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第2話 テスト試合2 参戦者の到来(キャラ名版)

人物「・・・何か面白い事になっているじゃないですか・・・。」


 不意に話し掛けられ、咄嗟に身構えてしまう。俺もデュリテも生粋の警護者故に、突然の対応には過剰反応してしまう。所持もしていない拳銃を構えようとしてしまったのは、最早職業病と言うしかない。


 2人して語り掛けて来た相手の方を見入る。そこには紅いコートを着用した長身の人物がいる。場違いな色のコートが目を引くが、VRMMOの世界であれば何ら問題ないだろう。それに相手は女性の艦長である。


 この雰囲気からして、相手が誰なのかが薄々分かってきた。身内の中で生粋のゲーマーとなれば、その人数は限られてくるからだ。と言うか・・・。


マスターT「・・・はぁ、“アセリス”さんや、お前さんも参戦してきたのか。」

デュリテ「・・・ほほ、そう言う事でしたか。」


 俺がそう挙げると、直ぐに諸々の様相を把握するデュリテ。彼女の直感と洞察力も凄まじい域にまで達しているので、今となっては直ぐに読めるのだろう。


 と言うか、目の前の女性艦長に意識を向けると、頭上にはアセリスという名前が表示されている。その名前から推測すれば、相手が身内のナセリスである事が分かる。頭文字の1字しか変えていない所が彼女らしい。


 ナセリスは5大宇宙種族の1つ、ガードラントの一族。その一同を纏め上げる現女王だ。デュリシラと同様にコンピューター関連が非常に博識であり、同時に超が付くぐらいの生粋のゲーマーである。


 恐らく、俺がデュリシラと共に海王の艦隊にダイヴした事を知って、直ぐに後を追って来たのだろう。それに窺う所、アセリスは海王の艦隊を初めてプレイしたようである。


アセリス「ビックリしましたよ。喫茶店のサーバーブースに向かったら、お2人ともヘッドセットを装着したまま寝転がっていましたし。」

マスターT「あら、あのままその場で寝転がったのか・・・。」

デュリテ「何ともまあ・・・。」


 呆れるしかなかった。どうやら、海王の艦隊へとダイヴした直後、その場で意識をこちらに持っていかれたようである。


 そう言えばマニュアルに、背もたれなどに寄り掛かったりして運用するようにと書かれていた。これは致命的なミスだわ・・・。その様相をナセリスが目撃、面白そうな事をしていると追随したのだろう。


 先にも挙げた通り、彼女も生粋のゲーマーである。新進気鋭の開発陣がリリースした作品とあれば、それは手を付けない訳にはいかなくなる。現にこうしてここに舞い降りているしな。


 それに彼女もVRMMOのヘッドセットは持っていると語っていた。ただし、最新の機器は入手するものの、それを使う事がないという愚痴も聞いている。更には、ゲーム関連で使う事はなかったとも伺った事がある。


アセリス「とりあえず、お2人はソファーに座らせておきました。私もその傍らに座り、このゲームにダイヴしましたので。」

マスターT「色々とすまんの。」

アセリス「いえいえ、面白そうな作品ですからね。ここは共同戦線をしようじゃないですか。」


 エラいニヤケ顔で意気込むアセリス。その様相は、先程のデュリテの姿と全く同じである。生粋のゲーマーともなると、こうまでも貪欲に突き進むようである。


 まあこのVRMMOは無論、その仕様で艦船を題材とした海王の艦隊として再現されている自体特質的だ。普通であればファンタジー系の作品が該当してくる。


 今では俺もドハマりに近い感じなので、2人の意気込みには大いに同調ができる次第だ。




デュリテ「ちなみに、アセリス様は何の艦船を引かれましたか?」

アセリス「少々お待ちを。」


 急遽参戦を申し出て来たナセリスことアセリス。その彼女に対し、初期設定群に関して訊ねだすデュリテ。アセリス自身は同ゲームを初プレイのようなので、創生者テイアより恒例のプレゼント艦船を頂けている筈だ。


 デュリテがそう告げると、有限実行の如く動き出すアセリス。俺達も既に持っている錨のペンダントを手に持つと、それを桟橋から海へと解放していく。


 錨のペンダントが光の粒子となり、そのまま海面へと落ちていく。すると、直ぐさま艦船のシルエットが具現化されていった。現れたのは、かなりと言えるほどスリムな艦体ながらも、甲板には重武装を施された艦船である。


アセリス「シャルンホルスト、と言う艦船との事です。ゲーム自体はデュリテ様と同様に大好きなのですが、艦船自体は其程詳しくはありません。」

デュリテ「・・・シャルンホルストを引かれるとは・・・。」


 そう言いつつ、ステータスウインドウを開きつつ、その内容を俺とアセリスに見せてくる。デュリテが披露したのは、恒例の入手が可能な艦船の一覧だ。その中にアセリスが引いた、シャルンホルストがある。確率は特殊日向と同様の5%だった。


