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第2話 テスト試合8 COMの考えられない行動(キャラ名版)

 水上攻撃機の波状攻撃を受け続けた右側大和は、体力ゲージが赤くなると何と右側に旋回しだしたのだ。相手からすれば左舷から連続で砲撃を受け続け、艦尾には今も魚雷を受けている。前方には俺が待ち構えているため、唯一攻撃がない右側に舵を切るのは妥当な判断だと思える。


 だがその先には、今も併進している中央大和がいる。その大和に向けて艦首から突っ込んでいったのだ。アレだけの巨体故に、その体当たりは艦船の進路先を直ぐに変えてしまう。直進していた状態から、押し付けられる感じで右側に進みだした。


 すると今度は、俺から向かって左側大和に中央大和の艦首が激突してしまった。正にドミノ倒しの如くと言うべきか。この様相を目の当たりにして、デュリテとアセリスが噴き出した。俺の方も釣られて苦笑いをするしかない。


 もしこれがプレイヤー氏が操艦していたのなら、減速などをして対応するとかができる。それが敷かれたレールの上でしか動けないCOMは、周りの状況を読む事なく動いてしまったのだ。所詮は自ら考えて動く事をしないCOM。これがその限界点である。


 今回のテスト試合は長時間になると踏んでいたが、この様なお馬鹿ロジックを目の当たりにしたら、そんなに長くならないかも知れない。まあそれでも相手はあの大和が3隻だ。油断は禁物である。




デュリテ「はぁ・・・これだからCOMこと“無人兵装”は・・・。」

アセリス「各事変での無人兵装も、同様の無様な姿を曝してましたよね・・・。」

マスターT「所詮は生きていない存在、か。プレイヤー氏達がどれだけ偉大かを痛感させられる。」


 本当である。生身の人間、意思を持つ存在がどれだけ偉大かを痛感させられる思いだわ。この海王の艦隊にダイヴしているプレイヤー氏達も同様である。


 ちなみに、デュリテが溜め息を付いてボヤいたそれは、過去の各事変で目撃した様相だ。俺達は無人兵装と何度も対峙したが、その中には目の前のトリプル大和の様な考えられない行動をしていた存在もいた。ある意味でCOMの強さを目の当たりにした感じである。


 そして、それこそが最大のチャンスでもある。隙ができるのなら、そこにトコトン突っ込むのが王道だ。情け容赦のない一撃を放つのは今である。


 これは俺は無論、デュリテやアセリスも同様の考えのようだ。事実、目の前の考えられない行動をする3隻の大和に向かって、更なる猛攻を開始しだした。


 アセリスの特殊シャルンホルストは、引き続き単発発射による艦橋への攻撃を続けていく。同艦の砲弾では堅固な大和の装甲を貫く事はできない。唯一脆弱な艦橋への攻撃が無難だ。しかしまあ、正確無比の砲撃には惚れ惚れするしかない。


 デュリテの特殊日向は、更に攻撃効率を上げだした。水上攻撃機を更に増加させ、右側大和へと波状攻撃を開始していく。狙うは艦尾のみだが、相手からの猛攻が少ない唯一の箇所だ。これとは別に、単発的に中央大和と左側大和の艦尾にも魚雷を放っている。


 俺はと言うと、少々危険な賭けに出る事にした。トリプル大和がお互いに押し合いだし、正面左側の崖にぶつかり減速しだしたのを確認し、特殊大和を左舷側に向けだした。右側の腹を相手に曝す行為となる。


 当然その隙を逃さないのがCOMなのだろう。激突しながらも3隻の大和の艦首主砲が一斉に火を噴き出した。狙うはこちらの右側側面だ。しかし、既に装甲厚は実証済みなので、後の展開は火を見るより明らかである。


 放たれた18発の46cm主砲弾がこちらの右側側面に着弾する。本来ならば、これだけで轟沈の可能性は十分有り得る。だが着弾した砲弾はどれも超装甲に弾かれて跳弾していく。あの46cm主砲弾が跳弾である、驚異的としか言い様がない。


