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第1話 異常枠6 支援艦と煙草セット(キャラ名版)

デュリテ「そのスタンドプレイを得意とされないマスターに、打って付けの艦船がありますよ。」


 そう言いつつ、別のステータスウインドウを見せてくる。そこに記載されているのは、艦船自体のカテゴリーと言うべき種類分けだ。


 艦船に別途追加されている属性は、攻撃・防御・支援の3つ。駆逐艦は支援のカテゴリー、巡洋艦は攻撃のカテゴリー、戦艦は防御のカテゴリー、空母は駆逐艦と同じ支援のカテゴリーと言った具合だ。デュリテが持つ日向や俺の大和は、確実に防御のカテゴリーに属している。


 無論、そのカテゴリー以外の行動は可能のようだ。防御の戦艦が攻撃や支援に転じる事も十分できるようである。しかし、得意分野が異なるため、特化した行動は不得意と言う感じになるようだ。


 まあそれでも、何とかしてしまうのがプレイヤーと言うものか。実力主義がVRMMOでも遺憾なく発揮される形であろう。


マスターT「駆逐艦は機動力の問題から、攻撃に属すると思うんだが。」

デュリテ「普通に考えればそうでしょうけど、ここでは支援に属していますよ。でも軽快に動く事が可能なので、誰も支援をせずに攻撃に転じていますけど。」

マスターT「皮肉だが、実に理に適った運用法だわな。」


 従来の使い方とは別の使い方を使う、か。理に適ってはいるが、強引過ぎる戦術に苦笑いを浮かべるしかない。それだけ非常に自由度が高い証拠だ。


 それにカテゴリー分けはされてはいるが、それはあくまで分類されているだけで不可能ではない。推奨と言うべき感じであろう。実際に多岐に渡る戦術を行うプレイヤー氏達が多いとの事だ。


デュリテ「でで、マスターに合うのはこれですね。」


 再びそう言いつつ、カテゴリーの中の指定の艦船を見せてきた。その一覧は支援艦船で、該当的には駆逐艦になるが、それよりも弱い部類の艦船らしい。


 攻撃も防御もし難い特殊的な様相だが、速力は最速であり、他の艦船の耐久力を回復する事ができる。更には煙幕や機雷の設置も可能で、完全に支援的行動が可能となる。


 その中の機雷は特に有用かも知れない。その理由は、魚雷の接近と共に自動で自爆を行い、巻き込んで破壊するようなのだ。艦艇に対してキラー的な魚雷、それの言わばキラーである。


