表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/69

第1話 異常枠7 テスト試合(キャラ名版)

 全ての下準備を終えて、桟橋の一番端側へと戻る。購入した軽車両を運転しつつ、現地へと到着した。そこでは自前の艦船群の調整をしているデュリテがいる。


 調整とは言うが、実際の油塗れになって調整するあの作業群ではない。艦船のステータスウインドウから色々と弄る作業である。ウインドウを弄る度に、目の前の艦船群がササッと変化していくのだから驚きだわ。


 ここがVRMMOの仮想現実である事を、こうした行動で否が応でも思い知らされる。



デュリテ「おー、軽車両も購入されたのですか。」


 桟橋の端へと軽車両を止めると、こちらに歩み寄る彼女。その間にもウインドウを色々と弄り回している部分から、流石は生粋のヲタクと言うしかない。


マスターT「移動に関して難有りだったからの。お前さんも使うといい。」

デュリテ「いえ、私もあるにはありますが、何時も徒歩で動いているので。」


 それなりの物品は揃えてあると語ってくる。実際にそれらを披露してくるも、直ぐに仕舞い込んでいく。これもゲーム内だから成し得る行動だ。彼女ご自慢の艦船群すらも、ウインドウ内へと仕舞う事が可能なのだから。


 全てにおいて現実離れしている海王の艦隊の世界観には、とにかく驚かされっ放しである。


マスターT「そう言えば、テスト試合ができるとあるが、本当に費用は掛からないのか?」

デュリテ「ええ、一切掛かりませんよ。」


 その一言で目の色が変わるデュリテ。俺が挙げたそれは、つまる所テスト試験を行う事を意味している。支援艦・旅鳥は無論、金食い虫たる大和である。


 また、テスト試合はフレンド同士であれば共闘は可能のようだ。それらを踏まえて、目の色を変えたという事である。何とも強かな女傑だわ・・・。



 テスト試合に関して、デュリテに色々と訊ねてみた。同仕様は全ての艦船群に備わるテスト機構そのもののようだ。アクションゲームとかでも同様のものがあったりする。


 このテスト試合は、3通りのタイプが存在すると言う。1つ目は、静止した的を狙う試合。直径1m程度の海上に浮かぶブイの様なもので、それが試合領域内に50基ほど点在しているという。


 幾ら静止した的であっても、直径1m程度のブイに攻撃を当てるのは至難の技だ。それが艦船の砲撃であれば尚更である。制限時間は15分で、50基ある的を全て狙うと景品が出るとの事だ。


 まあ全ての的に当てるのは難しいらしい。15分となれば900秒、50基だと18秒以内に1つの的に当てねばならない。着弾の時間も踏まえると、結構な頻度で当てるしかない。


 それに艦船の主砲や副砲は再装填時間が設けられている。特に戦艦は多い時だと1分間も再装填に時間が掛かる。大和は異例の40秒だそうだが、恐らく間に合わない可能性が高い。


 2つ目は、手前の試合で出たブイが移動する仕様。的自体は25基と半減しているが、直径1mのブイがランダムに動くのだから、狙うのは更に至難の技となってくる。制限時間は同じ15分との事。


 これは言わば、ランダムに動く魚雷を狙撃するようなものか。まあ魚雷は直進しかできない兵装なので、有り得ない動きをするブイを狙撃するのはやはり難しいそうである。特にそれが艦船の主砲や副砲なら尚更だ。


 機銃群なら異なるかも知れないが、引っ切り無しに艦体を動かし続けるとなると、なかなか難しい操艦を要求されてくる。プレイヤー自体は操艦と同時に狙撃も行わないといけないのだから。


 3つ目は、実際に動く艦艇を相手にするものだ。相手を1隻から3隻まで指定ができ、単独でテストに挑む事もできれば、フレンドを2人招待して勝負する事もできる。


 3対1、3対2、3対3、は無論、1対1、1対2、1対3に、2対1、2対2、2対3と言った9通りのテスト試合が可能との事だ。テスト試合の中では海戦に匹敵する様相で、実際の実戦に出ずにテスト試合を繰り返すプレイヤー氏達も多いらしい。


