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第14話 これから、依頼を達成します


エリスが申請してきた依頼内容である薬草が生えている場所は、このウグランタ街の東の方角にある「ククルスの森」というところだった。

この「ククルスの森」に行くに至って、最初エリスが馬車を借りて馬車で「ククルスの森」まで行こうと提案してきたが、依頼用紙をよく見てみるとこの「ウグランタ街」から「ククルスの森」までは数十分程度で着くことができると書かれていたため、俺たちは「ククルスの森」まで歩いて行くことにした。

「ククルスの森」に行くために、ウグランタ街の城門から外に出ようとした時、門兵の兵士二人に話しかけられ、これから「ククルスの森」に行くことを話したら二人の門兵が「ククルスの森」のことについて簡単に話してくれた。

二人の門兵が言うには、「ククルスの森」は他の森などど比べて比較的安全な場所だが、時々魔物や盗賊などが潜んでいる可能性があるらしい。

俺たちは、改めて二人の門兵の話を聞き、気を引き締めて城門を潜り抜けて目的地である「ククルスの森」に向かった。


「ククルスの森は他の森と比べて比較的安全な森らしいけど、あの二人の門兵が言ってた通り時々魔物や盗賊などが潜んでいる可能性もあるから、気を引き締めて慎重に進んで行こう」


「そうね」


「はい、分かりました」


ウグランタ街を出発してから十五分。

俺たちは、目的地である「ククルスの森」に何事も無く無事に到着することができた。

俺たちは、「ククルスの森」の入口で改めて二人の門兵が言っていたことを確認して、魔物や盗賊などに襲撃されても素早く対応できるように再び気を引き締めて「ククルスの森」の中に入って行った。




「ちょっと、これってどうゆう事よ!?こんなに、歩き回っているのに未だに薬草が一本も見つからないってなんなのよ!?」


「エ・・・エリス、少しは落ち着いて。そんなに怒ったて薬草は見つからないよ」


「シリリアの言う通りだよエリス。薬草は思いの他小さい物だからそんなに簡単に見つかる訳は無いって」


「そ・・・それは、そうだけどさ・・・・・・。いくら、薬草が思いの他小さい物だからって、三十分近くも探しまくっても一本も見つからないっておかしくない!?」


「・・・・・・まぁ、確かにそうだよね」


「確かに、そうですよね・・・。三十分も探して見つからないのは流石におかしいですよね・・・・・・」


あれから、「ククルスの森」を歩き回ること三十分。

俺たちは、組まなく森の中を探し回ったが、お目当ての薬草を一本も見つけることができていなかった。

そして、薬草が見つからないことでイライラがマックスに達してしまったエリスが森の中で声を荒らげてキレてしまった。

最初は、俺とシリリアも声を荒らげてキレているエリスのことを宥めていたがエリスの「三十分も探し回って薬草が一本も見つからないっておかしくない」と言う発言を聞き確かに三十分も探し回っても薬草が一本も見つからないおかしさを再認識した。


