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基の照合

サブタイトルなんかかっこいいけど、ただの考察回です。たぶん。


思わぬ発見は、雑談の中で生まれた。


「そう言えば、レイシャさんのステータスってどんな感じ?」

「ステータス? なんだそれは。」


ですよね~。テスター勇者の未開の地ですからね。

これはおれの知識無双の時代がやって参りました。やっぱこれだよな!異世界転移ってやつは!

おれ、スマートフォン持ってきてないし、平均値でいいよとか言って、チート能力もらっているわけでもないし。


このくらい恩恵あっても良いと思うのですよ。うん。


「ああ、何だスキルチェックの事か。それはみんな幼少の時からやっているぞ。」


う、うん?


「私の場合は、スキル・チェンジとか、シャドウだな。実用的なスキルは。ディープ・ランと合わせて

 3つだな。」


「レベル上げって言って伝わる?」

「聞いたことはないが。」


「魔物倒して、攻撃力上がったり、俊敏性上がったり、後ほら、防御力上げたりだとか。」

「何で魔物を倒すだけで強くなるんだ? 確かに実践に勝る経験はないが。」


ど、どうやらこの世界を見誤ったようだ。多分、おれがテスター勇者だから、後から真打ちの本物の勇者

が来るとは思うが、どんまい。多分、君も同じミスするはずだ。


************


「そ、そうだ。ステータス・オープンって言ってみて。」

「すてーたす・おーぷん? なんだそれは?」


「お、おい。レイ何か出たぞ!」

「神託の新たなお告げか?」


え。いや、神託ってこんな感じに出てくるの? それは知らんかった。


「勇者/逸脱者って書いているな。何だこの文字は読めない。」


「ワッツ? テスター勇者では?」

「うん?違うぞ? 前はそんなふうに書いていたのか?」


「たぶん、あれだろう。心当たりはあるのだ。恐らく、私がもともと持っていた、スキル・チェンジで

最適化されたんじゃないか。シャドウから、シャドウブーストとかシャドウダイシャリンとかも出来るようになった例があるからな。」


なんだ。それは。もはやチートどころじゃねえぞ。


「ロックを解除しますかって出ているんだが? これどうしたら良いんだ? お、おい。どうした。レイ?」


おれはショックで、地面に突っ伏していた。


「大・草・原!!」


「急にどうした。私は何かまずい事言ったのか? 今の会話の中からなぜ草が? まさか植物を操るスキルが関係しているのか?」


そんなワクワクされても。どうせ、おれは、お試しですよ。当て馬ですよ。(涙)


「す、すまん。不謹慎だったな。もともとはレイのものだ。大丈夫だ。レイに体を返せれば、すべてお前のものだ。」


ハッ。なんだ天才か! そうだよ! おれはこれから、勇者/逸脱者だ!

逸脱者ってかっこ良くね!? 覚醒勇者よりよっぽど良い!


「うっしゃ~。おれの時代だ!」


なんか知らねえけど、おれにも運が向いてきた気がする!

レイシャさんのステータスWnidow表記なぜか見えないから、おれは模写を取っておいた、手帳を開く。


やっぱハードは冗長性高くて良いですな!


ー----------------------


職業:勇者/逸脱者 


鑑定


魔眼


魔法


ユニークスキル:模倣魔法


魅了


体力


ー---------------------


取りあえず、レベルと意味の分からん数字消したらこんな感じになるな。


うっわ強そう。今からニヤニヤが止まらないぜ。


ヌルフフフフフフ。



「しかし、心配だな。レイが勇者だったとは。」

「え。念のため聞いておくけど、まずかったりします?」


「別の世界線から、攻めて来る侵略者を打ち倒す者と世間では言われているが。」

「え。かっこよくね!いいじゃん!いいじゃん!」


「規格外のスキルなどをいくつも持ち、皆を統べる、選ばれしもの。だが、実情は肉の壁だ。」

「あ、結構辛口ですね。」


おいおい。まさかのマルチバース展開かよ!今最熱なんだが?


「心配だな。私の知り合いに至急確認せねば。」


レイシャは影の中を高速で移動していった。




















後に世界大戦あるみたいです。歴史は繰り返されますから。

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