第三話 僕と幼分(ロリ)と竹下通り
僕は志穂の看病と言う口実を利用し、妹の瑠美ちゃんと逢い、翌日の原宿デートにこぎつけることが出来、歓喜していた。
原宿には、志穂と何度かデートに来たことは有ったが、僕の本命の瑠美ちゃんと、明日デートが出来ると思うと、邪な妄想で頭がいっぱいになっていた。
翌日、僕は志穂の家に行き、瑠美ちゃんを連れだして、原宿に向かった。
移動中の電車の中で、瑠美ちゃんは僕に、小学校での出来事をとめどなく語ってくれた。
「お兄ちゃん、瑠美ね、友達の星羅ちゃん達と、恋バナとかするんだー。」
以前から瑠美ちゃんに聞いてはいたが、瑠美ちゃんのお友達の星羅ちゃんも、中々可愛らしい女の子のようだ。機会があれば、お友達の星羅ちゃんにも会ってみたいと思った。
「へー。瑠美ちゃん達は、未だ小学2年生なのに、恋バナとかしたりするなんて、大人だねー。」
僕は瑠美ちゃんの理想的な男性であるか、若干不安になっていた。
そうこうしている内に、電車は原宿駅に着いた。
「わぁ、沢山の人が居るねー。瑠美ちゃん、しっかり掴まっていてね。」
瑠美ちゃんと竹下通りに到着した。土曜日なだけあって、かなりの人で溢れていた。僕の大好物の小中学生の女の子達も沢山いた。
僕は瑠美ちゃんとはぐれないように、しっかりと手を繋いでいた。
「瑠美ちゃん、何か欲しいモノとか、食べたいものとか有る?」
僕は瑠美ちゃんに、そう尋ねた。すると瑠美ちゃんは、
「お兄ちゃん、わたし、クレープが食べたいなー。」
と、僕におねだりしてきた。僕も丁度、甘いものが食べたいと思っていたので、好都合だ。
「瑠美ちゃん、了解だよ、僕もクレープたべたかったよ!」
僕と瑠美ちゃんは、行列の出来ている、人気のクレープ屋さんに並んだ。暫くして、僕たちの注文の時間までやって来た。
僕はバナナキャラメルクレープ、瑠美ちゃんは生クリーム苺クレープを注文した。そうこうしている内に、注文したクレープが出来上がった。
「お兄ちゃん、このクレープ、凄く美味しい!」
瑠美ちゃんは嬉々としてクレープを堪能している。
すると、
「ねぇ、わたしのクレープ、一口食べてみる?」
そう言って、瑠美ちゃんは食べかけのクレープを僕に差し出した。瑠美ちゃんの唾液がついた、食べかけのクレープ、間接キスってヤツだ!
「え、瑠美ちゃん、ぼ、僕が食べても良いの!?」
僕は少し狼狽したが、幼分補給が出来るとは、素晴らしい機会だと喜んだ。
「はい、お兄ちゃん、あーんして。」
瑠美ちゃんが食べかけのクレープを差し出す。
「う、うん、あむあむ…。」
瑠美ちゃんの唾液の付いたクレープをひとくち食べ、僕は幸せな気持ちでいっぱいになった!
「あー、瑠美ちゃんじゃん、こんにちは!」
二人でクレープを堪能していると、突然、僕の知らない美少女が、瑠美ちゃんに話しかけてきた。