一家に一台、必ずある味噌汁だけ作るマシーン。
『味噌汁は、日本人の生きる源! 一家に一台どうですか?
味噌汁だけを作るマシーン。 味噌っ子クン。』
僕は朝起きると直ぐに、テレビをつける。
そして、そのテレビで流れていたCMが、味噌っ子クンだった!
僕も毎朝、必ず自分で【味噌汁】を作る。
具材は、冷蔵庫で余っているモノを何でも具にする。
卵があれば卵を、白菜、大根、具になるモノであれば、、、?
そう、何でも入れるかな?
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そんな時に、このCMをみて、僕は直ぐに欲しいと思った!!!
こんなに味噌汁を自分で作って飲むのだから、、、。
このマシーンを買って置いておけば、勝手に味噌汁を作ってくれるなら
めちゃめちゃこれ! 欲しいよ!!!
【いいじゃないかーーーい!】
▽
僕はお店に行って、このマシーンを早速買った。
このマシーンの凄いところは、、、?
何時に出来るか? 時間セットしてスタートボタンを押すだけ!
後は勝手に味噌汁を朝作ってくれる。
僕は寝る前に朝、7:00に味噌汁が出来ているようにセットした。
具材は、冷蔵庫の中のモノで味噌汁を作るでセット。
そして、僕が朝起きると、、、?
味噌汁が、勝手に出来ている。
しかも、、、?
『めちゃめちゃ美味しい!』
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こんなに美味しい味噌汁を食べたことがない!
僕は、毎朝この味噌汁マシーンで、美味しい味噌汁を食べる。
▽
そして1か月、マシーンで味噌汁を作ってもらっていた頃...。
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たまたま、僕がマシーンでセットした時間より早く起きてしまい...。
キッチンの方を見ると......?
誰? 知らないおじさんが、僕の家のキッチンで味噌汁を作っている!?
『えぇ!? あなた誰ですか?』
『一応、、、味噌汁を作るマシーンです。』
『いやいや? おじさん、どうやって家に入ったの??』
『いやいや? 味噌汁マシーンだよ!』
『不法侵入だよね? 警察呼ぶよ~!』
『ちょっと待って!! 味噌汁作ったから飲む?』
『まぁ~飲むけどさ~』
『直ぐに用意するからね!』
『ははい』
▽
どういう事なんだ? 何故、このおじさんが味噌汁を作っているのか?
『どうどう? 美味しいかい?』
『美味しいんだけど、、、? おじさんが毎朝、作ってくれてたの?』
『まぁ~ね!』
『いやいや? 本当に、どこから入ったんだよ!』
『管理人さんに、うまく言って、合鍵を、、、。』
『マジで!? 何やってんだよ!?』
『それと、、、? おじさんね? 押入れで生活してるんだ!』
『ここの押入れじゃないよね??』
『ここのだよ!』
『なんなんだよ! それ!?』
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『でもさ、どこから来たの?』
『味噌汁マシーンをキミが買ってくれた時に、おじさんもここに!』
『じゃ、さあ! このマシーンなんなんだよ!』
『ダミーってところかな? あはははっ~~』
『笑い事じゃないからね! 僕からしたら、知らないおじさんが僕の部屋で
味噌汁を作ってるんだよ! そりゃ~ビビるだろ!?』
『でも、おじさんの作る味噌汁、美味しいでしょ!』
『まぁ、美味しいよ~!』
『じゃ、おじさんをここに置いて!』
『... 仕方がない! よしとしよう!』
『ラッキー いえーい!!!』
『毎日、美味しい味噌汁を食べれるなら、おじさんも我慢するよ~!』
『いいね! その考え方!』
『そう?』
『YES!!』
▽
そして、僕はこの味噌汁を作るおじさんと一緒に暮らすことになる!
毎朝、めちゃめちゃ美味しい味噌汁を飲めるのは最高!
【おじさん、ありがとう!】
因みに、、、おじさんは、用がない時は押入れの中にいるよ。
味噌汁の研究でもしてるのかな、、、?
最後までお読みいただきありがとうございます。