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15 王子の催し(シルベローナ&カルテア)

「ガルフォード様はシルベローナ様を前にすると愛らしくなりますね」


 カンジョ殿が言い、ファナ嬢が頷く。


「そうね。私の求める可愛らしさとは方向性は違うけど、あれはあれで見て喜ぶ人がいそうですわ」

「いつもあのような感じだが、私のいないところではどのような感じなのだろうか?」


 以前聞いた話ならば気弱な雰囲気や自信なさげな雰囲気を漂わせているのかもな。いや頑張っているから、また違った感じなのだろうか。


「僕も頻繁に見かけるというわけではないのですが、常に張りつめたというか真剣な表情でいることが多いですね」

「それでいて近寄り難さはありません。毎日を満喫していて、生き生きとしています」

「生き生きとしているか、それはよかった」


 背を押したことが負担となっていないようでなによりだ。ガルフォードから頑張っていることは聞いているが、第三者からこうして様子を聞けることで無理をしていないとわかり安心できる。

 そんな安堵した私の様子を、二人が微笑ましそうに見てくる。

 頬に熱を帯びた感じがある。咳払いして、話題を変える。


「カンジョ殿は演劇の方は順調かね」

「ええ、おかげさまで。男装劇の方が人気ではありますが、女装劇の方にもしっかりと客がついています。おかげで中断されることなく舞台を続けることができ、僕も舞台に上がらせてもらっています」


 朗らかに語る。その口調からはストレスなど感じられなかった。女らしさを隠すことなく披露できることに喜びを感じているようだ。

 順調に利益をだせているようだし、家督に関して荒れるようなことはなさそうだ。


「私としては女装劇の方が楽しいのですけれどね。初めて役をこなすときの恥じらい、慣れてきたときに見せるふとした色っぽさ、熟練役者による妖艶さ。どれもいいものです」

「ファナ殿も日々満たされているようでなによりだ」

「今後も順調にいきそうですし、もっと多くの子の可愛いところを見られそうで楽しみですわ!」


 もしかするとカンジョ殿よりもファナ嬢の方が演劇を楽しんでいるのかもしれない。

 欲望のままに動いて、脚本などに口出しを始めたら止めなければならないだろうが、今のところはそのような様子もなく舞台や練習風景を見て満足している。脚本や演出に口を出すにしても権力で無理を通すのではなく、きちんと専門の者と相談したうえで合意を得られたならば問題もないのだろう。


「舞台といえば、そろそろ開演一周年でいつもより気合いを入れたものを予定しています。よろしければ見物にいらっしゃいませんか」

「カンジョも出るのですよ。ぜひ一緒に見ましょう!」


 ファナ嬢が手をとって誘ってくる。


「わかった、たまには友人の頑張りをこの目で見るのも一興。招待させていただく」


 詳しい日時などは招待状とともに送るということになる。

 ミーアも誘ってみるか。たまには私から誘えと言われていたしな。ビルフェ殿下との話題の一つになるだろう。ミーアを誘うことを伝えると、二人とも頷き了承する。三度くらいだが同じ日にうちに来訪し、顔を合わせたことがあるため、見知らぬ他人というわけでもない。


「あ、王太子殿下が挨拶されるようだよ」


 カンジョが静かになり始めた会場の変化に気づく。

 皆の注目が集まっている方向を見たが、人が多くてビルフェ殿下や近くにいるはずのミーアの姿は見えない。

 しかし魔法を使っているようで挨拶の声だけは聞こえてきた。集まってくれたことの礼と楽しんでいってほしいという無難な挨拶だった。ミーアから伝え聞くビルフェ殿下の性格はまじめなものだから、突飛な挨拶にはならないだろう。

 挨拶が終わり、拍手が静かになって夜会が始まる。しばらくは食事や雑談の時間が続く。

 ファッテンベル家もキショウ家もまだ挨拶の途中なので、わかれて挨拶に向かう。

 父上たちについていくうちに、ビルフェ殿下の近くを通り、一言挨拶しにいくことになった。

 少しして私たちの順番が来て、父上がビルフェ殿下に自己紹介し挨拶する。ミーアが真面目な顔で少し離れたところにいるので、そちらに小さく手を振ると向こうも振り返してきた。


