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戦争は跡に続く・・・  作者: 真知コまち


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7/11

第六話~侵された計略【後編】

機密情報処理班・第三分隊所属員紹介

 おにぎりの具は?

つな~アルマ・シリウス

こんぶ~クレメンス・ボンド

うめ~ロジェ・タリス

おかか~ノウマン・アント

つな~クロード・エイス

さけ~アガト・リン

さけ~イリス・フェイト

たらこ~カロリーナ・ジェニー


 現場の家に戻って来た、アルマとイリス。


 「ここです」

  荷物で塞がれた扉を、押し開けたイリスが、裏口から家に入る。


「妻と子は、ここから逃げた。裏口にも、見張りを立てていたはずだが?」

 人員に限りがある情報処理班は、一般の捜査員に、公国人とは伝えぜ、協力してもらっている。


 「それが、”誰も出て来てない”って、言うんですよ」


「その捜査員の証言に、信憑性は?」

 イリスが押し退けた荷物を、綺麗に積み直す、アルマ。


 「古株なんで、大丈夫だと思うんですけど…」

 「クロード先輩の件があるので、断言は・・・何しているんですか?」


 荷物が並ぶ床の間に、拭われた埃の後を見つけたアルマは、自ら積んだ荷物を、再び崩し始めた。

「なるほど。隠し扉だ」


 「隠し扉?良く見つけましたね、アルマ先輩」

  隠し扉を開け、細くて暗い、奥へと続くであろう道を覗き込む。


「おそらく、この扉を隠すため、わざと、部屋を荒らしていたのだろう」

 クロードが争った場所は、玄関の付近。

 だが、部屋の隅々まで、荒らされた形跡が残っていた。

 クロード達が、逃げた妻と子を、探し回った可能性もあったが…

 家から逃げ出したほうが、クロードにとっては、都合が良かったはずだ。

 改めて見ると、隠し扉のある部屋は、大通りから離れている。

 リビングの家具も、この部屋を隠す様に、配置してある。

 まるで、外から見張られることを、想定していたような作り… 


 「ここを進むんですか?私、嫌ですよ」


「今更、この先に進んでも、無意味だろう」

 隠し扉を閉め、イリスを置いて、部屋を出る、アルマ。

「もう、ここで得られる情報は無さそうだ。私は、先に帰る」


 「いや、私一人だけ入るなんて、絶対に嫌ですよ?嫌ですからね!」

  部屋の扉を押すが、外から力が加えられ、開かない。

 「あの~車の鍵、私が持ってますからね…」



 車で署に戻ったアルマとイリスは、通常業務である書類仕事をこなす、リンに会っていた。


 「死体は、本当に、一般人だったの!」

  無視するリンに、詰め寄る、イリス。


  「何度も、何度も…僕は、知らないの。調べたのは、室長だから!」


「ではなぜ、一般人である夫は、君たちを襲った?」


  「それを、今、調べていたところです」

   疑いの目を向けるアルマに、夫の住民情報を渡す。

  

「なるほど。死体は、あの家の夫では無かったという訳か」

 一通り、目を通した資料を、イリスに渡す。


 「本当だ~いつの間に、入れ替わって…」


「おそらく、私達が、見張りを始める前からだろう」


  「それは、僕達の捜査情報を知らないと、不可能では?」


「この事件自体、私達を狙った、罠だったのかもしれない」


「な~に、してるんですか、皆さん?」

 コーヒーを片手に持ったボンドに、後ろから声を掛けられた。

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