 第2次大戦時の旧ドイツ海軍の巡洋戦艦で、日本の高速巡洋戦艦金剛型と同様な感じだ。28cmの主砲と並ではあるが、3連装とあり破壊力は抜群との事だ。しかもそれが艦体の艦首に2基、艦尾に1基、合計3基搭載されている。


 更には艦体の中央左舷に艦船キラーの魚雷も搭載されている。大凡艦首と艦尾の左右30度まで網羅する射程範囲を誇るようで、ほぼ隙がない形となっている。火力は並になるが、実際にはかなりの火力を持つ存在である。


 更にこの魚雷発射管だが、合計2基となる。左右に1基ずつ搭載されているのだ。最早戦艦とは言えないぐらいの超火力を持つ武装戦闘艦である。


デュリテ「この通り、運用次第では恐ろしい戦術を展開できますよ。」

アセリス「な・・なるほど・・・。」


 流石のゲーマー気質のアセリスも、更に突っ込んだゲーマーたるデュリテには引き気味だ。特に自分が知らない分野とあり、付いて行くのがやっとの感じである。


 しかし、そこは生粋のゲーマーなのだろう。俄に対抗心が出だしており、急速に知識を獲得しだしている様子だ。ステータスウインドを開くと、アレコレと操作を開始しだしている。


 この様子だと、数日後には俺を超える艦長が出来上がるだろうな・・・。



 その後も、アセリスに対して色々とレクチャーをしていくデュリテ。それに興味津々に聞き入っている。


 アセリス自身は生粋のゲーマー故に、ゲーム関連に関しては全く問題はない。あるとすれば艦船群に関して全くのド素人と言う事だ。よって、デュリテが教えているのは艦船群の特性や名前などを中心としている。特にその仕様やらは全く分からないらしい。


 だが、数多くの作品をプレイしてきた事もあり、応用力としては問題ないのだろう。指令の範囲になるが、実際にレプリカ大和などの艦船を操艦した事もある。ここが大きな要因だな。かく言う俺も同様なので、艦船自体の特性は大体把握し切っている。


 と言うか、身内達の大多数がレプリカ大和などのガンシップに搭乗している。未経験者ではないため、何からのインスピレーションは得ている筈だ。


 となれば・・・何れ他の身内達も参戦してくるに違いない。特に超が付くほどのゲーマー気質のミツキやナツミAなら間違いない・・・。同様のシルフィアもしかりである・・・。


 身内達の大多数が参戦してきたとしたら、それはもう大艦隊の出来上がりだろう。しかも連携に関しては念話などを駆使できる。海王の艦隊の劇中で旋風を巻き起こすだろうな。


 まあ今は、急遽参戦してくれたアセリスとの共闘プランを練るとしよう。俺達側がトリオになれば、トリオ大和と互角に近い戦いを展開できると思われる。特に彼女の種族の潜在能力が反映されるのなら、多分被弾する事は皆無だと推測できる。



 5大宇宙種族の面々は、地球人や異世界惑星の人物達を超越する能力が備わっている。特殊能力群は無論、種族特有の潜在能力の高さもだ。ギガンテス一族の超怪力が顕著である。


 アセリスことナセリス達ガードラント一族は、カルダオス一族と同様に相手の能力を模写する事に長けている。特に彼女の一族は目視したものを、直ぐに我が物にする事が可能だ。


 リアルの力を反映できるVRMMO。もしこの力が乗るのであれば、怖ろしい事になってくる。反則技に近いが、そこは種族特有の力だと割り振って貰うしかない。


 宇宙種族の面々がVRMMOに手を出したら、俺達地球人は絶対に敵わない。まあそこは彼らの良識からして悪用する事はないと信用したい。


 と言うか、もしそんな無様な姿を曝したのなら、生粋のゲーマーたるナセリス女王から鉄槌を下される。彼女自身がそうした不正事が大嫌いなので、間違いなくそうなるだろう。それに熱血漢の面々が揃うガードラント一族なら、その様な事になるのはまず無いと言い切れる。


 それにしても、本当に羨ましい限りの能力だわ。俺達地球人にはない特質的な力である。


    第2話・3へ続く。

 アセリス(=ナセリス)嬢の登場と@@; 警護者や探索者では中盤や終盤に登場しましたが、今回は序盤から“猛威”を振るう感じです><; 設定としては宇宙種族なのに生粋のゲーマーという位置付けなので@@; 新たに登場の艦船の方はシャルンホルスト、有名所の1隻ですね(=∞=)


 と言うか、当時の艦船を挙げてはいますが、元ネタはワールドシップなのが何ともで。似偏っている部分があったりしますが、差異としては同艦の魚雷発射管は左右1基ずつですが2基という破格の仕様にしました@@; 一部の巡洋艦クラスの超火力そのものです><;


 ただまあ、実際に今後の展開=試合でどう描いていくかが勝負所でも。警護者とかの作品の戦闘描写とは異なり、艦船の描写は初めての試みですし><; 上手く描けていれば幸いですm(_ _)m

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