第四話 幼分(ロリ)のお友達
突然、初めて会った美少女は、瑠美ちゃんに軽快に挨拶してきた。すると、瑠美ちゃんは笑顔で、
「あー!星羅ちゃんだー!一緒に居るのは、星羅ちゃんのお姉ちゃんだよね?」
おお!この娘が噂の星羅ちゃんだったのか!!この娘の名前は、楠星羅、瑠美ちゃんの同級生の8歳の女の子だ。瑠美ちゃんと双璧をなす可愛いらしさだ。
「瑠美ちゃん?星羅のお友達なの?」
「うん、お姉ちゃん、星羅の親友だよ!!」
星羅ちゃんと一緒に原宿に来ていた女の子は、星羅ちゃんの姉、楠真琴ちゃん、小学6年生の美少女だ。
星羅ちゃんと真琴ちゃんは、僕を不思議そうに見つめている。
「星羅ちゃん、真琴ちゃん、こんにちは!僕は瑠美ちゃんのお姉ちゃんの、志穂の彼氏、日下部尚人と言う者だよ!」
僕は美少女姉妹に挨拶した。
「何で、瑠美ちゃんのお姉さんの彼氏さんが一緒なの?まさか、ロリコンさんなの?」
真琴ちゃんに核心を突く質問をされ、僕は焦った。
「ち、違うよ!?僕は今、彼女の志穂が風邪を引いているので、お姉ちゃんの替わりに瑠美ちゃんと原宿へ遊びに来たんだよ!」
僕はしどろもどろになりながらも、真琴ちゃんに弁明した。
「…ふーん、そうなんだ。なら安心した。」
そう言いながらも、真琴ちゃんは僕を不審の眼でみている。
「あ、若し良ければ、星羅ちゃんと真琴ちゃんも、一緒に遊ばない?」
僕は美少女姉妹にそう提案した。
「うーん、わたしは良いけど、本当にロリコンさんじゃないの?」
真琴ちゃんに、僕の正体を見抜かれ、かなり焦っていた。すると、
「真琴ちゃん、お兄ちゃんは凄く優しい人だよ!」
瑠美ちゃんはそう言い、僕を庇ってくれた。真相はど変態の真性のロリコンの僕は、何だか申し訳ない気持ちでいっぱいになった…。
「お姉ちゃん、良いじゃん。瑠美ちゃん達と一緒に遊ぼうよ!」
星羅ちゃんはそう言って真琴ちゃんを宥めてくれた。
「…うん、分かった、宜しくね、瑠美ちゃんと尚人お兄さん。」
真琴ちゃんも納得してくれた。こうして僕は、瑠美ちゃんと星羅ちゃん、そして真琴ちゃんの美少女3人と夢の原宿観光をする事になった!
生粋のロリコンである僕は、天にも昇る気持ちで浮かれていた!