜こうとして相手に向き返るが、そこにはこれまた見知った人物達がニヤケ顔で立っていた。
マスターT「・・・はぁ、これで“5大宇宙種族の全員”が揃った訳か・・・。」
女性2「これ程までの魅力的な世界があるなら、暴れない訳には参りません。」
女性3「ですねぇ。」
マスターT「はぁ・・・そうですか・・・。」
今ではそれぞれがヲタク気質を地で行く存在と化している女性陣。1番最初に語り掛けて来たのは、デュネセア一族のデュヴィジェ。2番目はドラゴンハート一族のルビナ。そして、最後はカルダオス一族のヘシュナだ。
他にもギガンテス一族のミュティラ・ミュティナ・ミュティヌがいるようだが、四天王と同じく対人戦に入り浸っているらしい。これはデュヴィジェからの念話による補足である。
ちなみに、デュヴィジェはヴィジェラ、ルビナはルティネス、ヘシュナはシュテナという偽名を使っている。彼女達の頭の上には、その名前が浮かんでいるのがそれだ。
既に大暴れ中のミュティ・シスターズは、ミュティラがミューラ、ミュティナがミューナ、ミュティヌがミューヌという偽名を使っているらしい。三姉妹に関しては実に安直である。何ともまあ・・・。
しかしまあ、続々と身内の大多数が現れる様は、それだけ現実世界で溜まったストレスの発散先となるのだろう。まあ本音の部分では、間違いなく仮想現実で暴れられる点を考慮してのものだろうが・・・。
マスターT「・・・それで、ヴィジェラさんが挙げたそれなんだが。」
ヴィジェラ「ああ、テリス様ですね。“アキバ・コミケでの迷子”を覚えていますか?」
マスターT「・・・まさかそんな・・・。」
ヴィジェラが挙げた内容に、一瞬呆然とするも直ぐに驚愕した。そのまま、傍らにいる本人を凝視する。それに驚く仕草をするものの、その雰囲気が何処となく似ていると脳が囁く。
アキバ・コミケ。黒いモヤ事変を無事乗り越え、息抜きと題して催した大きなイベント。幕張メッセにて開催する事が多いコミケことコミックマーケットを、アキバこと秋葉原にて開催する事にしたのだ。
その際、レプリカ大和・レプリカ伊400・レプリカヴァルキュリアを出展している。特にレプリカ大和とレプリカ伊400は、実際に中央通りを貸し切り、そこに厳重に鎮座させた。当時は巨大兵装に触れられるとあってか、物凄い大盛況であった。
レプリカヴァルキュリアに関しては空中での鎮座となるが、存在そのものを間近で見られるとあって人気を博してもいる。日照問題の点は、ヒドゥン状態の機構を上手く利用したものを用いている。5大宇宙種族が成せる業物だと言えた。
当然ながら、俺達の全員はコスプレにて参加している。その際、迷子になっていた少女を保護する事があった。それが目の前のテリスことテイアだと言うのだ。ちなみに彼女の本名はティリナである。
そして、その迷子になった最大の理由は、今も嗜んでいる海王の艦隊が原因だ。開発元の重役でもあったティリナの母親ディナリアが、大事な資料群と共に誘拐されたのだ。嘘の様な本当の話で、それだけ同作が相当注目を浴びていた事になる。
幸いにもディナリアは直ぐに見つかり、海王の艦隊の資料群も無事に確保できた。この部分に関しては、ヲタク気質の面々が誘拐事変に対して大激怒した事、それが事件の早期解決へと至っている。特に5大宇宙種族のヲタク気質の面々が凄まじい大活躍をみせていた。
ディナリア自身は娘のティリナと共にアキバ・コミケに訪れており、同催しで海王の艦隊の告知イベントを行うつもりだった。そこを窃盗犯に誘拐された訳である。
それにしても、窃盗犯こと誘拐犯は甘いとしか言い様がない。確かに開発者のディナリアを資料群と共に誘拐するのは一理あるが、更に効率良く事を運ばせるならティリナを誘拐するべきだった。その方が確実に資料群を得る事ができただろう。
それに、その窃盗犯は数年前などに発生した、あの車両窃盗事変の連中を模倣したらしい。何ともお粗末な感じだと言わざろう得なかった。所詮は中身が据わらない愚物共の浅はかな愚行そのものである。
まあでも、無事に誘拐事変を解決できて何よりだった。でなければ、最悪この海王の艦隊自体がリリースされる事はなかっただろうな。それに、ディナリアの本音では、態と窃盗犯に捕まり、内部から壊滅させるために動いていたのもあるのだから・・・。
宇宙種族の概念は、地球人の俺からしたら本当に理解不能としか言い様がない・・・。
マスターT「・・・あれから“地球時間では”数ヶ月しか経過していないんだがな・・・。」
ヴィジェラ「宇宙種族故に、ですよ。地球人とは時間と空間が全く異なりますからね。」
シュテナ「異世界惑星事変での時間の経過は、地球では微々たるものでしたから。しかし、テリス様方には結構な時間が流れていたようです。」
マスターT「そ・・そうですか・・・。」
実に驚愕の事実である。アキバ・コミケから異世界惑星事変へと至り、その後地球へと帰還した流れは数ヶ月程度のものだった。地球から1億光年先の異世界惑星へと転移し、現地で大暴れしたのが非常に懐かしい。
この際、地球の方は普通の数ヶ月が過ぎる程度だった。しかし、5大宇宙種族の面々だけは異なったようだ。彼らは俺達と同様に時間の経過が発生していたようである。現に目の前のテリスが正にそれだ。
理路整然と解釈できる物事ではない、と言うしかない。だが、幼子だったテリスが大人になっているのが何よりの証である。嘘偽りでは決してない。
第3話・8へ続く。
覆面の警護者のラストとの繋がりがここに。そして、時間と空間の概念が異なる宇宙種族ならではの流れと。何と言うか、我ながらよくぞ繋げられたと感心しています@@; 問題はこの後ですが、まだ完全に白紙の状態なのが何んとも(-∞-)
一応ラストの方は粗方定まりつつありますが、何分完全に娯楽を題材とした展開なので本家の流れには影響がないのが悩ましい感じです。と言うか、苦労人・警護者・探索者と結構な激闘が連発していますので><; 今後の自分次第でしょうね、頑張らねば・・・(>∞<)




