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一家に一台、必ずある味噌汁だけ作るマシーン。

作者: 七瀬


『味噌汁は、日本人の生きる源! 一家に一台どうですか? 

味噌汁だけを作るマシーン。 味噌っ子クン。』


僕は朝起きると直ぐに、テレビをつける。

そして、そのテレビで流れていたCMが、味噌っ子クンだった!



僕も毎朝、必ず自分で【味噌汁】を作る。

具材は、冷蔵庫で余っているモノを何でも具にする。


卵があれば卵を、白菜、大根、具になるモノであれば、、、?

そう、何でも入れるかな?



そんな時に、このCMをみて、僕は直ぐに欲しいと思った!!!

こんなに味噌汁を自分で作って飲むのだから、、、。

このマシーンを買って置いておけば、勝手に味噌汁を作ってくれるなら

めちゃめちゃこれ! 欲しいよ!!!


【いいじゃないかーーーい!】



僕はお店に行って、このマシーンを早速買った。


このマシーンの凄いところは、、、?

何時に出来るか? 時間セットしてスタートボタンを押すだけ!

後は勝手に味噌汁を朝作ってくれる。


僕は寝る前に朝、7:00に味噌汁が出来ているようにセットした。


具材は、冷蔵庫の中のモノで味噌汁を作るでセット。


そして、僕が朝起きると、、、?

味噌汁が、勝手に出来ている。


しかも、、、?


『めちゃめちゃ美味しい!』



こんなに美味しい味噌汁を食べたことがない!

僕は、毎朝この味噌汁マシーンで、美味しい味噌汁を食べる。



そして1か月、マシーンで味噌汁を作ってもらっていた頃...。


たまたま、僕がマシーンでセットした時間より早く起きてしまい...。

キッチンの方を見ると......?


 誰? 知らないおじさんが、僕の家のキッチンで味噌汁を作っている!?


『えぇ!? あなた誰ですか?』

『一応、、、味噌汁を作るマシーンです。』

『いやいや? おじさん、どうやって家に入ったの??』

『いやいや? 味噌汁マシーンだよ!』

『不法侵入だよね? 警察呼ぶよ~!』

『ちょっと待って!! 味噌汁作ったから飲む?』

『まぁ~飲むけどさ~』

『直ぐに用意するからね!』

『ははい』



どういう事なんだ? 何故、このおじさんが味噌汁を作っているのか?


『どうどう? 美味しいかい?』

『美味しいんだけど、、、? おじさんが毎朝、作ってくれてたの?』

『まぁ~ね!』

『いやいや? 本当に、どこから入ったんだよ!』

『管理人さんに、うまく言って、合鍵を、、、。』

『マジで!? 何やってんだよ!?』

『それと、、、? おじさんね? 押入れで生活してるんだ!』

『ここの押入れじゃないよね??』

『ここのだよ!』

『なんなんだよ! それ!?』



『でもさ、どこから来たの?』

『味噌汁マシーンをキミが買ってくれた時に、おじさんもここに!』

『じゃ、さあ! このマシーンなんなんだよ!』

『ダミーってところかな? あはははっ~~』

『笑い事じゃないからね! 僕からしたら、知らないおじさんが僕の部屋で

味噌汁を作ってるんだよ! そりゃ~ビビるだろ!?』

『でも、おじさんの作る味噌汁、美味しいでしょ!』

『まぁ、美味しいよ~!』

『じゃ、おじさんをここに置いて!』

『... 仕方がない! よしとしよう!』

『ラッキー いえーい!!!』

『毎日、美味しい味噌汁を食べれるなら、おじさんも我慢するよ~!』

『いいね! その考え方!』

『そう?』

『YES!!』



そして、僕はこの味噌汁を作るおじさんと一緒に暮らすことになる!

毎朝、めちゃめちゃ美味しい味噌汁を飲めるのは最高!

【おじさん、ありがとう!】



因みに、、、おじさんは、用がない時は押入れの中にいるよ。

味噌汁の研究でもしてるのかな、、、?




最後までお読みいただきありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[良い点] おじさんが作っていたとは、盲点でした。 しかも、普段は押し入れに潜んでいることに笑いました。 [一言] おじさんは味噌汁を作った後の時間、何をしているのでしょうか。気になります。
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