表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

31/56

第三十一章  --- 繋がり ---  (1)

2221年 4月10日(火)PM18:00


挿絵(By みてみん)


「パリピー!」

マリアが右手を振って、いつもの挨拶だ。


「遅れて申し訳ありません。」

アリスが丁寧にお辞儀をする。


挿絵(By みてみん)


ここは、第三魔霊法大学国立図書館の

3階会議室。


楕円形のダークブラウンのテーブルに

沿うように、20脚のベージュの椅子が

用意されている。


◇◇◇


--第三魔霊法大学国立図書館--

大学の空中回廊のビル群からは独立した、

縦100m横200mの豆腐型の建物で

特殊コンクリートで出来た3階建て。


全てが黄色いタイル貼りで、斜めに

切れ込みが、幾つも入った様に見える

窓があり、スタイリッシュなのが特徴だ。


図書館とは言っても昔とは違って、

紙媒体の雑誌や書籍が並ぶことは無い。


各州内の殆どの図書館は、データー

センターと名前を変更していた。


通常1階の受付でタブレットを受け取り、

必要な情報内容をダウンロードして、

内容に()っては持ち帰り出来ないものも

多く存在する為、図書館内で読書と

いうより、閲覧すると言った方が近い

かもしれない。


ただ人によっては、電子脳、量子脳などには、

過去1週間の自身の目からの情報が自動的に

録画されるようにレコーダ機能が設定されて

おり、この図書館の機密保持の為のルールは

事実上、形骸化されていたのだった。


この図書館の建物の地下に存在するスパコン

データーサーバーには、約95万ペタ

(950ヘクサ)の容量があり、約300年分の

文字媒体、写真媒体、映像媒体が保存され

ていた。


人類が持つ記録貯蔵施設としては、

6番目の大きさがあった。


◇◇◇


昨夜、マリアの元に理事長から秘匿(ひとく)回線を

使ったメールが届いた。


---明日PM18:00図書館3階会議室、

 アレン学長について、調べる事が出来

 たら、何か判る事が有るかもしれん。---


と言った内容だった。


図書館は今日、は17:00に故意に閉館

された為、受付を含め誰も居なかった。


二人は3階の薄暗い会議室に入ると、

正面の量子パネルのみ煌々と輝いており、

左端に一人、彼女は立っていた。


◇◇◇


「校長室のパソコン等は全てFBIが押収

 しましたので・・・・」


丁寧に話しながら、プロテノールは二人に

正面の量子パネルを観てもらいながら、

両手で操作を続ける・・・


プロテノールに近づいて、判った事が有る。

黒っぽいパンプスに黒のパンツスーツ、

黒っぽいブラウス、余り代わり映えしない

ファッションだ。


挿絵(By みてみん)


「パスワードが判りましたので、彼が最近、

 学長室の大学のパソコンで観た内容など

 ここのスパコン端末で、全て調べる事が

 出来ます。まずはご覧下さい・・・」


プロテノールの手が急に止まった。

驚いたようで、顔色が悪い。


「ふーん!なになに・・・ビアノルクラメル

 宛てにメールを送ってるわね・・・

 届かずに、戻ってるわよ。」


マリアが興味津々に名探偵のように話す。


「・・・そんなはず・・・ない・・・」


プロテノールの様子が変だ・・・

彼女はメールの画面を観て固まっている。


「パピリオ様、大丈夫ですか。」

アリスが静かに尋ねる。


「・・・・大丈夫です。藤原様・・・」


プロテノールの心に、過去の様々な

出来事が走馬灯のように巡り、平常心

では居られずにいた。


(死んだはずよ・・・・お父さま!)


「さあ、退いてのいて!ほんと、貴女、

 大丈夫?私が操作した方が早いわ。」


マリアはせっかちだ。


プロテノールはゆっくり歩いて戻り、

会議机自体に立って腰掛ける、

アリスの更に後ろの椅子に腰かけて、

(うつむ)いた。


「さあ、アレン学長を丸裸にするわよ!」


マリアが端末のボードを触ると直ぐに、

大パネルの画面が恐ろしいスピードで、

色々な物を映し出し始めた。


10秒程して、大画面の点滅が止まる。


「消されたメールデータの中にあった、

 このブル研究所へ送った添付データが

 匂うわね。問題がありそうね!」


意気揚々(いきようよう)にマリアが話す。


「パリピ!この添付データを復活して

 ちょうだい。」


データの題名は【M・THEORY(エム・セオリー)】と

なっていた。



◇◇◇


有難うございました。

続きが読みたい。いい感じ。興味ある。仕方ないな。

関心を持って下さった皆様。

【★★★★★】をお願い致します。

とても励みになります。

ブックマークも出来る方は、

どうぞ宜しくお願い致します。(りん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