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異世界勇者と現代軍師  作者: 黒宮
第一章:出発点
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第二話:軍師と勇者

家に帰ると、先程出てきた時と全く同じ状態だった。

取り敢えず青年と一緒に軽く片付けをして、テーブルを挟んで話し合う事にしたのだった。


「…で、さっき色々と言ってくれちゃってた訳ですけど?」

「ん?あぁ、そうだな」


割と真面目に話した筈なのに、この飄々としたというか、マイペースなのはどういうことだろう。

まぁ、それを言っても仕方が無いので話を進めることにした。


「…で、結局『強さ』で足りない物って何なわけ?」

「…さっきも言ったけど、『知識』と『策略』だ。さっき俺がやった見たいに、単純な力ではなく、その前から自分が有利になるよう相手を動かす事…かな」

「…知識と策略…ねぇ…だけど、それを手に入れてどうしようっての?」

「それは今後の事も含めて言うんだが……」


青年は少し考え込むようにした後、口を開いた。


「…ちょっと人助けしてみないか?」

「……へ?」


真意が分からない、それも突然の提案だった。




「…あぁ、そうだ、人助けだ」


もう一度繰り返す。もうこの時点で自分は後のプランが決まっている。

これに乗ってくれるか、と言うのが問題なのだがーーー


「…何をするのよ?」


ーーー食いついてきたので心配する必要はなさそうだ。


「…まず、こっから東に半日歩いた所に『レージャ』って言う街があるから、そこに行こうかと思う」

「…そこに何かあるの?」

「……何かが『ある』んじゃなく何かが『起きる』ってのが正しいかな。まぁ行ってのお楽しみって事で」

「…はぁ…まぁいいわ、この家に篭ってても別に何もすることないし、一応付いて行ってあげる」


完璧に予想通り。確かゲームで仲間になる時もこんな設定では無かっただろうか。

まぁそれは兎も角、これからの大凡の予定は決定した。


ーーーさて、次の「イベント」に向けて策を練るとしよう。

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