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詩、紡ぐ場所(α)

かなしうた

作者: 蒼井托都

君のかなしみにそっと

寄り添っていてもいいかな

僕にも背負わせてなんて

簡単には言えないけど

今君の一番傍にいる人間は僕だから

君のかなしい理由を知る僕だからこそ


大丈夫だと嘘をついて

知らない場所で泣かないで

心配かけたくないなんて

無理して笑ったりしないで


いつの日かは分からないけど

そのかなしみが少しずつ癒えるまで

僕はずっと君の手を離さない

だから君は僕の手を握り返して


君のかなしみにそっと

寄り添っていてもいいかな

君の気持ちが手に取るように

分かるわけなんてないけれど

今君の一番傍にいる人間は僕だから

君を一番傍で見守っていられる僕だから


僕の肩を貸すから

ふと泣きたくなったら呼んでほしい

君に気付かれないように

僕もきっと泣いてるけど


いつの日かは分からないけど

そのかなしみが少しずつ癒えるまで

僕はずっと君を見守っている

だから君は強がったりしないで


いつの日かは分からないけど

そのかなしみが少しずつ癒えるまで

僕はずっと君の傍にいる

だから君はいつでも僕を呼んで






(C)Aoi Tact


コンビニでバイトをしていた頃に出会ったとある先輩関係の話をもとに書いていたような気がしますが、個人HPの更新記録を見るとどうも記憶違いかなと思ったり(これ書いている時期が早い


先輩には結婚を前提にお付き合いや同棲していた彼女さんがいてご両親公認、お義父さまとも酒を酌み交わす仲だったということですが、

とある日彼女さんのお義父さまが亡くなりました。

彼女さんのウェディングドレス姿をお義父さまに見せてあげたかったと悔やみながらも、

彼女さんを支えて生きていく決意を語ってくれたことを、ぼんやりとになってしまったけれど覚えてます。


この先輩とは震災の当日朝まで一緒に働いて、そこから道が分かれてしまいました。

年齢的なものや災害がきっかけでバンドマンの夢を追いかけることに集中することになりますが、

暫く経ってから連絡を取ったところ、彼女さんとは別れてしまったようです。

バイト先から離れた後は短期間で職を転々としていたようで、それはなーと思いつつ、どこか信用ならずとも憎めない先輩でした(って言い様がちょっとひどいかな


音楽の楽しさを教えてくれた兄貴のことを、今でもたまに思い出します。

今でも音楽を続けているのか、どこで生きているのか。

その頃に書いたいろいろを読み返して、よく思い出してしまうのです。

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