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ЯeinCarnation  作者: 小桜 丸
6章:無風の渓谷

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Document:設定資料F

 用語や設定集をまとめたものです。

※六章に登場した用語や設定の情報のみなります。  


――――――――――――――――

【用語集(人間)】 

第一次(だいいちじ)終末聖戦(しゅうまつせいせん)

 ヘレンの両親が指揮をし、公爵へ戦いを仕掛けた戦争の名称。父親であるエゴン・アーネット、母親であるディアナ・アーネットが先代の十戒とカミル・ブレインを連れて公爵へと戦争を仕掛けた。

 しかし原罪の出現や予期せぬ事態により敗戦。生存者はカミル・ブレインのみとなった。この敗戦が原因となり、吸血鬼たちの侵攻を更に促進させることになった。



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【武装&道具(人間)】

雷鳴刀(らいめいとう)

 電気石を素材にした日本刀。刀身に落雷の模様が描かれ、橙色の鞘にはジュリエットの影絵が描かれている。鞘から引き抜く摩擦で刀身へ帯電させることが可能。重量はあるが切れ味は抜群。しかし刃こぼれが激しいのが欠点。

 名前の由来は「引き抜く動作で雷が鳴く」ため。


~緑色のゴーグル~

 ジュリエットが前頭部に着けているゴーグル。レンズ越しに赤外線の放射強度を分析し、対象の表面温度を赤色と青色で可視化する。エルドラドと呼ばれる大陸で発明された代物。このゴーグルをイチゴから託されたジュリエットは複製品をいくつも発明している。



――――――――――――――――

【街&施設(人間)】

~無風の渓谷~

 北の方角へ向かうために通らなければならない渓谷。過去は風が吹き荒れていたため『風の渓谷』と呼ばれていたが、吸血鬼の侵攻によって風が吹かなくなり『無風の渓谷』と呼ばれるようになった。

 奥地を目指そうとする者が次々と窒息死を遂げることで『死神の息吹』が立ち込めているという噂がある。しかしその正体は『地表から噴出する二酸化炭素』。酸素濃度が低いことがすべての原因だった。

 

 二酸化炭素を充満させていたのはヒュドラであり、地中や水中の酸素を取り込んでは二酸化炭素を吐き続けていた。


挿絵(By みてみん)



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【加護】

~一ノ戒 (ほむら)ノ加護~

 昼の女神ヘメラによって与えられる加護の一つ。「聖炎」と呼ばれる炎を身に纏う。見た目は銀の火花を散らす白色の炎。杭なしで吸血鬼を灰へと変えてしまうほどの灼熱な上、ソニア自身が負傷をすれば聖炎が怪我を瞬く間に完治させる。

 永遠に戦う体力、打たれ強い肉体、痛みに動じない精神。この三つが揃っているレインズ家だからこそ真価を発揮できる加護である。 

 

 詠唱は以下のようなもの。

『我が主ヘメラよ。我らは汝へ栄光を捧げ、汝より救いを授かりし者。我らが栄光を阻むは罪。我らへ汝の加護を与え給えば、我らが栄光なき罪人へ神炎(しんえん)を与え給おう』



――――――――――――――――

【人物(吸血鬼)】

Ruthven(ルスヴン)卿~

 怒りを象徴する四卿貴族の一人。孤独を愛し、孤独に生きる吸血鬼。人間や吸血鬼が寄り付かず、静かで独りになれる居場所を求めて旅をしている。独りを邪魔されると人間だろうが吸血鬼だろうがお構いなしに消そうとする。

 バートリ卿とは腐れ縁。ルスヴン卿が人間に手を出そうとすれば、毎度のことバートリ卿に阻止された。その為、唯一ルスヴン卿を抑制させられたのはバートリ卿のみ。

 スカーレット卿は「音痴野郎」と、ストーカー卿は「機械仕掛けクソ野郎」と酷く嫌悪している。


~食屍鬼:擬態型(ぎたいがた)

 白色の肌に細長い手足と長い胴体を持つ改良型食屍鬼。擬態能力を持っているため、認識できないよう姿を消すことができる。白目をギョロギョロと四方八方へ動かしているのは、カメレオンの遺伝子を組み込まれたから。

 

 擬態型の体温は一般的な食屍鬼よりも極度に低い為、気温の低い場所には住み着かない。擬態型は「人間の血肉と熱」を求めているため、獲物の肉をそのまま口にするのではなく、熱を通してから口にする習性を持つ。アレクシアを高熱の白煙で炙ろうとしたのはその習性が理由。

 

~浮遊生物:肉食型(にくしょくがた)

 ストーカー卿が散布した薬品によって大型化した浮遊生物、もといプランクトン。奈落の底に住み着いていた。ゲル状の半透明な肉体を持っており、落下してくる人間をその肉体で丸ごと呑み込んで捕食する。

 人の口の中へ半透明な触手を突っ込み、体外と体内の両側から効率よく溶かそうとする。一般男性でも取り込まれれば、二度と抜け出せない程に強い力を持つ。


 体温で人間か判断をしているため、岩などを誤って捕食することはない。ジュリエットは背負っていたリュックサックから落ちたことで、襲われることがなかった。



――――――――――――――――

血涙(けつるい):抽象化】

 アレクシアがバートリ卿から受け継いだ血涙の性質の一つ。眷属が持つ力の一部分を引き継ぎ、自身の力へと変える性質。自身の力へと変化させることで多様な扱いが可能だが、眷属すべての力を引き継げるわけではない。


Spiral(スパイラル)

 キリサメが考案し、アレクシアがヒュドラへ与えた新たな名。肉体を蒼色に発光させ、意識を集中させることで負傷した箇所を再生することが可能。この力を使って治癒した部位は肌の色がやや蒼色に染まる。


 キリサメ曰く、スパイラルの由来は「スパイラルって螺旋って意味だろ? ヒュドラのうねうねした頭とか、DNAとかって螺旋に似てるからさ。語呂も良かったし、そのまま名前にしたんだ」



――――――――――――――――

血涙(けつるい):具象化】

 セシリアがバートリ卿から受け継いだ血涙の性質の一つ。眷属から継いだ力をそのまま現実へと形にすることが可能になる。セシリアは継いだ力を武器へと変えていた。ただしあくまでも『眷属の力を武器にした』だけなので『セシリア自身の力』ではない。


~三獄炎ケルベロス~

 ユキトが名を考案し、セシリアがケルベロスを具象化させた大剣。灼熱の獄炎が大剣の周囲で渦を巻いている。三枚の刀身は上段、中段、下段と重なっており、セシリアの意志で左右に二枚の刀身を飛び出させることが可能。飛び出した三枚の刀身はケルベロスの三つ首のようにも見える。


 ユキト曰く、三獄炎ケルベロスの由来は「三枚の刀身に獄炎が付いているから三獄炎。ケルベロスって名前を付けたのは美少女さんの力じゃないから」


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