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奴隷じゃない2

嬉しいコメントもらって、頭に花が咲いております…が、物語はシリアスです。

私は次の生があるのを知っている。だから今が辛くても、どこか傍観して自分を見つめることができる。奴隷の時も、そうだった。

だけど……屈辱感は、慣れないな。


ボタンが跳んで、借り物なのにと思った。手足を押さえつけられて身動きできず、男達を睨み付けた。


Γ何だあ、この女?悲鳴も上げないでやんの?」


のし掛かった男が言いながら、私の服を手荒く破った。

奥まった袋小路で、周りを囲む建物は高く日光を遮り、私と男達以外の人の気配はない。大声で助けを呼んでも、誰にも聴こえないのは、抵抗してから押し倒されるまでに分かってしまった。


歯を食い縛る。せめて泣くまい…


私の手を押さえ付けていた男が、剥き出しの肩を見た。


Γおい!こいつ奴隷だ!」


気付かれた。


Γあ、本当だ。奴隷の焼き印だな。」


右肩にコイン位の大きさの印。奴隷という言葉の頭文字が身を焼く痛みと共に付けられていた。

まじまじと男達が見て、それから侮蔑の色を浮かべて嘲笑った。


Γは!この女、誰のモンだ?」


顎を掴まれる。


Γこんな美人だもんな。散々弄ばれてんだろ?」


ぺっ!

唾を吐いてやった。顔に懸かった男が、驚きと怒りで手を振り上げる。

バシッ!

頬が熱いと感じた後に、急激に鋭い痛みが走る。口の中の血の味を呑み込み叫んだ。


Γ奴隷じゃない、私は、奴隷じゃない!!」


声が僅かに震えて悔しい。


Γ奴隷だろ?」


ひひ、と厭らしく笑い、男の一人が私の胸に顔を埋めて吸い付く。他の男の手が腿を伝う。

私は穢らわしさと怒りで、死にたいと思った。


ふっ、と被さっていた男の姿が突然消えた。気持ち悪い重みから解放される。

もう一人も襟を掴まれて、思いっきり後方に投げ飛ばされた。あとの男が、驚いて振り返る。


ロイが立っていた。


Γ……奴隷じゃないよ。ルリは僕の大事なお嫁さんなんだから。」


無表情だった。いや、怒りすぎて無表情になってるようだ。怒りでギラつく目で、男を睨んでいた。激怒したロイを初めて見た。


読んで下さって本当にありがとうございます!

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