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200字小説

受験生への配慮

作者: コスミ

 ラーメン屋の夫妻が、煮立っている寸胴鍋を前に小声で話し合っている。


「春男のためなんですから」


「……いや、わかるけどね。でもウチの麺は、やっぱりツルツルしてなきゃ」


「ほら! またそんな、縁起の悪いオノマトペを……止めてください」


「ああもう、わかったよ。じゃあズルズル、いやスルスルな麺に変えるから」


「当然ですよもう。あと、あれも止めてください。替え玉」


「それは良いだろう! いや、良いってこともないが……」

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