 ただし、それは予め機雷を散布しておかないといけない。しかも動いている艦船では散布し辛く、魚雷に対しての特効が発揮されない。


マスターT「・・・機雷を艦体の左右に一定間隔で吊り下げられないかね・・・。」

デュリテ「アハハッ! やはりそこに行き着きますよね。」


 ふと思った事を口にすると、見事だと笑いながら褒めてくる彼女。デュリテも同様の考えに行き着いたようである。流石は警護者同士と言うべきか。


 彼女が挙げたプランは、艦体の左右に複数の鉄の棒を張り出すと言うもの。丁度救助用の船舶を吊り下げる程度の距離で問題ないらしい。


 となれば、救助用の船舶の吊り下げ機構を利用する事が可能だろう。それが不可能ならば、先に挙がった鉄の棒を張り出す事で代用は可能だ。応用は幾らでもできるしな。


デュリテ「それと、魚雷自体を機銃掃射で破壊する事もできます。」

マスターT「そこまで高度な行動が可能なのか・・・。」


 見事な戦術である。と言うか、本来なら可能であろう行動だ。魚雷自体が物理的な攻撃に近いのだから、それを狙撃して破壊するのは理に適っている。


 艦船に搭載されている機銃群は、最低でも12.7mmとマデュースクラスの様相だ。普通に20mmの機関砲すら搭載されている。それ以上の口径の重火器すらある。


 要はそれをどの様に放つか、ここに掛かってくるだろう。まあここも見越し射撃が通用すると思われるので、後は応用を利かせていくしかない。


 警護者の俺達からすれば、普段から使用している重火器の真価が問われると言えてくる。



デュリテ「まあともあれ、マスターは支援艦が打って付けですよ。味方艦に張り付いて支援を行う。魚雷などへの対策もバッチリですし。」

マスターT「上手く行くか不安だがな・・・。」


 デュリテが推してくる支援艦。確かに俺の戦闘スタイルからすれば、この支援艦が一番性分に合うだろう。初期型の艦船群でも支援艦はあるため、問題なく入手は可能だ。


 一応、低位と中位と上位の支援艦はあるにはあるが、そのレベルに至る頃には見劣りする戦闘力となるらしい。周りの艦船群がヤバい様相となるのが理由との事だ。


 それでも、各種の支援ができる艦船は重宝されているようだ。同時に、この支援艦を選ぶプレイヤー氏達が少ないのも理由の1つらしい。


 攻撃は最大の防御、やられる前にやれ、これである。駆逐艦や巡洋艦を攻撃主体に回し、一刻も早く相手を撃沈する。実に理に適った戦術である。


マスターT「分かった。この支援艦を選んでみよう。」

デュリテ「グッドラック♪」

マスターT「幸運を、か。何とも。」


 右手親指を立てつつ、にこやかに笑うデュリテ。彼女としては、俺と共闘できれば何でも良いと思われる。行く行くは日向と大和とのタッグだろうな。先は長い・・・。


 ともあれ、先ずは初期型の艦船を入手する事から始めねば。その前に必ず入手しなければならないのは煙草セット、これだわな・・・。




 その後はデュリテご自慢の特殊仕様日向を、俺が配置した具現化大和の隣へと配置し直す。他にも彼女ご自慢の艦船群を配置していくと、そこはもう“連合艦隊”の駐屯地の様相だ。


 と言うか、この桟橋自体の巨大さにも度肝を抜かれる思いである。デュリテの所有艦艇は200隻近い様相だ。それが問題なく配置できるのだから、どれだけ巨大な規模なのかを痛感させられる。流石は天下無双の電脳空間である。


 そう言えば、港町から直ぐの桟橋も同様に複数の艦艇が停泊していた。他プレイヤー氏の艦船には介入が不可能の属性もあるので、無造作に置いておいても心配はない。むしろ態とらしく配置して、自分の艦船を自慢する者も多いようだ。


 ここにもその1人がいる。今のデュリテの様相からして、桟橋の一番端側を自分好みの環境に仕立て上げているのだから。その中に大和が置かれているのがミソなのだろう。あたかも、自分の艦船の様に見せ掛けている。


 まあ彼女の事だ。これらの艦船群を配置して、ニヤニヤするのが一番の楽しみなのだろう。かく言う俺も同様で、デュリテのコレクションに自分の大和が混ざった艦艇群を見つつ、内心はニヤニヤしっ放しである。



 俺の方は港町の方へと戻り、とにもかくにも先ずは煙草セットの購入から入った。幸いにも物産展で普通に売られており、それは使用制限が無制限の仕様だった。価格も非常に安い。


 食料品なども売られている。煙草セットよりは多少高額だが、やはり艦船群からすれば格安の格安と言える。消耗品に分類されるため、煙草のように無制限の仕様ではない。


 これらの物品は、注文すれば指定の場所に持参してくれるようだ。配送自体は無料なので、誰でも手頃に使えるようである。今は軽食程度の日持ちが良い食料を入手しておいた。


 これで俺自身の小道具は問題ない。と言うか、無制限で喫煙ができるというのは、リアルでも欲しい仕様そのものだわ・・・。



 次はデュリテお勧めの支援艦の購入だ。先にも挙げたが、港町に到来した際に一定の軍資金はテイアより頂けている。初期型の艦船を購入するのは何ら問題ない資金だ。しかし、大和を出撃させるには到底足りないが・・・。