デュリテ「それ、外見は全く同じに見えても、内部データでは装甲厚の設定が3倍ですからね。」

マスターT「通常厚であれば、間違いなく貫通を引き起こすのだろうがな。」

アセリス「2倍の厚さでも大丈夫だと思いますが、実際は3倍の厚さですからね。結果は言わずともなが、かと。」


 特殊大和の艦体に起きた様相に、遠方のデュリテとアセリスが色々と分析しだす。2人ともコンピューター関連では凄腕の猛者なので、内部データ群の部分は問題なく読めるのだろう。この部分は、海王の艦隊の開発陣の狙う部分なのかも知れない。


 まあでも、ここまでの差が出てしまうとなると、弱体化などは十分有り得る。しかし、先の一般人化していたテイアが語るには、特殊艦船に関しては改修はしないとの事だ。流石は特殊仕様と言うしかない。


 しかし、そこは特殊仕様の艦船か。冒頭でも挙げたが、とにかくコストが掛かり過ぎて赤字になる。下手をしたら艦船を操る事すらできなくなる。今はテスト試合の環境だからこそ、無償で挑めるのだから。


 それでも、トリプル大和を選択する無謀者は滅多にいないだろう。今回でこそ狭いマップが功を奏した感じだが、これが広いマップであれば大変な事になりかねない。そして特殊艦船がそれなりに強くなければ、とてもではないが大和に太刀打ちする事はできないだろうしな。


 ともあれ、今は完全にこちらが有利な流れとなっている。ならば、より一層油断をしないようにしつつも、更なる猛攻を繰り広げるしかない。



 話を戻すが、右側側面を曝した特殊大和に対し、今もトリプル大和の集中砲火が降り注ぐ。自艦達は接触して動く事すらできなくなりつつあるのに、攻撃の手だけは一切緩める事をせずにいる。


 これがプレイヤー氏達であれば、後進をしながら間合いを取るのだが、敷かれたレールの上を進む事しかできないCOMには無理な芸当だろう。現に今も後進をせずに前進をしており、その影響で崖に完全にめり込む形で押し合っている。


 何と言うか、本当に見ていて飽きさせないお馬鹿ロジックそのものだわ・・・。


 こちらは、ほぼ真横に艦体を向けつつ停止。一番弱っている右側大和に対して、3基の主砲を一斉発射させた。ただ今回は少し行動を変えてみる。第1・第2・第3の各主砲を同時に発射はさせるが、それは単発だけにする。狙うのは、今もアセリスのシャルンホルストが砲撃し続けている箇所。


 艦体を的確に狙えば、大きなダメージが期待できるらしい。だが、今は確実にダメージが入る箇所が無難である。艦橋付近は一番脆弱の箇所なので、確実に被害を与えられる。まあ、今もダメージの数値が出ているだけで、艦橋付近の破壊には至っていないのが何ともだが。


 しかしまあ、流石はゲーム内の仕様と言うべきか。本来なら数千人規模で操艦するのだが、たった1人で戦艦大和を操っているのだから。レプリカ大和でさえ数百人規模である。これがどれだけ凄いかが痛感させられる。


 ただし、命中率の問題はゲーム内準拠なのが何とも言えない。ゼロイチの世界観を根幹に据えているため、幾らプレイヤーサイドが調整しても命中しない時は絶対に命中しない。


 現に的確に主砲の発射を心懸けているが、数発は確実に目標から反れてしまっている。見事としか言い様がない。それを強引に捻じ曲げて射撃しているのがアセリスとデュリテである。


    第2話・9へ続く。

 常識では考えられないCOMの行動。貴方の身に起こるのは明日かも知れません><;(爆) とまあ、元ネタのワールドシップでもプレイヤーサイドでは考えられない行動をしでかしてくれるCOM軍団。攻撃の命中精度は鬼と言えるほど正確無比なのですが、回避に関してはド素人もいいところですし(-∞-) そんな様相を劇中のトリオ大和で再現させて頂きました><;


 大艦長側はまだまだ序盤の展開ですが、詳細描写を多く取り入れている事から進行が遅くなっている感じがします><; でもこの手の巨大兵装群の試合だと、キャラ会話だけでは絶対に成り立ちませんし・・・。詳細描写は必須と言えるでしょうね><; 展開が遅くなりそうですが、何卒ご了承の程をm(_ _)m

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