第八話~支払い義務【後編】
機密情報処理班・第三分隊所属員紹介
休憩時の飲み物は?
コーヒー~アルマ・シリウス
コーヒー~クレメンス・ボンド
紅茶~ロジェ・タリス
緑茶~ノウマン・アント
コーヒー~アガト・リン
紅茶~イリス・フェイト
水~カロリーナ・ジェニー
「・・・なるほど」
慌てて、辺りを探り始める、アルマ。
裏切り者のクロードは、公国人に利用された被害者。
この事件は、第3班を陥れる目的ではなく、
元々、クロードの殺害を目的とした計画だったのだろう
第一の刺客は、雇われた殺し屋。
一般人の殺し屋を、家に潜伏させ、
訪ねて来たクロードを殺害する様、指示を受けていた
しかし、私を陥れるつもりのクロードは、公国人だと信じ、容赦なく反撃した
第二の刺客は、強欲な情報屋。
第3班の情報を流し、店主の自衛本能で、クロードを殺害しようと考えた
しかし、クロードは、何らかの理由で、煙草屋へは向かわなかった
だが、クロードが同行しない事は、計画の範囲内…
計画通り、孤立したクロードを、第三の刺客が殺害した
憶測になるが、クロードは、自らここへ出向いたと思われる
逃亡者の潜伏先に、心当たりがあったクロードは、手柄を独り占めしようとした
憶測が正しいのであれば…
情報屋が、公国人の潜伏場所を、クロードに売ったことが、事件の発端だろう
公国人の命を売った情報屋と、逃亡した公国人を探しに来たクロードを、
邪魔者と見なし、殺害する計画を立てた
しかし、潜伏場所を替え、密かに殺害する事も出来たのに…
「なぜ、わざわざ回りくどい計画を?」
ガサガサ。
建物の外から近づいて来る物音。
「・・・私か」
入口とは反対にある朽ちた窓へと移動する。
人が居ないことを確認し、音を立てない様に、そっと外へ出た。
自車へと向かうアルマの手には、クロードが使っていた通信機器と、薬莢が握られていた。
「雑な罠…証拠になるとは、思えないが・・・!」
懐に携えた銃を、ちらりと確認する、アルマ。
「・・・なるほど」
どうやら、私が持っている銃は、クロードの銃だった様だ
クロードに銃を向けた際、すり替えられたのだろう
本当の証拠は、死体の中に残された、銃弾。
死体の損壊が酷く、銃殺の疑いを、持たなかった
「クロードが被害者だという仮説は、訂正した方が良いだろう」
通信機器と薬莢を投げ捨て、車に乗り込む。
車に置かれた時計が、動いている事に気づき、車を降りる、アルマ。
お腹を擦り、腹が減ったとアピールしながら、歩き出す。
ある程度、車から離れた所で、走り逃げる。
ドーン!
爆発音と共に、熱風が吹く。
アルマが後ろを振り返ると、愛車が、木端微塵に爆発してた。
「公国人だというのに、真昼間から大胆な罠を張るとは…」
「あまり褒められた犯行ではないが…綺麗な花火だ」




