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第2話 テスト試合6 アセリスの攻撃(キャラ名版)

マスターT「まあ何だ、立ち塞がるのなら・・・。」

アセリス「ええ、叩き潰すのみ、と。」


 そう言いつつ、今まで相手の目を引き付ける攻撃をしていたアセリスが、本格的に猛攻を加えだしていく。シャルンホルストの3基の主砲が一斉発射されると、放たれた砲弾が右側の大和へと直撃した。


 大和の艦橋周辺へと降り注ぐ砲弾。双眼鏡から窺うが、直撃した砲弾はそこそこの被害を発生させているようだ。しかし流石は大和、それは表面上の被害に留まった感じである。


 俺達の特殊艦船は、守備力関連だけは通常艦船の3倍の性能を誇っている。だが攻撃力は通常艦船と全く同じだ。シャルンホルストの28cm主砲の全発射でも、大和に傷を付けるのは難しいかも知れない。


アセリス「ほむ・・・流石は最強の軍艦・・・ならば・・・。」


 大した結果に至らなかった事に溜め息を付くアセリス。それでもそこに諦めの一念は全く込められていない。再装填された主砲が再度火を噴きだした。ただし、今度は別の攻撃方法となった。そうである、主砲の一斉発射ではなく、単発で放っていくものだ。


 これは過去に異世界惑星事変で、レプリカ大和が実演した攻撃方法である。機械式の塔に対して、46cm主砲の一斉発射ではなく単発発射で外装を破壊したのだ。


 当時と同じ手法を真似た攻撃方法を、仮想空間で実演するアセリス。シャルンホルストの9門の主砲を1発ずつ的確に発射させていく。恐らく、今の彼女の集中力は相当な域に達していると思われる。事実、発射された砲弾は、先程猛攻を受けた大和の艦橋のみに集中されていた。見事なまでの命中精度である。


 しかし、ここはゲームの世界。現実の艦船であれば艦橋は破壊され、修理されるまでは運用する事が不可能になる。目の前の単発発射攻撃を受けた大和に関しては、ダメージの数値だけ出現はするが、艦橋自体の破壊には至っていない。


マスターT「・・・ここがゲームの世界だという事を忘れていたわ。」

デュリテ「アハハッ、確かにそうですよね。」

アセリス「ダメージ表記とか、リアルでは絶対に有り得ませんからね。」


 俺のボヤきに苦笑するデュリテとアセリス。被害表示がダメージで現れている事に、ここがゲームの世界だと痛感させられる。先にも挙げたが、これがリアルであれば艦橋付近が確実に破壊されているだろう。


 幾らシャルンホルストの28cm砲弾をしても、堅固な装甲を誇る大和には致命的な一撃を入れる事はできない。艦橋群は破壊できても、艦体に致命弾を与える事は不可能だ。


 リアルにて現存する最強の戦艦たるミズーリ号などの40.6cm主砲であれば、大和に対してそれなりにダメージは与えられるだろう。まあ実際に艦船同士の対決には至っていないため、どの様な結末に至るかは想像の域から出る事はない。


 まあもしも、警護者専用ガンシップとしてミズーリ号なども追加建造すれば、レプリカ大和との実際の砲撃合戦が可能だろう。流石に艦体を破壊する事はできないため、恒例たるバリアとシールドの防御効果が働いている状態での対峙とはなるが。


アセリス「ふむ・・・そのプラン、非常にそそられますね。」

マスターT「はぁ・・・お前さん達の実力なら、実際にやりかねないわな・・・。」

デュリテ「いっその事、警護者専用ガンシップとして“全艦”創生するのも良いですよ。」

マスターT「“全艦”ねぇ・・・。」


 本気と捉えかねないアセリスの発言と、デュリテの“全艦”という語句に呆れるしかない。前者は実際にやりかねないという事実に、後者は実在した艦船を全部建造しかねない事実だ。


 まあ俺もミリタリーマニアの気質もある手前、もし実際に全ての艦船が具現化された場合は垂涎モノだと言えてくる。流石にそれを実行したら、世上がどう言って来るか分かったものではないが。


アセリス「そこは宇宙種族の戯言だと言い切れば、確実に黙らせられますよ。地球側に諸々の力量を求める事はしませんし。」

デュリテ「警護者専用ガンシップと位置付ければ、世上の云々など黙らせられますしね。」

マスターT「先の各事変時なら、レプリカ大和やレプリカ伊400の様に反映させられたがな。」


 尤もらしい言葉を述べる2人だが、実際にそこに存在意義があるのかと問われると難しい部分ではある。だが、もし具現化されたら、ミリタリーマニア達にとっては垂涎モノになると断言できる。


 多分だが、既に海王の艦隊にダイヴしている身内達がドハマりしだしたのなら、アセリスやデュリテのプランに賛同するだろうな。有限実行の塊とも言えるデュヴィジェが同調したら、確実に具現化するに違いない。


 ただ、本当にそれらを具現化させて意味があるのかと問われると、どうやって説明して納得させるのかが悩み所となる。世上からは戯言だと確実に言われるだろう。


 まあそこは警護者専用ガンシップ群だと言い切れば済むが、運用費などを踏まえると相当な金額になりそうである。それこそ世上からの反論に対して言い返す事はできなくなる。


 それに、これがまだ各事変時であれば押し通せるが、殆ど全ての事変が終わった現状だと金持ちの道楽と言われても致し方がない。警護者群云々で押し通す事はできるが、はたしてそれが正しいかどうかは不明な所だ。



 その後も恒例的な念話で雑談をしつつ、右舷のシャルンホルストからの艦砲射撃は続く。1発ずつコンスタンツに放たれる主砲は、面と向かって右側の大和の艦橋に直撃し続けた。その度にダメージの数値が現れるのが何とも言えない。


 しかし、それでも相手の体力は桁違いの数値を誇る。幾ら通常大和とはいえ、その数値は艦船群の中で最強との事だ。このデータはデュリテからの情報である。


 まあこれが実際の海戦であれば、既に右側の大和は航行不能に陥るほどのダメージを負っている。指揮系統の目玉と言える艦橋が破壊されれば、操舵などの行動が厳しくなるからだ。まあ主指揮所が破壊されても、副指揮所があれば問題ないとは言われている。


 これに関しては、レプリカ大和での知識上でしかない。実際のオリジナル大和の仕様は一切不明だ。当時は軍事極秘扱いで、情報が世上に知れ渡ったのは戦後の話である。長門や陸奥などの方がまだ情報開示をされている感じだ。


 ともあれ、史実のオリジナル大和を忠実に再現された具現化大和なら、本来なら艦橋の破壊で航行不能に近くなる。それに至らない様相に、何処となく違和感を覚えずにはいられない。


    第2話・7へ続く。

 各艦船で一番脆弱なのは艦橋付近でしょうね。ここだけは超装甲を施されていませんので。確か史実の武蔵も戦いの半ば頃に艦橋に大ダメージを受けて、艦長さんやその他の士官の方々が即死したとか。まあ射撃指揮所は別にあったり、舵取り場所も別にあったりしたと思うので、艦橋が全損しても動くには動けると思いますが・・・。


 ともあれ、劇中のアセリス嬢が一点集中で相手の環境を狙い続ける。単発発射の砲撃は、なかなか難しいかも知れません。と言うか、元ネタのワールドシップだと3連装の主砲は一度の発射で3発全部放たれるのが何とも><; あれが1門ずつの発射の仕様だったら、劇中のアセリス嬢の様にコンスタンツにぶっ放せるのですが・・・。実際問題は、具現化には難しい仕様なのかも知れません><;

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