「ファッテンベル家か」

「いかがされましたか?」


 ビルフェ殿下が名前に反応したことで、父上が尋ねる。


「いや、友人からよく名前を聞くのでな。シルベローナという娘がいると聞いたが」

「はい。シルベローナこちらに」


 殿下の前では愛称で呼ばずに、私を見て小さく手招きする。


「こちらが長女シルベローナです」

「初めまして。ファッテンベル家長女シルベローナと申します」

「ミーアからよく君のことは聞くよ」

「彼女の前では令嬢らしさを欠いたふるまいをしていましたから、あまり良い話ではなさそうですね」

「まあ、ね。でも良い友人だと言っていたよ」

「私も彼女のことは好んでいます。今後も変わらぬ付き合いをしていきたいです」


 ビルフェ殿下に合わせたお世辞ではないと察したのか、笑みを浮かべて頷いてくる。ちらりと視線をミーアに向けると、会話が聞こえていたのだろう少しだけ顔が赤らんでいる。


「いつか彼女も交えて話してみたいものだね」

「いつかそのような機会があれば」


 あまり気乗りはしないな。ビルフェ殿下を狙っている令嬢たちに睨まれそうだ。


「珍しい」

「なにがでしょうか?」

「今の話、あまり乗り気ではないだろう? ほかの貴族に先ほどのような話をすると嬉しそうにするものだ」


 見抜かれたか。さてなんと答えればいいのやら。頷くのは不敬、否定すると嘘を吐いたことになりやはり不敬と受け取られかねない。

 私がなにか言う前にビルフェ殿下が動いた。


「ああ、答えにくい質問だったな。忘れてくれ」

「恐れ入ります」


 そう答えると隣にいる父からもほっとしたような雰囲気が感じられた。そして口を開く。


「あまり私たちで時間をとるのも他の方々に申し訳ありません。この辺りで下がらせて頂いてもよろしいでしょうか」

「ああ、そなたたちも夜会を楽しんでいってほしい」


 ファッテンベル家一同で頭を下げ、その場から離れる。すぐに別の貴族が殿下に近づき、挨拶を始める。


「少しばかり焦った」

「私もだよ。王太子殿下が流してくれてほっとしたよ」


 親子そろってほっと息を吐く。母上が私と父上の背中にそっと手を当てて労わってくる。

 また休憩しようと家族で食べ物などがある場所へ向かう。そこで十五分ほどゆっくりとすごし、また挨拶のため会場を歩く。

 挨拶を終えて、カナッペなどをつまんでいるとガルフォードとカンジョ殿とファナ嬢がやってきて雑談が始まる。この様子を見て、離れても大丈夫だと判断した家族が個人的な知り合いへと会いに行く。

 

「ダンスが始まったみたいだ。シルベローナ、手をいいかな」

「ああ」


 差し出されたガルフォードの手に私の手をのせる。


「ガルフォード様の次は私が踊りますわ。お相手お願いできますか」

「……まあ、かまわんが男たちを誘った方が良いのではないか」

「気になる方はいませんし、可愛い方と踊った方が楽しいです」

「そうか。とりあえずカンジョ殿が暇になるだろうし、相手してあげたらどうだ」

「というわけでお兄様、踊りませんか」

「はいはい」


 仕方ないなといった表情で、カンジョ殿はファナ嬢の手をとる。

 ダンス用スペースに移動する途中で、ガルフォードへとどこかの令嬢が話しかけてくる。その視線には熱が篭っているように見える。


「ガルフォード様、踊りの相手をお願いしたいのですが」

「すまない。婚約者としか踊るつもりはないんだ。ほかの相手を探してほしい」

「婚約者……そちらの方が?」


 令嬢がこちらを見る。会釈だけ返した。


「ファッテンベル侯爵家令嬢のシルベローナだよ。二年前から婚約している。もう行っていいかな、シルベローナとのダンスを楽しみにしていたんだ」


 ガルフォードの言葉を受けて気落ちした様子の令嬢は一礼し去っていく。


「わが婚約者殿はもてるのだな?」

「何度か令嬢に声をかけられたことはある。婚約していると知らないからだろうね。でも今日シルベローナと一緒にいるから関係を察して、声をかけてくる令嬢は減るんじゃないかな」

「それだけ好意を向けているのですから、よほど鈍い人でなければ関係に気づくでしょうね」


 カンジョ殿も同意する。しかしファナ嬢はそうは思っていないようだ。


「どうでしょうね。婚約者がいても強引に迫って奪い取ったという話は聞いたことがありますから、諦めない方もいらっしゃるかと」

「シルベローナに外面も内面も敵わない令嬢ばかりだから、強引にこられても邪魔なだけなんだけど」


 はっきりと言い切ったガルフォードの返事に、ファナ嬢は一瞬目を見開いて笑顔になる。


「本当にガルフォード様はシルベローナ様に首ったけですわね。それだけ惚れこんでいたら万が一ということもなさそうで安心ですわ。もし泣かせるようなことがあれば上位貴族といえども殴りにいくところです」

