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第2話 テスト試合7 それぞれの攻撃(キャラ会話がないので通常版のみ)

 そんな事を思っていると、ついにそれは始まった。相手側の3隻の大和からの反撃だ。艦首に備わっている第1と第2の主砲が一斉に火を噴き出した。その矛先は無論、俺の特殊大和に対してである。


 放たれた砲弾は合計で18発、史上最強の46cmの砲弾だ。レプリカ大和でもその様相を目の当たりにしたが、脅威としか言い様がない火力である。


 こちらとしては、相手の目を引き付ける役目があるため、一切の回避行動はせずに進軍を続ける。だが反撃は忘れない。特殊大和艦首の第1・第2の主砲を、先ずはアセリスが攻撃を繰り広げている右側の大和に放った。無論、1発ずつの発射である。


 先に着弾したのはこちら側だった。18発の主砲弾が特殊大和に降り注ぐ。しかし直後、特殊艦船の超絶さを目の当たりにした。あの46cm砲弾を何と弾きだしたのだ・・・。


 砲弾の着弾の角度によっては、大和クラスの装甲艦であれば難なく砲弾を跳弾させられる。特に史実の大和や武蔵の場合、その装甲厚は大戦当時の全艦船で最強の装甲厚を誇っている。更には自艦の46cm主砲弾も、角度によっては問題なく跳弾を発生させられるとも。


 今現在の俺の特殊大和に関しては、通常大和の装甲厚の3倍を誇っている。通常大和ですら角度によっては跳弾させられる装甲厚が3倍である。通常の46cm主砲弾であれば、間違いなく貫通させる事すら不可能だ。


 仮に100cm以上の砲弾であれば、特殊大和の装甲厚を貫通させられるだろう。まあ所詮ゲーム仕様の数値なので、レプリカ大和でそれを実現させる場合は超レプリカ大和クラスの超戦艦を具現化させるしかない。


 何にせよ、相手3隻の大和から放たれた主砲弾のどれもが、特殊大和の超装甲の前には無力としか言い様がなかった。着弾する砲弾全てを弾き続けているのだから。



 先にも挙げたが、反撃としてこちらも猛攻を開始しだした。特殊大和の艦首に搭載されている46cm主砲を単発で発射させる。一斉発射ではなく、アセリスの戦法通りの単発だ。


 ゲーム内設定では、防御力だけは3倍の性能である事は痛感させられた。だが、攻撃力はこの特殊大和でも通常大和と同じらしい。一応の対応策と言う感じなのだろうな。それでも、艦船を扱う者次第では鬼と化していく。


 事実、今も猛攻を繰り返すアセルスのシャルンホルストは、単発ずつ相手大和の艦橋に砲撃を放ち続けている。相変わらずダメージの数値が挙がっている部分に違和感を覚えるが、確実にその体力を奪い続けていた。


 俺の方も同様の砲撃を右側の大和のみに放ち続けた。狙う箇所はアセリスが狙い続けている艦橋だ。そもそも先にも挙げたが、大和自体の装甲厚は全艦船の中で最強である。唯一脆弱な部分は艦橋付近しかない。


 ただし、流石は46cm主砲弾だわ。艦橋に着弾した砲弾から出るダメージの数値は、今も猛攻を繰り広げるアセリスのダメージ数値の1.5倍以上である。しかし、俺の方の命中率は高いとは言えなかった。対してアセリスの方はほぼ必中的に砲弾を当て続けていた。


 これも先に挙げたが、流石は5大宇宙種族のガードラント一族と言うべきか。彼女の種族特有の直感と洞察力がモノを言うのだろう。VRMMOの世界であれば、プレイヤーの力量がダイレクトに反映されるしな。



 ともあれ、“相手の目を引き付ける”という事は、継続的に行えている。今回のテスト試合のキーパーソンは、デュリテが操艦する特殊日向だ。今もトリプル大和の目を欺きつつ、相手の背後へと向かっている。


 その際に新たな戦術を展開しだした。搭載されている複数の水上攻撃機を発進させ、海面ギリギリを飛行しながら進んでいる。その先はトリプル大和の艦尾で、一番攻撃の目が低い場所だ。


 大和の一番攻撃が激しいのは、左舷か右舷のどちらかとなる。3基の主砲に2基の副砲、片側の各砲座が全て攻撃を可能とさせる攻撃面の姿勢だ。同時に側面は腹を向けているため、防御面が危うくはなる。だが、そのほぼ全ての砲門が放たれる攻撃面は、もし直撃すれば無事では済まされない。