「うん、取り敢えずこのまま無闇に森の中を歩き回っていても埒が明かないし、俺のスキルの一つで薬草を探してみるよ」


「・・・・・・レイジ君の、スキルですか?」


「あぁ、スキルだ」


「【スキル 探索】」


俺は、取り敢えずいつまでもこうして無闇に森の中を歩き回っていてもしょうがないと思いスキルの一つである「探索」を使用してお目当ての薬草を探すことにした。

「スキル 探索」を使用した結果、お目当ての薬草はここから西の方角に二キロほど歩いたところに生えていることが分かった。


「なるほど。どうやら、薬草はここから西の方角に二キロほど歩いたところに生えているみたいだ」


「・・・・・・ねぇ、それって本当のことよね?嘘を言っているわけじゃ無いわよね?」


「嘘じゃないって」


「まぁまぁ、エリス。取り敢えず、今はレイジ君のスキルを信じてみようよ」


「・・・・・・分かったわよ。シリリアがそこまで言うならあんたのことを信じてあげるわよ。でも、もし薬草が生えて無かったら覚悟しなさいよ」


「わ・・・分かったよ」


「スキル 探索」を使用しお目当ての薬草が生えている場所を確認した後、俺は後ろに居るエリスとシリリアの二人に薬草が生えている場所を伝えた。

シリリアは俺の言っていることについては最初から信じてくれていたようだったが、エリスは何故か俺のことを怪しんでいるようだった。

だが、取り敢えずシリリアがエリスのことを宥めてくれたお陰で、まだ少し怪しんでいたようだったが俺のことを信じてくれていたようだった。

俺は「スキル 探索」を使用したまま、二人を先導しながらお目当ての薬草が生えている場所まで歩いて行った。




そして、しばらく歩くこと十分。

自分たちの数十メートル先に木々が集中的に生えている場所があり、その場所に俺たちが数十分以上探し回っていたお目当ての薬草が何十本も生えていた。

俺たちは、薬草が生えていることを確認すると直ぐにその場所に向かい歩き出した。


「・・・・・・まさか、本当に薬草が生えているとは思わなかったわ」


「取り敢えず、今は依頼を達成するために薬草を採取しましょう」


「そうだな」


「そうね」


薬草が生えていることを確認した場所に到着すると、そこには想像以上のお目当ての薬草が何十本もぎっしりと生えていた。

本当に薬草が生えていたことに対してエリスとシリリアの二人は驚いていた様子だった。

だが、二人は驚きながらも依頼を達成するために目の前に生えている薬草を採取し始めた。

そして、薬草を採取し始めてから二十分。

俺たちは、依頼内容でもある薬草を全て採取することができた。

そして、採取した薬草をそれぞれ三人で分けそれぞれの鞄に詰め込み、魔物や盗賊などの襲撃に備えながら「ククルスの森」の中を進んで行き、特に魔物や盗賊などの襲撃を受けること無く無事に「ククルスの森」から出ることができた。



行きは十五分しかかからなかったが、帰りは長時間森の中を歩き回っていたせいもあり、三十分以上の時間をかけて俺たちはウグランタ街に到着した。

ウグランタ街に到着した俺たちは、依頼達成の報告をするためにすぐ様冒険者ギルドに向かった。


「薬草採取の依頼を達成してきました」


「はい、確かに依頼内容である薬草三十本を確認致しまたした。依頼達成です。では、それぞれギルドカードの提示をお願い致します」


俺たちは、メリアさんに採取してきた薬草三十本を手渡した。

メリアさんは、俺たちから三十本の薬草を受け取ると、一本ずつ丁寧に数を数えた後、俺たちにギルドカードを提示するように言ってきた。

俺たちは、メリアさんの言う通りにそれぞれギルドカードをメリアさんに手渡すと、メリアさんはギルドの紋章が刻まれているハンコをギルドカードに押していった。

どうやら、このハンコが一定数貯まれば冒険者ランクが上がる仕組みになっているらしい。

まさにポイントカードのような仕組みだな。


「はい、それではギルドカードをお返ししますね。それと、こちらが依頼報酬の銅貨九枚です」


メリアさんは俺たちのギルドカードにハンコを押し終わると、ギルドカードと今回の依頼達成報酬である銅貨九枚を手渡してきた。

俺たちは、それぞれ自分のギルドカードを受け取り、依頼達成報酬である銅貨九枚もその場で三等分した。

依頼達成を報告し終わった俺たちは、今回の報酬を使い「喫茶店 オレンジ」でちょっとした打ち上げを行うと話し合い「喫茶店 オレンジ」に向かうために冒険者ギルドから出ようとした時・・・。


「あっ、レイジさん。ちょっといいですか?」


「大丈夫ですけど?一体、どうしたんですか?」


「実は、ギルド長がレイジさんと話したいと仰っていて、今時間は大丈夫でしょうか?」


「え・・・えーと、俺は大丈夫ですけど・・・・・・」


メリアに声をかけられた。

俺は、メリアさんに声をかけられると冒険者ギルドの入口付近で足を止め後ろを振り返った。

どうやら、メリアさんはギルド長が俺と話したいと言っていたことを思い出し、俺のことを引き止めたらしい。

俺個人には特に急ぎの用事は無かったが、エリスとシリリアの二人のことが気になり後ろをチラッと見た。


「あぁ、わたしたちは別に大丈夫よ。先にオレンジに行って打ち上げ始めてるから」


「そうゆうことなので、ゆっくりとギルド長さんとお話していても大丈夫ですよ」


「は・・・はははっ、どうやら大丈夫みたいです」


「そ・・・そうですか、それでは私に着いてきてください」


「はい、分かりました」


エリスとシリリアの二人は面倒ごとには関わりたく無いと思ったのか、「先にオレンジで打ち上げ始めてるから」と言い、足早に冒険者ギルドから出て行ってしまった。

そして、一人冒険者ギルドに残された俺はメリアさんの案内の元ギルド長が居るであろう冒険者ギルドの二階の階段を上って行った。

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