「それは怖い」


 ガルフォードはわずかに体をのけぞらしている。怖いと言ったのは本心らしいな。


「あの言い方だと嬉し泣きでも殴りにいきそうですが」


 呆れをにじませてカンジョ殿が私に言う。


「さすがにそこは配慮するだろうさ」

「まあ、そうですよね」


 カンジョ殿が小声で一応念を押しておこうと言ったのが聞こえてきた。妹への信用がない。暴走したときの妹に関して不安があるのだろう。そのときは私も止めるとしようか。

 ダンススペースに着き、すでに踊っている人に混ざってガルフォードと向かい合う。近くでキショウ兄妹も踊り始めた。

 離れてたところではガルフォードの兄上殿も踊っていて、順番待ちしている令嬢の姿も見えた。


「シルベローナ」


 名前を呼ばれ一歩近づかれて、手をとられ、背中に手を回される。私からもガルフォードの背に手を回し、手を取る。

 こうして触れるとしっかりとした体だとわかる。この二年とその前からの努力の成果だな。思わず指を動かし服越しの感触を確かめる。柔らかすぎず、低反発枕のようにゆっくりと沈む感触だ。

 ガルフォードが戸惑ったような表情になった。


「どうしたの?」

「ん? ああ、すまないな。筋肉の感触を確かめていた。踊ろうか」


 セクハラだったな。しっかりとダンスの相手をこなすことでセクハラの詫びとしよう。

 ゆったりとしたリズムの音楽にのって、習ったステップで踊っていく。

 ガルフォードはニコニコとしていてとても楽しげだ。詫びとなっているようでなによりだ。


「この時間が永遠に続けばいいのにって思うよ」

「永遠は体力がもたないな。それにちらちらとファナ嬢がこちらを見て順番待ちをしている。まあ、こうしてガルフォードと踊る時間は悪くないと思う」


 曲が終わり、離れる。

 寂しげな表情だったガルフォードは、すぐに私に抱きついてきたファナ嬢を見て苦笑となる。

 カンジョ殿と話しながらスペースの端に向かっていった。

 曲が始まり、女同士で踊り始めた私たちは目立っていたが、子供といえる年齢だからか微笑ましい視線が多かった。



コッフィン男爵家長女 カルテア


 王子主催ということで多くの貴族が集まるこの夜会は原作キャラに会えるチャンスだ。原作が始まる前に繋がりを得ておけば、原作開始して接しやすくなる。シルベローナの干渉も防げるかもしれない。それに各キャラの悩みは子供の頃からのものもあるし、原作前に解決してしまえば悲劇は起こらないはず。好感度を稼ぐことができるし、悲劇も起こらないし、逆ハーレムルートへの機会を得られるかもしれない。

 お父様の挨拶に付き合いながら、そんなことを考え、周囲を見ていく。

 ここでなら主人公よりも早くに原作キャラに接触できるけど、なかなかみつけられない。原作キャラたちがまだ子供だから、容姿の違いでみつけにくいのかな。単純に人の多さってのもあるだろうけど。


「カルテア、疲れたかい?」

「大丈夫ですわ、お父様」

「疲れたら言うんだよ」


 心配してくれる今生での父親に笑顔で返す。お父様は男爵家当主。小さいながらも領地があり、領民にも嫌われてはいない。ごく普通の領地経営だから領民からの好意も高くなく低くもないといった感じだ。

 私を含めた家族には優しい父親であり、こういった人の娘として生まれたことは運がいいと思う。

 今日も日々真面目に学んでいる私を、多くの貴族に紹介して私自身の将来に繋がるコネとするため挨拶して回っている。

 正直に言えば、いろいろな人に挨拶して回るのは疲れるけど、お父様の心遣いと原作キャラに会うためという目的のため疲れは見せない。

 お父様は私を連れて挨拶を再開し、王子の挨拶列にも並ぶ。ようやく原作キャラに会えるのね。

 ビルフェは婚約者候補たちの押しの強さに辟易としていた癒しを求めるキャラだから、がっついたら駄目よね。でも原作キャラを前にして我慢できるかしら。


「そろそろだ。緊張せず先ほどと同じようにすればいいからな」

「ええ、承知しております」


 すぐに順番が回ってきて、ビルフェが間近に! さすが美形キャラだ。子供時代でも可愛いね。それにキラキラしてて、気品とかオーラが本当に感じられる。

 興奮するどころじゃない。いつまでもうっとり見ていられる美形だわ。原作の声も気に入っているけど、声変わりしていない今の声も耳に心地良い。見惚れている間にお父様が挨拶して、促されて私も挨拶をする。そして離れる。なにか話してみたかったけど、うちみたいな弱小貴族がでしゃばることなどできるわけはなく、お父様はすぐにその場から離れた。

