表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/11

必要なのは愛8

世の中の全てのことを知っている人。

それが神様。


「あ~…神様、これもう賞味期限切れてるじゃないですかぁ…もったいないけど、捨てちゃいますよぉ~!」

神様の台所にて、冷蔵庫の掃除をしていた天使があからさまに「あ~あ」と言った表情でそう告げた。

「えっ?あっ!それ、もう駄目だった?」

「駄目に決まってるじゃないですかぁ!神様!これ、一体いつのだと思ってるんですかぁ?」

「…んっ?ああ…ん…そうさなぁ…」

「私はプリンがこんな風になってるの初めて見ましたよ!」

若干怒り顔の天使に目の前に突きつけられたのは、1ヶ月ほど前に地方へ視察に行った際、その土地の神様からいただいた高そうなプリン。

「…そっかぁ…そうかぁ…ごめんね、いいよ、捨てちゃって下さい。」

普段滅多に食べられないと惜しがった結果がこれ。


世の中の全てのことを知っている人。

それが神様。

…だけど、忘れていくのも案外早いのも、また、神様。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