 最大の理由は、弾薬などに一切費用が掛からないとの事だ。そりゃあまあ、テスト試合毎に経費が発生してしまっては話にならない。その部分はゲームという感じである。


 制限時間は1つ目と2つ目の倍の30分、一応問題ない時間だろう。大問題なのは、相手の艦船に何を選ぶかだ。これも2通りあるらしく、1つは完全ランダムで、もう1つは指定が可能というものだ。


 完全ランダム側は、プレイヤーサイドが選んだ艦船以上の相手は出て来ないらしい。一応の保険はされているようである。指定側はその制限がなく、上位の艦船を相手にできるとの事。


 一節によると、その指定できる艦船の中には、あの大和などがあるらしい。大和を3隻選ぶ事も可能のようだが、その場合は恐らく地獄の様相となるだろう。魚雷が唯一の対抗手段と言えるかも知れない。


 ただ上位の艦船を選ぶには、それなりの実績が無いと無理との事。そりゃそうだろうな。もし初心者が大和を3隻選んだとしたら、余程の事がない限り敗退は免れないと思われる。



マスターT「大和が3隻、か・・・。」

デュリテ「以前挑んでみたのですが、近付く前に蜂の巣に遭いましたよ。戦闘ロジックは数多くの試合から学ぶ仕様らしいですし。そこに最強の艦船となれば、立ち回りは相当玄人志向化しますし。」


 幾分か悔しそうに語る彼女。デュリテ自身、海王の艦隊をプレイする時間は結構なものだと言っている。その彼女が今もテスト試合にて、3隻の大和を倒せないらしい。


 艦船キラーの魚雷で対抗しようと試みたそうだが、史実と同様の20発近く当てないと撃沈には至らないらしい。まあ20発の魚雷を受けても、直ぐに沈まなかったのは武蔵だけだが。大和は20発も受ける前に撃沈されている。


 砲撃に関しても同様のようで、相当の数を当て続けねばならないようだ。貫通と言う特殊な状態に持ち込めば、大ダメージが入るらしい。しかし、それは大和の装甲を上回る艦船でしか実現できない。


 該当艦船は、41cm主砲を持つ長門や陸奥、同クラスの主砲を持つミズーリやアイオワなどだ。それこそ同じ大和や武蔵を投じれば、少しは変わってくるとは思われる。


デュリテ「今の所、テスト試合でトリオ大和を撃破したプレイヤー様はいないそうです。対抗できる手段がないのもそれで、貴方が思われた長門や陸奥、ミズーリやアイオワは今だに所持している方を見た事がありません。」

マスターT「それ、一種の詰みゲーム的な感じだな・・・。」


 一服しながら、語られる内容に呆れるしかない。対抗手段がない状態の仕様を、実戦以前のテスト試合で具現化させるとは。開発陣の意地の悪さと言うか、変態チックと言うのか。


 まあ諸々の費用が掛からない事を踏まえれば、これは良い経験の場となるだろう。同時に、俺が所有する大和への対抗策も講じられていると言う事だ。


    第1話・8へ続く。

 元ネタのワールドシップでは、最悪は大和が4隻とか5隻とか有り得るのですがね・・・。3隻ですら相当な難易度になるため、決め手は魚雷持ちの艦船群による攻撃でしょう><; 戦艦群でも上手く持ち込めば轟沈を狙えますが、そうは問屋が卸さないという感じでしょうし@@;


 ともあれ、元ネタからかなり逸脱した様相と化している大艦長@@; テスト試合の内容は、これははま別ネタのアーマード・コアなどのそれです。射撃訓練や動く相手を目標としたテストなど。流石に艦船群はACみたいに動く事ができないので苦戦しますが><;


 まあともあれ(←2回目)、今後も上手く描ければ幸いですm(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