 購入した支援艦は、旅鳥タビドリという名の初耳の艦船。初期型の支援艦の中で、速度や攻撃よりも防御に重点を置いたタフガイだ。耐久力も一番高く、継戦能力は信頼できる。ただ、速度が低いため回避には難があるが。攻撃自体も牽制程度にしか考慮されていない。


 主砲は艦首に1基、艦尾に2基。副砲は左舷右舷に各4基、合計8基となる。それよりも機銃が非常に多く、艦船全体で16挺もある。一般的な兵装からすれば、結構な重武装だ。まあ、大和や日向からすれば軽装も軽装なため、ひ弱な武装でしかない。


 そもそも、支援艦は駆逐艦にすら劣る戦闘力となるため、戦闘は完全に不向きそのものである。相手を倒す事を念頭に入れるプレイヤー氏であれば、まず選ぶ事はない部類の艦船になるだろう。


 ちなみに、弾薬や燃料費などは事前に積むのではなく無尽蔵に使用は可能となる。しかし、使用した分だけの算出はしっかりされるため、後先考えずに動くとドエラい事になるようだ。これが大和であれば、それはもう超ドエラい事になると言う訳だな・・・。


 そう言えば、デュリテがテスト試合は行えると語っていた。実際に艦船のステータス画面の一番下側の欄にテスト海戦とある。テスト故に費用などは一切掛からないらしい。


 となれば、旅鳥の運用方法を学んでおいた方が良いだろう。当然、使うに使えない状況となっている、あの大和のレスポンスも然り。



 最後は桟橋を移動する手段の確保だ。大和などを配置している桟橋には、仮想空間でも徒歩で数十分は掛かる距離となる。これでは非常時には問題を引き起こしかねない。


 そこで、港町に普通に販売されている軽車両も購入した。喫茶店で身内達総出で運用しているミニクーパー的な軽自動車だ。ただこちらは2人乗り用で、後方は荷物を乗せられるように荷台へと改造されている。同車両は結構使われており、港町では頻繁に往来していた。


 流石に艦船群の価格が高額なため、こう言った物品自体はそれほど高くはない。軽車両の価格は支援艦・旅鳥の10分の1程度のものだ。非常にリーズナブルである。


 これを踏まえると、リアルで運用しているパガーニ・ウアイラなどを考えると、どれだけ逸脱した様相かを痛感させられる思いだ。レプリカ大和やレプリカ伊400もしかり。


 警護者と言う存在は、本当に色々と恵まれていると言い切るしかないわな。


    第1話・7へ続く。

 無限大に吸える煙草セットとは@@; バーチャルの世界なら十分有り得そうですね><; しかも具現化的な感じなので、リアルへの悪影響はなさそうですし。ただ、脳への負担とかから派生して、病原体に変化するとかも有り得ますが・・・。脳内に直接アクセスするVRMMOを踏まえると、身体より脳に悪影響を与えかねないかも知れません。そう考えると恐ろしいですよね・・・。


 ともあれ、支援艦の登場と@@b 確か日本でもありましたね。ハイフリでも登場していましたし。名前は・・・ド忘れしましたが><; それと、機雷などの兵装も登場すると、魚雷以上に恐ろしいかも知れません。まあその対応策として機銃掃射で破壊できるギミックがあれば怖くないんですがね・・・。


 元ネタのワールドシップでも迫り来る魚雷に主砲を放てば、誘爆させて無効化にできれば幸いなのですが・・・><; 流石に向こうではそのギミックはありません@@; あったらあったで、COM軍団の超エイミングの前に撃破されそうです><; アマコアのミサイル迎撃装置と同じ感じですね@@;


 確率的な割合で迎撃できるとかの仕様にすれば変わるかも知れません。ただし、プレイヤーサイドが任意で攻撃する場合は100%撃破可能とか。まあその場合は攻撃のチャンスを魚雷の破壊で1回失う事になりますが><; そういったギミックがワールドシップにもあったら良かったですね・・・(-∞-)

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