 次に攻撃が高いのは艦首となる。各砲座こそ狙いはし難いが、第1と第2の主砲に第1副砲が攻撃できる。艦首は装甲厚が高く、更に腹を向けていないため防御面の姿勢とも言える。


 戦艦同士の撃ち合いとなれば、恐らくこの防御面の姿勢が一番安全だろう。常に艦首を相手に向けていれば、それなりに戦い続ける事は可能だと思われる。


 一番攻撃が低いのは艦尾となる。第3主砲と第2副砲のみが攻撃手段となり、一番攻撃の手が低い箇所と言える。更に艦首は舵があるため、ここを狙われると操舵ができなくなる怖れがある。


 デュリテが狙っているのはその艦尾だ。攻撃の手が一番低く、しかも弱点を持ってもいる。更に主砲の角度に死角が発生し、一定の距離になると海面を撃つ事ができなくなる。これに関しては、過去にレプリカ大和で目の当たりにした事があった。


 彼女の作戦は、水上攻撃機を一列に並べつつ、海面ギリギリを飛行しながら艦尾に接近。搭載している魚雷を放ちながら離脱する単純な雷撃方法だ。恐らく通常大和は回避をする事はないと思われるので、艦尾への魚雷の直撃は避けられないだろう。これを繰り返し続ける、それだけである。


 本来なら空母部隊を編成し、雷撃部隊を発進させて対応するのだろう。だが、今の俺達の手持ちの艦船は戦艦しかない。唯一雷撃部隊を発進できるのは、水上攻撃機を複数搭載する日向しかない。よって、デュリテがこのテスト試合の鍵を握るのは言うまでもない。




 今も俺達がトリプル大和の目を引き付けていると、漸くデュリテの水上攻撃機が攻撃を開始しだした。アセリスと俺が狙い続けている右側の大和の艦尾に、水上攻撃機が魚雷を発射し離脱をする。後続の同機も同様に魚雷を放ちながら離脱をしていく。


 現状は単調な攻撃ながらも、右側の大和は確実にダメージが蓄積されている。既に半分近く体力が減っている事から、幾ら大戦艦と言える大和といえど、こうした細かいダメージの蓄積は堪えていく感じだ。


 幸いなのが、トリプル大和の猛攻は全て俺側に向けられている点だ。第1と第2の主砲や第1副砲が引っ切り無しに砲弾を放ってくる。残る第3主砲と第2副砲は、攻撃を控えている感じに思える。


 これがプレイヤー氏が操艦する大和であった場合、その2基の主砲と副砲は側面で猛攻を繰り広げているシャルンホルストに向けられるだろう。それを行わない所を窺えば、相手の最大の脅威はこちらの大和なのは明白だ。


 COMの戦闘ロジックに関してはよく分からないが、オンオフが世界の全てとなる彼らの概念からすれば、“一番の脅威は誰だ?”という反応を示したのだろうな。俺からすれば、ここでの一番の脅威はデュリテが操艦する日向なのだが。


 今もデュリテは水上攻撃機による波状攻撃を繰り返している。俺やアセリスの砲撃よりも、魚雷のダメージの方が遥かにデカい。一発当たる度に、こちらの砲弾の10倍以上のダメージの数値が挙がっている。


 しかし、それでもそう簡単に沈まないのが大和なのだろう。緑色の体力ゲージが、黄色のゲージへと変化し、数分後には赤いゲージへと変化していった。すると次の瞬間、右側の大和がとんでもない行動をしでかした。


    第2話・8へ続く。

 奴はとんでもないものを盗んでいきました! ではなく、とんでもない行動をしでかしたCOM大和と@@; いや、元ネタのワールドシップでも、大いにやらかしてくれる存在を何度も目撃しています@@; 理路整然と解釈するためか、障害物などを度外視で動こうとしているのが原因なのでしょうね。これがプレイヤーサイドなら確実に間合いを取ったりするのですが・・・(-∞-)


 ともあれ、今回はキャラ会話がありませんでした><; 詳細描写があると、こういったキャラ会話がない流れが発生しだしますね。いえ、これが本来のあるべき姿の1つでもありますが・・・。風来坊・警護者・探索者にも詳細描写を導入すべきでしょうね><; 課題は多いですわ・・・(>∞<)

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