 もう一回見ておこう。次に会えるのは学院に通いだしてからだろうしね。

 振り返ると同年代の少女がビルフェに飲み物を渡していた。それをビルフェは微笑みながら受け取っている。あー、あれミーアだ。面影がある。こんな前から関わり合いになってたんだなぁ。しかも雰囲気がいい。原作だとあまりいい感情持たれてないのに。ここから押しの強さが高まっていくのかな。アドバイスすれば、そういった強引さは減るかもしれないけど、私の幸せのためには助言なんてなしよね。ビルフェと結婚できなくても、公爵家の娘なら選びたい放題でしょうし、ライバルを強化する必要なんてないわ。


「お父様、喉が渇いたのでなにか飲んできてもいいですか」

「うん、かまわないよ。もう挨拶も終わるから。あとは私だけで大丈夫」

「ではお言葉に甘えて、休憩をいただきます」


 お父様とわかれて、飲み物をもらいに向かう。原作キャラがいないか視線をあちこちに向けながら歩いていると、ちょうど歩いている人の出てきた足にひっかかってしまい、よろけてしまった。


「きゃっ」

「おっと、大丈夫かい」


 足をひっかけてしまった人とは別の人にお腹に腕を回されて支えられる。助かったぁ。こんなところで転んじゃったらいい笑い者だわ。ってほっとしている場合じゃないわね。謝罪とお礼言わないと。


「支えていただきありがとうございます。そちらの方もぶつかってしまい申し訳ありません」


 足をひっかけてしまった人は気にしていないようで、頷いて去っていく。

 改めて助けてくれた人にお礼をと、顔を見ると見覚えのある人だった。攻略対象の一人、ガルフォードの兄、シャベイ・ベルクカッツだ。


「シャベイ、様」

「ん? どこかで会ったかな? すまないが覚えがなくてね」

「い、いえ。こちらが一方的に知っているだけです。改めて、支えていただきありがとうございます」


 きちんと習い覚えた作法に従い礼をする。


「偶然支えられただけだから気にしなくていいよ。きちんと周囲をよく見て歩くようにね」

「はい。このように大きなパーティーは初めてでいろいろと目移りしてしまいました」


 微笑ましそうにこちらを見てくる。美形からのこういった視線はご褒美だわぁ。


「じゃあ行くね」

「あ、よろしければダンスのお相手をお願いできないでしょうか」


 このまま別れるのはもったいない。駄目元で頼んでみる。少しだけシャベイは考え込んで頷いた。


「……いいよ。でもほかにも申し込みはあるから、長くは踊れない。それでもいいかな?」

「はい、お相手してくださるだけで嬉しく存じます」


 いやーほんとラッキーだわ。誰とも踊れないって思ってたし。相手を選ばなければ相手を探すのは難しくないのだろうけど、こんな立派なパーティーで踊れるのだからそんじょそこらのモブは避けたい。原作キャラみたいな美形に相手してもらって良い思い出にしたいもの。

 シャベイと一緒にダンススペースに向かうと、王子とミーアが踊り始めようとしていた。

 曲が始まり、シャベイにリードされて踊る。夢みたいな時間はすぐに終わる。あらかじめ言われていたように、曲が終わる前にダンスを終える。


「ありがとうございました。良い思い出になりました」

「それならよかった」


 このまま別れる前に少しでも印象に残れば、攻略に有利になるはず。原作で天才故に並び立つ者がいないと描写されていたから……。


「孤独というのは私にはよくわかりませんが、寂しいものだと思います。いつかその孤独が癒されることを願っておりますわ」

「……」


 シャベイの目から笑みが消える。顔は相変わらず微笑みだけど、目だけがこちらを探るように見てくる。すべてを見抜かんとする冷たい目は正直怖い。あれでよかったんだよね。原作でも主人公がシャベイの心境を突いて興味を持たれたんだし、間違ってないはず。

 恐怖を感じ取ったのか、視線が和らいだ。


「そんなこと言われたのは初めてで驚いてしまったよ」

「こちらこそ突然申し訳ありません。思ったことが口から出ていまいました。心に秘めておくことでした」

「名前をいいかな? 聞き忘れていたよ」

「はい。カルテア。コッフィン男爵家長女カルテアと申します」


 よしっ。名前を聞かれたということは興味を持たれたはず。


「カルテアか。またどこかで会おう」

「はいっ。お会いできることを楽しみにしていますね」


 やったやった。大収穫! 原作キャラ確認だけじゃなくて、繋がりも得たわ。この調子でどんどん攻略していくわよ。攻略法は知っているし、公爵夫人は確実ね。

 前世の終わりがあんなだったから、前世の分まで今生は絶対幸せになってやるんだから。もう二度とあんな死に方は嫌っ。いい男に囲まれて、贅沢して、寿命をまっとうしてやるわ。

感想ありがとうございます

あれはガッツベルク家の歪みが一部表面化した場面です


本編に関わるけど、知らなくても問題ない設定

現実逃避 → シルベローナ カルテア

現実受け入れ済み → コーラル 原作主人公(転生者)

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